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大中華世界的話題
7672
:
チバQ
:2015/06/21(日) 22:35:01
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO88275440Z10C15A6000000/
「あべこべ国家」ミャンマーの潜在力
(1/2ページ)2015/6/21 6:30
1年ぶりに訪れたヤンゴンの街は大きく変わっていた。街のあちこちに新しいビルが建ち、建設工事も進む傍ら、通りは車であふれかえっていた。日本食レストランや居酒屋の看板も一段と目に付くようになった。そして人々の話題は何と言っても今秋に予定される総選挙。目に映る様々なことをまとめて一言にすれば、「あべこべ国家」だ。本来あるべきものと逆さの出来事がたくさんある国家だからだ。
いちばんわかりやすい「あべこべ」は車のハンドルだ。ミャンマーはかつて英国の植民地だったため、英国や日本と同じように「右ハンドル車で左側通行」だったが、世界の主流に変更し、今は「左ハンドル右側通行」の国になっている。にもかかわらず、通りを走る車の90%以上は右ハンドルの日本の中古車。ミャンマーの道路を「地方の路線バス」や「杉並の工務店」「名古屋の鮮魚店」などの名前を大書した車が走り回っている。日本の中古車は品質がよく、安いために、左ハンドル国の道路を右ハンドル車が占拠する「あべこべ」が起きた。
■サービス業が先に大挙進出
経済発展でも「あべこべ」がみえる。人件費の安い労働力を求めて日本、韓国企業などの進出が活発化しているのも事実だが、実際に稼働している外資の工場は縫製業が大半で、その数も爆発的に増えたとは言いがたい。電力、道路、港湾、工業団地などのインフラが弱いためだ。だが、飲食店、マッサージ屋、輸入品ショップ、外国人向けのサービス業は急増している。本来なら外資の工場が来て、日本人駐在員が増えるなかで、サービス業が拡大するはずだが、ミャンマーでは製造業をはるかに上回るスピードで外国人向けサービス業が進出した。おそらく、中国やタイなどで日本人向けのサービス業が飽和化し、過当競争でもうからなくなった日本食レストランなどが「次はミャンマーだ」とばかりに期待先行で、進出してきた観がある。日本企業の工場が増加する前にサービス業が進出しているのも「あべこべ」だ。
総選挙は2011年3月の民政移管後、初めてで、いよいよミャンマーが本格的に民主化されるという期待は内外で強い。民主化の旗手、アウン・サン・スー・チー氏率いる国民民主連盟(NLD)の勝利を強く望む国民が圧倒的に多い一方で、NLDが政権につけば、統治能力の欠如が明らかになり、国家は大混乱し、結果的にNLDや民主化への失望が広がり、スーチー氏の名声に傷がつくのではないか、という不安を語る人も少なくない。NLDへの期待と政権につくことへの懸念という「あべこべ」もミャンマーの民主主義の特徴かもしれない。
ただ、こうした「あべこべ」は発展の過程で起きる矛盾や逆転でもある。工場の進出はヤンゴン郊外のティラワ経済開発区はじめ多くの工業団地の整備で今後、急加速し、先行したサービス業を満たすだけの日本人駐在員が押しかけるだろう。車のハンドルも新車輸入の増大で遠からず、本来の左ハンドル車が主流になるはずだ。ミャンマーにはそうした転換を軽々となし遂げる潜在力を感じる。
ミャンマーは今、東南アジア諸国連合(ASEAN)のなかで最も経済発展の遅れ、所得も低い国だが、1950年代にはコメや綿花の輸出で繁栄し、東南アジアで最も発展した国のひとつだった。半世紀の間に東南アジアのなかでの位置づけはトップから最下位になった。これもまた歴史の示す「あべこべ」だが、それが30年後には再びミャンマーがトップに立つという「あべこべ」が起きていてもおかしくはない。ミャンマーの潜在力、発展スピードを侮ってはいけない。
(編集委員 後藤康浩)
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