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大中華世界的話題

977千葉9区:2009/05/16(土) 12:27:06
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200905150007o.nwc
中国 習副主席 ポスト胡主席へ着々 最後のハードルは軍事委入り
2009/5/15

 中国の習近平国家副主席が、次代を担う若手幹部の育成の分野に強い影響力を見せている。2007年10月の第17回中国共産党大会で政治局常務委員会入りを果たし、党若手幹部の養成機関である中央党校の校長も務める同氏は、胡錦濤国家主席の最有力後継候補と見られている。12年の第18回党大会での総書記選出に向け、着々と地歩を固めているようだ。

                   ◇

 ≪分析≫

 習氏は最近のスピーチで、トップレベルの指導力を持った若手幹部を育成する必要性を語った。習氏が自ら若手育成に言及したということは、同氏がその分野で指揮権を握ったことを示唆する。若手幹部を掌握すれば、将来にわたって影響力を保つことができる。水面下では確実に同氏の権限拡大が進んでいるようだ。

 党中央政治局常務委員に抜擢(ばってき)された2007年以来、習氏は胡主席の有力な後継者と目されており、若手育成分野の責任者となれば、さらに注目度は上がる。習氏は中央党校の校長を務めるが、これは胡主席が党総書記候補だった時期に通った道だ。同校では、エリートクラスの若手幹部に党の思想を教え込む。同校校長の習氏が若手幹部の育成政策に参加するのは、しごく当然だと見なされている。

 ◆最初の試練クリア

 従来は共産党中央組織部が若手幹部の管理を担当し、胡主席の腹心である李源潮氏が部長を務めていた。しかし、政治局常務委員の習氏が若手育成業務に参加するとなれば、政治局委員に過ぎない李氏の立場は弱い。結果的に、李氏はいくつかの権限を失うことになった。08年に国家副主席に就任したとき、習氏には2つの重要な任務が課せられた。香港・マカオ問題の監督と、08年北京オリンピックの統括だ。北京オリンピックはおおむね成功裏に終わった。将来の国家主席候補として、習氏は最初の試練をクリアしたことになる。

 そして今年、習氏は社会の安定維持に関する任務に就いているのではないかとささやかれている。09年は、政治的に神経質な問題が節目の年を迎える。ダライ・ラマが中国の弾圧を受けてチベットを脱出した1959年から50年。民主化運動を武力鎮圧した89年の天安門事件から20年。さらに、目下の不況と高まる失業率により社会不安が拡大しかねない状況にあり、社会の安定は極めて重要な課題だ。

 習氏はまた、胡主席がかかげる「科学的発展観」の理念を浸透させるための教育キャンペーンにも責任を負っている。習氏の姿は、かつて江沢民前国家主席が提唱した「3つの代表」理論の促進キャンペーンを指揮した胡主席と重なるようだ。

 2008年後半、各省の指導者らに向けたスピーチで胡主席は、中国の政府の役人に「科学的発展観」についての厳しい教育を行き渡らせたいという考えを明らかにした。胡主席の要求に確実に応えるため、習氏は各地を回ってキャンペーンの推進状況を査察。各州の指導者にも同氏の存在感を知らしめた。

 キャンペーンの指導と同時に、習氏はこの全国行脚を自らの支持基盤の中核である沿岸地域を応援する機会としても利用した。現在、沿岸地域は輸出業の不振に苦しんでいる。最近は広東省訪問に向けて中央の関係省庁を訪れ、打撃を受けた輸出業者を支援するよう求めた。中央の若手幹部に加え、大手国有企業からも、同氏は注目を集めている。

 国内での政治的立場の確立に加え、習氏は外交面でも要職にあり、国家副主席として不可欠な外交経験を積む機会も手にしている。現状では、習氏の昇進は確実なようだ。

 胡主席の後継者として習氏が必要とする最後の条件は、党中央軍事委員会入りだ。しかし胡主席は、習氏を委員に選出しなかった。このまま同委員会に参加できない状況が続けば、次回党大会で習氏が総書記に昇進する確率は低くなる。軍の支配権は引き続き胡主席が握り、おそらく12年以降も数年間は同じ状態が続くだろう。


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