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大中華世界的話題

5609チバQ:2014/02/04(火) 20:33:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140203/asi14020323160006-n1.htm
【タイ総選挙】
政治混乱、今後の見通しは? 気になる3つのシナリオ
2014.2.3 23:15

タイのバンコクで3日、インラック首相が執務する国防省庁舎周辺でデモを行う反政府派メンバーら(AP)
 【バンコク=吉村英輝】タイの政治混乱に収束の兆しが見えない。インラック政権が2日に強行した総選挙(下院)は、反政府デモ隊の妨害により2割の選挙区で投票が中止に追い込まれた。中止となった9県を除く全国の投票率は45・8%と、前回2011年総選挙の75%を大幅に下回った。政権側と反政府派が歩み寄る気配がない中、タイは今後どうなるのか。3つのシナリオが浮上している。

 ■再選挙を実施…選管内閣が継続

 選挙翌日の3日、バンコク中心部の戦勝記念塔交差点では、反政府デモ隊がテントやステージの撤収を行った。1月13日から「首都封鎖」と称して主要交差点7カ所を占拠してきたが、今後は目抜き通りの4カ所に資材やデモ隊を集中させ、長期戦に備えるという。作業中の男性は「腐敗した政権を打倒するまで抗議活動はやめない」と話した。

 政権側は、妨害活動で投票中止に追い込まれた選挙区で再選挙を行う方針。最大野党の民主党は選挙をボイコットしており、与党の圧勝は確実だ。議会開催に必要な数の議員を選出するまで「4〜6カ月はかかる」(選挙管理委員会)という。デモ隊の妨害でさらに延びる可能性もある。

 その間、インラック政権は温存されるが、選挙管理内閣のため権限が制限され1月には着手するはずの来年度予算編成など内政はストップ。外交への影響も避けられない。

 ■憲法裁が無効判断…選挙をやり直し

 政治の空転回避に向けて動向が注目されているのが憲法裁判所だ。民主党は今回の総選挙が「選挙は全国で同一の日に行う」と定めた憲法に違反するとして、憲法裁に無効を訴える方針。認められれば選挙はやり直しとなる。

 一連の反政府デモは、インラック首相が昨年11月、汚職の罪で国外逃亡中の兄、タクシン元首相の復権に道を開く恩赦法案を強行採決しようとしたことが発端だ。憲法裁判所はタクシン氏が失脚した2006年以降、一貫してタクシン派に不利な判決を下し続けており、無効判断の可能性は高いとみられている。

 ただ、チュラロンコン大学のポンサン教授は「選挙をやり直しても結局は今回と同じトラブルが繰り返される」と指摘する。

 それを避けるには、反政府派が主張する選挙前の「政治改革」が必要だが、自らが不利になる改革に政権側が応じる見通しは低く、今回の選挙で投票した北部や東北部のタクシン派の反発も必至だ。

 ■首相失脚…政治の混迷長期化

 反政府勢力が、タクシン派の押さえ込み役として期待しているのが軍だ。06年にクーデターでタクシン氏を失脚させて以降、タクシン派に圧力をかけ続けてきた実績がある。

 だが、今回の選挙では4司令官全員が投票し反政府勢力と距離を置くなど、「クーデターの可能性は低くなった」(外交筋)。

 このため反政府派は法的にインラック政権を失脚させる作戦も用意している。デモ隊を率いるステープ元副首相は2日夜、「成立見通しがない選挙に38億バーツ(約118億円)もかけ無駄にした」として、インラック氏を訴える構えを見せた。

 インラック氏をめぐっては、コメの買い上げ政策をめぐり、独立機関の汚職追放委員会も捜査を進めている。ただ、インラック氏を訴追し失職に追い込んでも、誰が後継首相に就くのかなど、法的な規定がない問題が数多く立ちはだかる。

 八方ふさがりの状態となったタイの政治。間違いないのは混迷が長期化することだけだ。


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