したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

大中華世界的話題

2914チバQ:2011/12/21(水) 20:31:16
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/21/20111221ddm001030020000c.html
激震・金王朝:正恩氏、軍掌握カギ クーデター難しく
 先軍政治。朝鮮労働党や政府機関よりも軍を重視し、軍の力を背景に国を治める統治方式。北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記が権力の背景としてきた国家運営方針だった。

 1989年12月、父金日成(キムイルソン)国家主席(故人)の盟友で、ルーマニアの独裁者だったチャウシェスク大統領が軍に処刑された。金総書記は強い衝撃を受け、軍掌握の必要性を痛感したのが先軍政治の始まりといわれる。

 金総書記の公式活動の多くが軍関連の視察だった。今月13日にも朝鮮人民軍の火力攻撃訓練を指導したと報じられた。死の直前まで軍を重視していた様子が分かる。

 金総書記が死去し、北朝鮮に事実上の「権力の空白」ができた。それに乗じて、軍が反旗を翻し、暴走する可能性はあるのか−−。

 「すべての指揮官を含め軍は監視されており、今の体制では結束してクーデターを起こすことは考えられない」。北朝鮮の軍情勢に詳しい韓国・NK知識人連帯の金興光(キムフングァン)代表はこう見通す。

 北朝鮮の軍部は(1)軍行政を担う人民武力省(2)作戦権を持つ総参謀部(3)人事や思想統制を受け持つ総政治局に権限が分散され、一つの機関が背信行為に及んでも、残り二つの機関がそれを徹底的に取り締まる仕組みだ。「それ以外にも治安機関である国家安全保衛部や護衛司令部が第一線の師団や軍団を監視する」。韓国当局者は韓国紙の朝鮮日報にこう説明している。軍幹部は外食するのも監視対象だ。

 正恩(ジョンウン)氏が後継指名された昨秋以後、軍の掌握作業が着々と進められてきた。その過程で金総書記も70〜80代の軍長老を引退させ、若返りを図った。その筆頭が李英鎬(リヨンホ)総参謀長。正恩体制を支える軍の筆頭格だ。金興光代表は「今後、李総参謀長を筆頭に正恩氏に対する忠誠合戦が起きれば挑発などの危険が出てくるだろう」と指摘した。

 軍とともに、金正日体制を支えてきた組織が国家安全保衛部。体制維持に危険な思想犯を取り締まる。正恩氏は保衛部の掌握も着々と進める。金総書記と同じだ。だが、この保衛部を批判する声が住民間でささやかれる。今年に入り、「正恩氏の指示」という名の下、保衛部関係者が住民生活の細部に至るまで干渉しているからだ。ただ、それが本当に「正恩氏の指示」なのか、住民たちは確認できていない。

 軍と治安機関の掌握は閉鎖国家の維持に不可欠だ。正恩氏がこの二つの機関をどう扱うか、3代目金王朝安定のカギとなりそうだ。【ソウル西脇真一、北京・米村耕一】

毎日新聞 2011年12月21日 東京朝刊


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板