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大中華世界的話題

3257名無しさん:2012/04/02(月) 12:34:45
◇米、慎重に解除検討/中、米欧接近警戒
 対ミャンマー制裁措置を実施してきた米国や欧州連合(EU)は、今回の補欠選挙を改革の進展を測る指標の一つに位置付けている。補選の「自由・公正」な実施は制裁緩和や解除の前提条件となるが、米国の専門家の間では、アウンサンスーチー氏率いる国民民主連盟(NLD)が圧勝しても、ただちに制裁の全面解除を可能とする政治環境が整うことはないとの見方が一般的だ。

 米議会で制裁を主導してきた共和党のマコネル上院院内総務は1月、ミャンマーを訪問し改革を評価する一方、少数民族との和解を求めた。ミャンマー政府軍は今も北部カチン州などで少数民族武装組織と戦闘を続けており、米議会が求める制裁全面解除の条件は満たされていない。

 米国のミッチェル・ミャンマー担当特別代表は3月末の毎日新聞との会見で、拙速な開発援助や投資がミャンマーの改革を後退させる危険性を指摘。国際社会の一部に存在する制裁の早期全面解除への期待を戒めた。米国は今後、全政治囚の無条件釈放や少数民族との和解を促しつつ、制裁解除のタイミングを慎重に見極めるとみられる。

 一方で旧軍事政権と密接な関係を保ってきた中国政府は、米欧諸国とテインセイン政権との接近に警戒感をにじませ、存在感低下の回避に必死だ。

 国際情報紙「環球時報」は先月27日、「(欧米諸国からの)制裁に対抗するため、中国はミャンマーに多くの資金や技術を提供してきた」と、ミャンマー経済への中国の貢献を強調する論評を掲載。また「新民晩報」はスーチー氏の当選を見越して「スーチー氏の母親と周恩来元首相は親しい仲だった」と報じ、スーチー氏の国政参加が両国関係に悪影響をもたらすことはないと強調した。

 円借款停止など一定の制裁措置を取りながらも、ミャンマー政権との独自の関係を保ってきた日本政府は、改革の進展を受け入れ、本格的な支援再開に乗り出す。

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 ■ことば

 ◇ミャンマー議会補選
 ミャンマーの国会は上院224、下院440の計664議席で構成される。軍政下の2010年に実施された総選挙(国民民主連盟はボイコット)の当選者が閣僚に就任するなどして空席になり、今回の補選となった。改選数は上院6、下院37に地方議会の2議席を加えた計45議席。憲法(08年制定)は上下院の4分の1の議席を軍人に割り当てている。

毎日新聞 2012年4月2日 東京朝刊


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