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大中華世界的話題

900とはずがたり:2009/03/01(日) 01:15:44
「2・28事件」馬総統が追悼式典で弾圧を謝罪
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090228/chn0902282246007-n1.htm
2009.2.28 22:43

 【高雄=長谷川周人】中国大陸から台湾に移った中国国民党政権が1947年、住民を弾圧した「2・28事件」から62年となった28日、馬英九総統は南部・高雄での追悼式典に出席し、弾圧を謝罪した。国民党の外省系(中国大陸籍)総統として初めて事件の責任を認めた馬総統は、外省系と本省系(台湾出身者)が対立から抜け出し、和解するよう呼びかけた。しかし、一部参加者が独立を求める横断幕を掲げて会場は騒乱状態となり、台湾世論の複雑さを露呈する結果にもなった。

 馬総統はこの日、弾圧の起点となった高雄に入り、弾圧やテロを受けた人とその遺族に台湾語で謝罪した。また「事件を教訓として民主、人権、正義の道を堅持し、みなが一丸となって未来に向けて歩き出そう」と訴えるとともに、反国民党色が色濃い南部の世論に配慮して「事件の真相を調査する」と約束、「私に対する不満は理解するが、問題は一歩一歩解決したい」と理解を求めた。

 馬総統はまた、記念日を前に開かれた政治集会にも積極的に参加し、「政治家には功もあれば罪もある。蒋介石元総統に過ちがあれば、隠す必要はない」と述べるなど、事件当時の蒋総統の責任問題にも触れて謝罪した。

 しかし、追悼式典での演説が始まると、一部出席者が一斉に立ち上がり、馬総統の声をかき消すように「国民党は出ていけ」「馬英九(総統)はうそつきだ」と怒号が飛び交った。「台湾独立」を求める横断幕も掲げられ、地元司会者は「外省人であることに罪はないが、(住民弾圧への)責任はある」と迫った。

 父親を高雄で殺害されたという王玉霞(おうぎょくか)さん(77)は「遺族の気持ちを理解していない」と訴え、林永●(=木へんに梁)(りんえいりょう)さん(48)も「外来政権である国民党は台湾を大陸反攻の基地に利用した責任をとっていない」と批判した。

 陳水扁前政権は反国民党感情をあおり、「台湾化路線」の下で住民の結束を促したが、台湾で育ったいわゆる外省系第2世代となる馬総統は、出身地をめぐる対立に終止符を打ち、全住民が団結しようと訴えて総統選で大勝した。そして今年5月で就任から1年を迎えるが、「2・28事件」で負った一部住民の傷口はいまなお癒えておらず、馬総統の試練は続きそうだ。


 2・28事件 1947年2月27日、台北市内で外省系(中国大陸籍)の役人が、たばこ売りの台湾人女性を銃床で殴打したことをきっかけに、国民党統治に対する抗議行動が翌28日から台湾全島に拡大した事件。国民党軍は武力弾圧に踏み切り、多数の台湾人が殺害・処刑された。事件後の政治弾圧も含めると、犠牲者は1万8000〜2万8000人と推定されている。


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