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大中華世界的話題

5281チバQ:2013/11/24(日) 19:39:20
http://mainichi.jp/shimen/news/20131102ddm007030096000c.html
闇の正体:ミャンマー宗教暴動/8 謎のイスラム国家構想
毎日新聞 2013年11月02日 東京朝刊


ネット上の秘密サイトに掲載されたという「ラーマンランド・イスラム共和国」の国旗を示すラカイン文芸文化協会のソーキンティン会長=春日孝之撮影
拡大写真 ミャンマー西部ラカイン州で、多数派の仏教徒ラカイン族がよく口にするのは、ベンガル系イスラム教徒(ロヒンギャ族)がイスラム国家建設を目指している、との懸念だ。

 過去には英領ビルマの独立(1948年)を前に、州北端部で多数派のロヒンギャ族の指導部がビルマへの帰属を拒否。同じ英領から独立するイスラム国家パキスタンへの併合を求めた(結局はパキスタン側が拒否)。以降、一部が武装し、独立国「アーキスタン」建国に向けた闘争を始めたのだ。

 ミャンマーは独立以来、英国の分割統治政策の影響もあり、少数民族武装組織による分離独立闘争が各地で火を噴く。ラカイン州も最前線の一つだった。

 ラカイン文芸文化協会の女性会長ソーキンティン氏(66)は「(ロヒンギャ族の)野望は今も鮮明だ」と語り、インターネット上で発見した秘密サイトから印刷したという数枚のコピーを私に示す。「ラーマンランド・イスラム共和国」という新国家樹立構想を描くものだった。ラーマンランドは「ロヒンギャの国」という意味。サイトは暴動勃発2カ月後の昨年8月に開設されたが、今は閉鎖されたという。

 新国家は州北部で日本の岩手県ほどの面積を有し、首都はシットウェ(現州都)を想定する。国旗や国章も制定済みだ。「われわれロヒンギャはアラー(イスラム教の唯一神)の御名(みな)の下、ここに独立(への意思)を表明する」で始まる宣言文があり、ミャンマー政府に「速やかな全権の移譲」を求めている。構想には初代大統領の名「アミル・イルハム・カミル」もある。

 イスラム教の多数派スンニ派を基盤にした統治だが、ラカイン族も少数派として受け入れる意向だという。中東専門家によると、国境を越えて活動するイスラム組織はしばしば情報交換や指揮命令にネット上の秘密サイトを活用している。世界に散らばるロヒンギャの指導者が共有しても不思議ではない。

 ソーキンティン氏は今年2月、ラカイン族代表の一人としてミャンマー駐在のミッチェル米大使と面会。その際、このコピーを「(ロヒンギャ族の)脅威の証拠」として訴えたという。

 初代大統領名をネットで検索すると1件のブログがヒットする。そこに記された経歴によると、英国のイスラム法律家協会所属の弁護士で42歳。ラカイン州に生まれた。父は独立への武装蜂起をしたイスラム戦士で、その後に亡命した。

 だが法律家協会に問い合わせると「該当の人物はいない」。ロヒンギャ族をおとしめるラカイン族の策謀なのか。取材を進めると、昨年来、ラカイン族の間でも「創作では」との疑念が広がっていたらしい。ソーキンティン氏はそうした事情を承知で私や米大使に説明したのだろうか。

 イスラム教徒の元国会議員アブタヘイ氏(49)は「宗教対立をあおり、民主化を後戻りさせたい勢力の仕業では」と推測する。確かに闇で何者かがうごめいている。【ヤンゴン春日孝之】=つづく


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