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大中華世界的話題

7356チバQ:2015/05/08(金) 23:21:43
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/150306/mcb1503060500002-n1.htm
【飛び立つミャンマー】店頭から消えた輸入酒 (1/3ページ)
2015.3.6 05:00
 ■9割が密輸品 政府、排除へ圧力

 ミャンマーの小売店から、外国産のウイスキーやワインなどのアルコール飲料が一斉に姿を消した。現地紙ミャンマー・タイムズによると、ミャンマー政府が外国産品の9割が違法に輸入されたものとして、小売店に販売をやめるよう“圧力”をかけたためだという。

 ◆抜き打ち調査で露呈

 これまで政府が調査したところでは、国内で出回っている輸入酒の90%が密輸品だった。正規品は免税店やホテルで売るために輸入された分だけで全体の10%に過ぎなかった。もともと、ミャンマーでは、外国製の酒やたばこなどの輸入は原則禁止され、正規品は外国人が泊まるホテルや空港の免税ショップで販売するために輸入されているだけだった。その一部が一般の小売店に横流しされていた。

 しかし、横流しされた酒でも正規品は少ないという。以前、ヤンゴン市内の小売店でスコッチウイスキーを買ったが、偽物だった。本物そっくりのラベルが貼られていたが、味は全く違う。そもそも値段が安い。日本のディスカウントショップより、安く売られているものさえある。

 だから、知人のミャンマー人は、パーティーなどに輸入酒を持って行くときには、必ずヤンゴン国際空港まで行き、税金を払ってワインやウイスキーを買って来る。

 このように多くのミャンマー人は輸入酒の嘘を知っていたが、実態が明らかになったのは2013年にミャンマー商業省や税制諮問委員会が小売店協会とともに、抜き打ち調査を行ったのがきっかけだ。

 ミャンマー・タイムズに商業省の幹部が語ったところでは、輸入品として流通している酒の7割は偽物という。

 偽物は国内でも製造されている。ホテルのレストランなどから正規品の空になったボトルを集めて中身を入れ、中国やタイから輸入したラベルやシールなどを使って偽装したうえで販売していたという。中身もスコッチの場合は、同じ銘柄のボトルでも、入っている本物のスコッチの割合によって値段が違うとか。半分どころか3分の1も本物が入っていればいいほうだ。

 実態が明らかになったことを受けて、政府と小売店協会では2年間かけて、正規品の輸入・販売を行うための方策を協議してきた。しかし、政府側が輸入再開に向けた具体策を示さなかったため、小売店協会が2月21日から輸入品の販売を停止するよう、各小売店に通知した。

◆合弁義務付け

 ミャンマー・タイムズによると、密輸品の実態調査自体が、ミャンマーの有力な酒造会社からの要請で行われたものという。そのためか会議では、小売店協会側が東南アジア諸国連合(ASEAN)各国の制度を参考に、酒類の正規輸入拡大に向けた法整備を提案したが、政府側は密輸品対策に終始し、輸入を拡大する意志はみられなかったという。

 ミャンマーの外国投資法では、ビールやウイスキーや焼酎などの蒸留酒を含むアルコール飲料の製造・販売はミャンマーの地元企業との合弁が義務付けられている。輸入を抑えることで国内企業を保護する狙いがあるのは明らかだ。ビールなどを製造・販売する大手企業は、ミャンマービール、ダゴンビール、マンダレービールの3社があり、いずれも政府もしくは軍関連企業の資本が入っている。

 こうした指摘に対し、ミャンマー政府は、アルコール類を国内製造に限定することで、より適正な課税が可能になるためと説明している。

 ミャンマーには敬虔(けいけん)な仏教徒が多く、特に年配の人は勧めてもあまり酒を飲まなかったが、最近は経済開放もあって、若い人を中心にビールに限らず、ウイスキーやワインなどを飲む人が多く、外国産の人気は高い。このため、政府も外国ブランドの参入を認め、タイ・ビバレッジやデンマークのカールスバーグなどにライセンスを与えた。ただ、いずれも国内企業との合弁にとどまっている。

 ミャンマーではビールのほか、地方に行けば良質なワインや焼酎に似たおいしいスピリッツも多い。輸入品もいいが、こうした地元の良質な酒類が広く出回るようになることを期待したい。(編集委員 宮野弘之)


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