したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

大中華世界的話題

2913チバQ:2011/12/20(火) 23:58:31
<情勢安定化への道>

ただ、情勢を安定化させる要素もあるという。近い将来は、新たなトラブルもほとんどなく、外交的な進歩もほとんどない「静止状態」になると予測する声が専門家らから出ている。

北朝鮮の孤立状態や飢きん、インターネットアクセスの制限や外国との接触機会の少なさから、アラブ世界で発生したようなソーシャルメディアを駆使した抗議運動が起こる可能性も低い。

英国のシンクタンク、国際戦略研究所(IISS)のマーク・フィッツパトリック氏は「恐らく危機はすぐには訪れないだろう。北朝鮮は、政策が固定されたままの服喪期間に入る」とし、核問題に関する交渉には進展がみられなくなるとの見解を示した。

米民間情報機関ストラトフォーは、「金一族を軍のトップに据える限り、少なくとも短期間は事態は変化しないだろう。金総書記の死後、北朝鮮軍が厳戒態勢を敷いたとの報告もない。これは軍が移行作業を進めていることを示し、このままなら北朝鮮は安定するだろう」との見方を公表した。

これらの兆候は、米中との非核化協議実施への扉も少し開かれていることを意味する。そして、究極的には韓国とのより緊密な関係の構築にもつながると考えられる。北朝鮮には、そのようなアプローチを取る利点があるかもしれない。

半世紀にわたって、外の世界との関係をほとんど断ってきた北朝鮮。飢きんは深刻化し、巨大な開発ニーズを抱えている。しかし、中国は完全な統一を望んでおらず、韓国の有権者も関係改善は歓迎するものの、自らが費用を支払おうとはしないだろう。

金総書記の死が、北朝鮮の孤立状態を終わらせる契機になったとしても、孤立状態の解消は一筋縄には実現しそうにない。

「短期間の安定を経て、核や安全保障問題に対する政策の支持を得た上で、入念に計画された市場経済へのシフト」。前述のデニソン氏は今後北朝鮮が迎える最高のシナリオをこう描く。

その上で「長期間に及ぶプロセスになるだろうし、北朝鮮がこの方向に断固として向かう準備が整ったとする兆候はまだない」とし、「実際、金総書記自身がどの程度、韓国との関係改善の妨げになっていたかどうかは分からない」と話した。

(ロイター日本語ニュース 執筆:Peter Apps記者、翻訳:野村宏之、編集:本田ももこ)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板