[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
1101-
1201-
1301-
1401-
1501-
1601-
1701-
1801-
1901-
2001-
2101-
2201-
2301-
2401-
2501-
2601-
2701-
2801-
2901-
3001-
3101-
3201-
3301-
3401-
3501-
3601-
3701-
3801-
3901-
4001-
4101-
4201-
4301-
4401-
4501-
4601-
4701-
4801-
4901-
5001-
5101-
5201-
5301-
5401-
5501-
5601-
5701-
5801-
5901-
6001-
6101-
6201-
6301-
6401-
6501-
6601-
6701-
6801-
6901-
7001-
7101-
7201-
7301-
7401-
7501-
7601-
7701-
7801-
7901-
8001-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
大中華世界的話題
470
:
やおよろず
:2007/03/01(木) 23:42:43
そこで、2点について私見を申し上げたい。一点目は、北朝鮮は核保有国として居続けようとするだろうという点だ。金正日が核を放棄するとは全く考えられない。核を放棄すれば、瀬戸際外交の「道具」がなくなるだけでなく、体制崩壊の圧力を他国からかけられたとき、抗する「脅し」を失うことになる。しかも、国内、特に軍部内で「自国も核保有国になった。これでアメリカと名実共に肩を並べることが出来た」と喧伝している。現に、6者協議の合意直後の朝鮮中央放送は、「核開発の『臨時中止』の見返りとして、我々に重油100万トンが供与される」と報じている。「停止」や「封印」ではない。「臨時中止」だと国内では説明しているのだ。我々は、北朝鮮が核を放棄するなどという幻想を持ってはいけない。
2点目は、その現状認識に立って、如何に日本や他国の核攻撃から身を守るかという切実な安全保障上の問題だ。私は2月13日の予算委員会で、安倍総理に対して「北朝鮮が核を使うとすれば、もっとも危険に晒される国はどこか」という問いかけを行った。言うまでもなく、私は日本だと考える。同胞の韓国ではなく、まして、殺生与奪を握られている中国ではなく、ミサイルが届かず、仮に攻撃すれば完膚なきまでにやられ返すアメリカではない。日本全土を射程に置くノドンミサイルが200基以上配備され、弾頭に搭載できるかどうかは判らないが、核を保有してしまった北朝鮮。まさか撃ってこないだろうと考えるべきではない。我々の言う合理的な判断をする国だと思い込むには余りにも危険だ。思い返してもらいたい。戦前の日本が、我々が今考える合理的な判断をしただろうか。追い詰められた面もあったが、今、客観的に考えれば勝つことの出来ない戦争に突入したのは、他ならぬ我が国ではなかったのか。しかも、軍部と朝鮮労働党の激しい権力闘争が行われている北朝鮮で、軍部の暴発はないと誰が言い切れるだろうか。最悪の事態を想定して、ことに当たるべきなのだ。
では、北朝鮮の核問題を解決するためには、どのような方法がありうるか。サージカル・ストライク(外科的な攻撃)をアメリカが北朝鮮に行う可能性は、現段階ではゼロに等しい。アメリカはイラク・アフガニスタン、そしてイランで手一杯であり、朝鮮半島に戦力を投入するインセンティブも意思もない。関心があるとすれば、北朝鮮から核関連物質が流出しないことだ。そうであれば、外交的な手段しかない。国連の制裁決議1718を誠実に履行していくことも大切だ。しかし、192カ国の加盟国のうち、それを実行しているのはせいぜい50カ国程度であり、しかも制裁の中身は濃淡、様々だ。つまり、最も効果的な外交努力の場は6者協議であり、これを梃子に、北朝鮮の核開発を止めさせ、非核化に持ち込むためには、他の5カ国の連携と粘り強い交渉が何よりも必要となる。
今回、日本政府は拉致問題の進展がなければエネルギー支援に加わらないとの判断を下した。国民の多くが支持をしているようだが、私は間違った判断だと確信している。繰り返しになるが、北朝鮮の核の脅威をもっと感じなければならないのは日本だ。これを、外交交渉で封じなければ、一発の核ミサイルで何十万、何百万もの人命が奪われるだけではなく、日本経済は機能停止に陥る。日本が立ち直るには数十年の期間を要するだろう。「たった一発の核ミサイル」で、日本は終わると言っても過言ではない。外交を誤って、「失われた数十年」を作るべきではない。
他国は日本の立場を理解していると、安倍総理は強弁する。これは、外交を知らない人の言葉だ。同盟国であるアメリカでさえ、今は同意しているが、外交辞令と見るのが常識的だ。外交や安全保障に関わる日本やアメリカの知人で、私のスタンスを支持してくれる人は少なくない。仮に北朝鮮が合意内容を進めていったときに、エネルギー支援に参加しないといい続ける日本は、次第に発言力と存在感が失われていくだろう。そうなれば、日朝2国間で交渉する拉致問題にも悪影響が及ぶのだ。「拉致問題の解決は、日朝国交正常化の前提であり、その解決なくしては2国間のいかなる支援もありえない」という従来のスタンスを貫けばいいのだ。ことさらハードルをあげる必要はない。要は、大局的な国益の観点から、この問題は論じる必要性がある。
拉致被害者のご家族や、拉致問題の解決に熱心に取組まれる方々からは批判を頂戴している。「拉致被害者の前で腹を切れ」との脅迫状も届いた。子供さんやご家族を北朝鮮によって不当に拉致され続けている状態を鑑みれば、心中をお察しする。批判は甘んじて受けたい。ただ、私は先に述べたように、「たった一発の核ミサイル」が日本に落ちないことを、国会議員の最大のテーマとして、信念を持って取組んでいきたい。
http://www.maehara21.com/chokkyu/26.html
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板