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大中華世界的話題

3652チバQ:2012/07/01(日) 14:30:36
http://mainichi.jp/select/news/20120630k0000e030178000c.html
中国:神舟9号帰還「空飛ぶ女神」象徴に担ぎ軍事色薄める
毎日新聞 2012年06月30日 13時39分(最終更新 06月30日 14時27分)


雑誌の表紙を飾る劉洋飛行士=工藤撮影
拡大写真 中国の有人宇宙船「神舟(しんしゅう)9号」が、宇宙空間で無人実験機「天宮1号」(昨年9月打ち上げ)とのドッキングを成功させ、29日に帰還した。一躍時の人となったのが、中国メディアが「空飛ぶ女神」と呼ぶ中国人女性初の劉洋(りゅうよう)飛行士(33)。その背後には「宇宙大国化」に弾みをつけたい中国の思惑が見え隠れする。

 「宇宙船は宇宙の家のようなもので、とても居心地がよかった。祖国を誇りに思う」。帰還第一声で、劉飛行士はにこやかにそう語った。

 宇宙船「神舟」は「神秘的な天の川の舟」の意味。中国は1992年に有人宇宙船の研究・開発に着手し、99年に1号を打ち上げて以来、5、6、7号が有人だ。8号までに▽地球との往来▽宇宙遊泳▽無人ドッキング−−を次々に成功させてきた。

 今回、男性指令長(45)、飛行士(43)と共に乗り組んだのが劉飛行士。13日間の飛行中、飾ることなくさっそうと任務をこなす姿は終始注目の的だった。船内で太極拳を披露するなどし、雑誌はこぞって表紙に取り上げた。

. 中国紙によると、中国の宇宙飛行士の選抜は98年に初めて実施され、当初は空軍の1500人のパイロットから教官2人を含む男性14人を選んだ。2度目は09年からで、男性5人と、劉飛行士を含む女性2人が残った。男性と同水準の体力があり、既婚者であることなどが条件。宇宙空間では慎み深い態度が求められるため、独身者よりも既婚者がよい−−航空医学の専門家は中国紙にこんな見解を寄せている。

 劉飛行士は河南省出身。工場に勤める両親の一人っ子で、幼いころは目立たなかった。高校卒業後に空軍に入り、輸送機パイロットとして訓練を重ね、空軍の飛行大隊の副大隊長も経験している。04年に結婚した6歳年上の夫・張華(ちょうか)さんも軍人だ。家事や両親とのつきあいは夫が積極的に手伝ったという。劉飛行士は「100点満点だとしたら、夫は200点」と中国紙に語っている。

 中国はなぜ女性飛行士にこだわったのか。宇宙航空研究開発機構(JAXA)国際部の辻野照久特任担当役は「女性が宇宙に行くことで、多くの中国人が宇宙に向かうことを国内外に強調する狙いがあるのだろう」とみる。

 3人の飛行士は軍人で、中国の宇宙進出が軍事目的との懸念は欧米を中心に依然強い。一方、中国は米国などの先進欧米諸国に追いつくため、新興国などとの多国間協力を切望している。飛行士の長期宇宙滞在を目指す中国にとって、女性の宇宙での適応力を把握することに加え、劉飛行士を宇宙飛行のシンボル的存在にすることで、軍事目的とのイメージを薄め、国内外に技術の高さを強く印象づける狙いだったことは間違いない。

 宇宙開発に膨大な予算を使うことには、国内でも批判が根強くある。中国政府の宇宙計画担当者は24日、92年に有人プロジェクトが始まって以降、次の10号までの事業費は計約390億元(約4900億円)に上る見通しを示した。実際にはこれをはるかに上回るとの見方がある。

 中国版ツイッター「微博」には「390億元もあったら、全国の学齢児童は貧困から抜け出せるし、老人も安心させられるだろう。人民の利益を第一に考えないで、国の強さや良さを語ることができるだろうか」などと書き込まれている。【北京・工藤哲】


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