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大中華世界的話題

6738チバQ:2014/11/08(土) 23:28:22
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014110802000109.html
比台風1年 仮設暮らし今も 最大の被災地 高台造成遅く

2014年11月8日 朝刊


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 【タクロバン(フィリピン・レイテ島)=伊東誠】フィリピン中部を昨年、観測史上最大級の台風30号が襲って八日で一年になる。壊れたままの住宅が残るなど、死者・行方不明者合わせ七千三百人以上を出した災害の傷痕はあちこちに残る。最大の被害が出たタクロバン市でも有数の被害が出たパンパンゴー地区を訪れた。
 海沿いの路上に積まれていたがれきは取り除かれ、盛んに車が行き交う。被災した住宅の修理が進む。
 同居していた兄(31)を亡くしたジェニフェル・バディリアさん(23)は「この地域は70%、復興したと思う」と話す。
 勤めていた飲食店は流され、家も失った。近くの小学校で避難生活を送り、姉妹三人で二月に仮設住宅へ。三畳ほどで天井はなく、鉄板の屋根で連日蒸し風呂のよう。「それでも、仮設に入れるだけまし」。六月、スーパーで勤め始めたが、給料の大半は高校生と大学生の妹の学費に消える。
ジェニフェルさん(左)が妹と住む仮設住宅。薄いトタンで仕切られ、天井がなく、熱がこもりやすい=7日、タクロバンで(伊東誠撮影)
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 フィリピン政府は海岸から四十メートル以内を居住禁止としたが、父親(53)は禁止区域内に住む。「台風で警備員の仕事も失ったまま。収入ゼロで他に住むところもない」とため息をつく。
 政府と市は八百二十七世帯の高台移転に向け、造成地の建設を進めている。将来的には二千五百世帯が住み、職業訓練などもするとの青写真を描くが、いずれも市街地からかなり離れた場所になりそうだ。
 ジェニフェルさんも「いつまで仮設にいられるか。高台移転になったら、いつから、どの場所になりそうなのか。市も国も教えてくれない」。市民には情報が伝わっていないのが現状だ。
 市の担当者に住民移転の取り組みを尋ねると「居住禁止の住民には移転を促している」と出て行かない住民が悪いと言わんばかり。「四日に、大統領が被災地復興事業の迅速化を目的とした法令にサインした。復興は加速するはずだ」と主張する。しかし、どこを取材しても「国の対応はあまりにも遅い」。このせりふを何度も聞かされた。


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