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大中華世界的話題

5209チバQ:2013/10/31(木) 22:48:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131031/asi13103121070003-n1.htm
ポト派幹部裁判結審 求められる法の支配と国際関与
2013.10.31 21:04 (1/2ページ)
 「すべてはポル・ポトの指示だ。私は国民を愛し敬うよう幹部を教育した」

 車いすのまま証言席についたヌオン・チア被告は、休憩をはさみ1時間半以上、用意してきた最終陳述を読み上げた。検察側の証拠を信頼性に欠けると批判。ポル・ポト政権が極端な共産主義思想を掲げ、虐殺や強制労働で200万人近くを死に至らしめながら遂行した「革命」の正当性も訴えた。

 続いて陳述したキュー・サムファン被告も、検察側を凝視しながら「私を悪魔扱いしようとしている」と不満を述べ、「国民を苦しめる計画に加担したことはない」と否認した。

 両被告への審理は迅速化のため、第1弾となる今回の裁判を、首都プノンペンから市民を強制移住させた事件などに絞って、2011年11月から開始した。この間、90人以上が証言台に立ち、4千件以上の書類が証拠採用された。

 検察側はこれらの証拠から両被告が犯罪を知り得たとし、「国民を残虐に扱い、権力のため殺人を続けた」と糾弾したが、無罪を主張する両被告の態度は最後まで貫かれた。

 特別法廷では、拷問が行われたトゥールスレン政治犯収容所の元所長(70)の終身刑がすでに確定。所長は上部からの指示を証言している。

 それだけに、兄弟や親類11人を失い、毎回傍聴しているというチェット・サンさん(63)は「両被告が関与していなければ、他の誰が大虐殺を指示したのか」と憤りを隠さない。

 公判は当初4被告で始まったが、イエン・チリト元社会問題相(81)は認知症の進行で昨年9月に釈放され、夫のイエン・サリ元副首相兼外相は今年3月に87歳で死去した。

 他の事件や幹部に関しては審理入りの見通しも立たず、真相究明は時間の経過とともに困難になっている。

 ただ、カンボジアでは、裁判を通じた国際社会の関与が、カンボジア全土が無法地帯と化し、大量虐殺が行われた“キリング・フィールド”再現の抑止力になる、との思いが強い。民間団体のカンボジア人権開発協会、ラット・キ氏は「犠牲者のため公正な裁判が行われるなら、長期化も仕方ない」と指摘する。「裁判は今後の指導者にも大きな教訓になる」との考えからだ。

 一方、特別法廷は各国からの援助が滞って慢性的な財政難を抱え、審理遅延にもつながっている。最大の支援国である日本を含め、大量虐殺の風化を防ぐ姿勢が、改めて求められている。(プノンペン 吉村英輝)


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