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【捲土重来選挙】200X次期衆院選スレ

2147名無しさん:2008/01/08(火) 23:51:27
秋田魁新報 社説:野呂田氏引退 新たな活力生む契機に
 本県の現職国会議員では唯一の閣僚経験者で、最古参の野呂田芳成衆院議員が今期限りでの引退を表明した。自らの引き際を「潮時」と表現し、「後進の育成も政治家の義務」として、自身が自民党県連会長時代に擁立した元参院議員の金田勝年氏を後継に指名した。郵政民営化に対する一貫した反対姿勢と同様、自分の信条を曲げない政治哲学が垣間見える。

 参院議員時代(1期)を含めた議員生活は30年。この間、国政の場では農相、防衛庁長官、衆院予算委員長などを歴任した。地元への利益誘導との批判もあったが、大館能代空港の建設や日本海沿岸東北自動車道の整備など、立ち遅れている本県のインフラ整備への貢献度は大きく、その実績には率直に敬意を表したい。

 今後の焦点は野呂田氏引退後の県内政界である。衆院解散・総選挙をにらみ、各選挙区では候補者擁立の動きが相次いでいる。これまで現職で唯一態度を明らかにしていなかった野呂田氏の去就が明らかになり、秋田2区を中心に次期衆院選へ向けた各政党の動きは一気に活発化することになろう。

 本県関係の現職国会議員は野呂田、二田孝治(比例東北)の両氏を除き、いずれも自民党単独政権が崩壊した1993年のいわゆる「55年体制崩壊」後に誕生している。2003年衆院選での落選後に引退した元官房長官の村岡兼造氏に次ぎ、県内政界に強い影響力を持つ野呂田氏が第一線を退くことで、世代交代はより鮮明になる。

 この変革期ともいえる大きなうねりの中で迎える次期衆院選だけに、次代を担う確かな力量を備えた政治家の登場が待たれる。国政はもとより、格差問題にさらされる地方の声をしっかりと受け止め、地方復権に力を発揮する若きリーダーである。

 今や選挙は地盤や看板がものをいう時代ではなくなった。有権者の期待や希望を的確にとらえた公約と確かな行動力がなければ、鍵となる無党派層の支持も得られない。その意味でも、7日に2区から出馬する方針を固めた金田氏も、野呂田氏から強固な地盤を引き継ぐ方向とはいえ、それがそのまま選挙戦に反映されるとはいえまい。

 2区は、郵政解散選挙となった前回、野呂田氏が自民党の公認を得られず無所属で出馬。「刺客」として送り込まれた公認候補と争う保守分裂選挙となった。党本部の意向に反して自民党県議の多くが野呂田氏を支援する「ねじれ」も生じた。野呂田氏の引退でそのねじれは解消されるが、一方で自民党の近江屋信広氏(比例南関東)が同じ2区から党公認での立候補に意欲を見せており、新たな調整も必要とされている。

 2区では既に、社民党県連代表の山本喜代宏氏が議員返り咲きを狙って出馬を表明している。今後の焦点は民主党の動向だ。衆院1議席に加え、参院でも推薦した2人が議席を獲得するなど、着実に県内基盤を強固にしている同党にとって、政権選択を国民に問う次期衆院選は党の命運をかけた戦いになる。有権者にとっても、より多くの選択肢の中から力量ある政治家を見極めたいはずである。

(2008/01/08 08:58 更新)


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