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大中華世界的話題

3258名無しさん:2012/04/02(月) 12:35:08
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/04/02/20120402ddm007030156000c.html
ミャンマー:補選 少数民族、和解へ期待 政権への不信根深く
 【バンコク岩佐淳士】ミャンマー議会補欠選挙の投票が1日行われ、当選したアウンサンスーチー氏に対し、この国の最大の懸案とされる少数民族問題の解決に向け、期待が高まっている。だが、北部カチン州では政府軍と少数民族武装組織の戦闘がやまず、前途は多難とみられる。

 全ビルマ学生民主戦線のタンケー議長は1日、毎日新聞の取材に「スーチー氏が議会で少数民族問題を取り上げることで、問題は確実に前進するはずだ」と語り、国会議員としての影響力に期待を示した。

 民主戦線は、88年に本格化した民主化運動に参加した学生らが少数民族と共闘するためにタイ国境地域で結成した武装組織。旧軍事政権から登録抹消された少数民族系政党の間では、スーチー氏が率いる国民民主連盟(NLD)に同調し、政党再登録を検討する動きもあるという。

 ミャンマーでは独立(48年)以来、一部少数民族武装組織が「分離独立」や「自治」を掲げ、武装闘争を続けてきた。これに対し、昨年3月に発足したテインセイン政権は少数民族との停戦交渉を本格化させ、今年1月にはこれまで最強硬派で東部カイン(カレン)州を拠点とするカレン族勢力が政府と停戦合意した。

 スーチー氏の父で「建国の父」とされる故アウンサン将軍は、国家統合を目指し、少数民族との間で「パンロン合意」をまとめた。スーチー氏もその遺志を継ぎ、「21世紀のパンロン合意」を提唱してきた。

 ただ、スーチー氏が野党の党首として国政にどれだけ影響力を持てるかは未知数だ。タンケー議長は「スーチー氏が議会でどんな役割を果たせるかは、政府や与党の考え方次第だ」と慎重な姿勢も示した。

 今回の選挙は、カチン州内の3選挙区(いずれも下院)で投票が延期された。政府は「治安上の問題」を理由に挙げたが、カチン族の武装勢力「カチン独立機構」(KIO)のクンタット・ラナン報道官は1日、毎日新聞に「戦闘区域はへき地で、投票に影響はない。カチン独立機構が選挙を妨害するはずもない」と述べ、スーチー氏の国政参加については「ノーコメント」とした。

 また、カチン族の女性は取材に「(選挙の延期は)カチンの政治参加を拒むための策略だ。スーチー氏が議員になることはいいことだが、カチンの状況が良くなるかは正直分からない」と話した。

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 ■ことば

 ◇少数民族問題
 ミャンマーには人口の7割を占めるビルマ族以外に、タイ、中国、インドとの国境地帯に130以上(大きく分けて7部族)の少数民族がいる。独立直前の1947年2月、ビルマ族を代表するアウンサン将軍とカチンなどの各民族が東部シャン州で少数民族に自治権を与える「パンロン合意」に調印し、連邦制国家の樹立が決まった。しかし、直後に将軍は暗殺され、62年の軍事クーデターで合意は有名無実化し、政府軍と少数民族武装組織の戦闘が本格化した。

毎日新聞 2012年4月2日 東京朝刊


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