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大中華世界的話題
4
:
とはずがたり
:2005/05/29(日) 01:00:02
「ばかやろう」は日中共通語?
http://www.asahi.com/column/aic/Thu/d_iwaki/20040819.html
岩城 元
中国で行われたサッカーのアジアカップで、日本チームや日本人サポーターが中国人観客からひっきりなしにブーイングや罵声を浴びせられた。と
りわけ日本が中国を下した決勝戦の後では、日の丸が燃やされたり、日本大使館の車が傷つけられたりした。日本の新聞は「サッカー場で『反日』
噴出」「観衆『反日』むき出し」などと大きく報じた。テレビには「小日本」「打倒小日本」と叫ぶ中国人観客の顔が映った。「小日本」は日本を
軽蔑する言い方だ。「ばかやろう」と日本語で叫ぶ中国人もいた。
夏休みで帰国中にそんな報道を見て、昨秋ハルビンであった男子バスケットボールのオリンピック・アジア地区予選のことを思い出した。当時『な
んのこっちゃ』にも少し書いたのだが、この時も中国人観客は日本の相手チームをもっぱら応援し、日本がボールを持つとブーイングが体育館にこ
だました。日本を応援するたびに中国人観客から日本語で「ばかやろう」と怒鳴られた日本人仲間もいる。「抗日戦争」のテレビドラマなどには
「ばかやろう」と怒鳴る旧日本軍人が出てくるから、この言葉は中国人に馴染み深い(?)日本語なのだろう。一方で、会場を一歩出ると、引き上
げる日本選手にサインを求める女の子たちも結構目についた。
そんな経験をしているだけに、今回の報道を見て「よくあることさ。中国で試合をするのなら、その程度のことは覚悟しておかなきゃ」と中国通
ぶっていたら、日本に留学中の中国人女性から「先生、日本のマスコミは今度のことに敏感すぎるのではないでしょうか」と言ってきた。確かに、
中国では今回の騒ぎがほとんど報道されなかったのと比べると、当否は別として、日本での報道は実に大々的だった。
彼女はわがハルビン理工大学日本語科4年生の時から日本に留学し、今は大学院にいる。その彼女によると、日本に対するいろんな不満からああい
う動きになったのだろうが、「反日」などという大げさなものではない。本当に「反日」だったら、あの程度の騒ぎでは済まないはずだ。それなの
に「中国人の反日感情が高まっている」と報道しては、いたずらに両国関係を緊張させ、かえって事態を悪くしてしまうのでは、というのが彼女の
心配だった。
彼女は今回の報道を見て、まず右翼の街宣車のことを思い浮かべたそうだ。初めて日本に来たころは、街中でがなりたてる街宣車を見て不安に駆ら
れたが、時間がたつにつれて「ああいう形で自分の愛国心を示せる、あるいは、国民の愛国心を高められると思っている人たちに過ぎない」と考え
るようになった。今は街宣車を見ても、苦笑しながら見送っている。彼らと今回騒いだ中国人観客とは似ているのではないか、と彼女は言う。
ややとっぴかも知れないが、今度のアジアカップで日本チームが時々「サイン会」を開いたらどうだったかなあ、とサッカー場の騒ぎを見ながら僕
は思ったことだった。わが大学の日本語科の学生はおおむねサッカーが好きだし、中田英寿の名前を知らない者はそうはいないだろう。今回、彼は
いなかったが、サイン会をやれば、試合中はブーイング、試合後はサイン帳を持って駆けつける、といった光景が見られたかもしれない。試合中の
雰囲気も変わったかもしれない。
僕の大学時代の友人が昨秋から同じハルビン理工大学でボランティアで教えている。商社を定年退職後、僕の話を聞いて「面白そうだ」とやってき
た。その友人は日本からソフトボールの用具一式を取り寄せ、日本語科の学年ごとにチームを作って指導に励んでいる。そして、練習や試合の最
中、学生に向かってしょっちゅう「ばかやろう」と叫んでいる。彼によると、「ばかやろう」は決して罵声ではなく、友人同士で親しみを込めて使
う言葉なのだそうだ。
極論かもしれないが、僕は日本と中国が何も仲良しにならなくてもいいと思っている。仲良しになれれば、それに超したことはないが、なかなかに
難しいことだろう。日本語科の教え子の中には「仲良しになれないのは隣国同士の宿命です」などと冷めたのもいる。仲良しでなくても、要は互い
のことをしっかりと知ることだ。その意味で、冷静に眺めれば、今回の騒ぎは一つのいいきっかけになるだろう。そして、サッカーなどの日中の試
合で「日中共通語」の「ばかやろう」で怒鳴りあうなんていうのも、案外楽しいことかもしれない。
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