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大中華世界的話題

3487チバQ:2012/05/20(日) 17:08:06
http://mainichi.jp/select/news/20120520k0000m030109000c.html
クローズアップ2012:陳氏出国 中国が体制安定に腐心
毎日新聞 2012年05月20日 01時19分

 中国の盲目の人権活動家、陳光誠氏(40)が19日、米国に向けて出国したことで、米中両政府の外交上の懸案となっていた陳氏の処遇がひとまず解決した。今秋の指導部交代を控え、体制安定を優先する中国は、出国手続きを迅速に進め、国内向け報道を最小限にとどめることで、陳氏の影響力排除を急いだ形だ。北朝鮮問題などで中国の協力を必要とする米国は対中関係の悪化を望んでいないが、陳氏の親族らへの当局の抑圧も伝えられており、人権問題が米中間の火種としてくすぶり続ける構図は変わりそうもない。【北京・工藤哲、ワシントン白戸圭一、上海・隅俊之】

 陳氏が入院していた北京市内の病院には19日正午(日本時間同日午後1時)ごろ、海外メディア関係者約20人が詰めかけた。取材エリアを設けて身分証の提示を求めるなど厳しい警備体制を敷く当局。約1時間後、陳氏が乗ったとみられる白いワゴン車など数台の車が病院を出た。

 陳氏はこの直後、毎日新聞の電話取材に「今、車に乗っている。家族(妻と子供2人)も一緒だ。米大使館の職員はいない」と語った。陳氏が空港到着後にまず待機した貴賓室前には米大使館の車両が止まっており、ここで米国の査証(ビザ)が添付された旅券を受け取った模様だ。

 通常、中国からの出国には出身地での旅券発給手続きが必要だが、今回は入院中の陳氏を当局者が16日に訪れ、代理申請した。申請から3日後に発給されて出国−−。事態の急展開から、中国政府が特別扱いで準備を進めた様子が垣間見える。

 新華社通信は「米国留学のために通常の法的手続きを取った」とだけ英語版で伝え、中国外務省はロイター通信などに「関係当局が法律に基づいて出国手続きを行った」と声明で認めるにとどめた。人権問題の象徴的な存在となった陳氏の出国が国内に与える影響を抑えようとする当局の意図をうかがわせた。

 幕引きを急ぐ背景には、中国指導部の意向もあったとみられる。薄熙来(はく・きらい)前重慶市共産党委書記の失脚などによる内政の課題が山積し、来月4日には天安門事件から23年となる。指導部には、体制安定を脅かしかねない要素を早めに取り除きたい思いがある。

 一方、陳氏の渡米を強く主張し、人権問題で中国に譲歩しない決意を示してきたオバマ米政権が安堵(あんど)しているのは間違いない。オバマ大統領が再選を目指す11月の選挙を控え、陳氏の渡米が実現しなければ、人権問題に敏感な米議会・世論から対応のまずさを巡って政権批判が高まりかねないからだ。

 米国からは、陳氏に速やかに出国許可を与えた中国政府への配慮ものぞく。「陳氏の到着を楽しみにしている。このような形で問題を解決できたことを評価する」。ヌーランド米国務省報道官の声明には事態を早期に収束できたことを歓迎する姿勢が読み取れる。


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