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大中華世界的話題

3558チバQ:2012/06/02(土) 18:58:27
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 広東省の共産党幹部によれば、万豊村での投票は、省トップの汪洋・党委員会書記の指示で行われた。省内の烏坎村で実施された選挙が国内の改革派から高い評価を得た。それに続く実験として、万豊村が選ばれたという。

 その理由として、村内に経済的に豊かな地域があり、住民の平均教育水準も高く、混乱が起きにくい点などが考慮されたという。

 汪氏は今秋の党大会で、次期最高指導部入りが有力視されている改革派指導者の一人。NGO(非政府組織)に関し、許認可制から登録制への転換を全国で初めて進めるなど、新しい試みを実施し注目された。ライバルだった保守派の薄煕来氏が今年3月に重慶市党委書記を解任されて以降、汪氏は改革の姿勢をさらに強めている。

 深センは32年前、当時の最高実力者のトウ小平から「経済特区」に指定され、中国の改革開放の先兵となった。同市で政治改革の実験も行う構想は1990年代末から改革派が提案してきたが、保守派の抵抗でなかなか実現しなかった。

 万豊村での“リコール住民投票”は広東省政府による政治改革の実験の一つといえる。胡錦濤国家主席の同意を事前に得て行われた可能性も取り沙汰される。

 ただ、万豊村での投票については報道が規制され、インターネットでの書き込みも削除された。保守派からの攻撃を気にしたり、ほかの村々がマネをして事態の収拾がつかなくなるのを警戒したとみられる。

 烏坎村の選挙以降、浙江省や四川省でも「第二の烏坎村を目指そう」という動きがあったが、リーダーが拘束されるなど各地で押さえ込まれている。

 万豊村で住民投票が行われた1週間後の5月16日、隣村の新橋村でも、村幹部のリコールを求めるデモがあった。経済発展がめざましい広東省では、村幹部による土地の不正売買という問題はほとんどの農村が等しく抱えている。しかし新橋村の場合、警察隊が出動し、住民の要求は認められないでいる。

 地元の党幹部はこうもらす。「万豊村のケースをよく研究してから、新橋村のことは考えたい−」





烏坎(うかん)村の選挙 広東省汕尾市の烏坎村で昨年秋から、村幹部の土地の不正取引に不満をもつ住民らが道路を封鎖するなど大規模な抗議活動を展開、海外メディアに大きく取り上げられた。警察に拘束された住民1人が死亡したことを機に、広東省政府が直接介入。村幹部が更迭され、今年3月に行われた直接選挙の結果、運動を指導した住民リーダーの一人が村長に当選した。


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