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大中華世界的話題

2634チバQ:2011/10/10(月) 14:16:32
◇中国、遠い孫文の理想

 中国指導部が民権主義とは対極にある強権政治の色合いを強めるなか、各地で5年に1度の人民代表選挙(地方議会選挙)が実施されている。社会矛盾を自らの手で解決しようと、共産党や政府系団体の推薦を受けない「独立候補」が次々と中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」で立候補を表明し、「一党独裁体制に風穴を開けるのでは」と期待が集まった。だが、当局は独立候補が連携して独裁体制を脅かすことを警戒し、「民主の芽」を摘もうとしている。

 広東省広州市では、区や県レベルの人民代表選挙に少なくとも14人が「独立候補」として立候補を表明していた。しかし、当局が家族に立候補を断念させるよう圧力を加えたり、資格審査で拒否するなどの妨害工作をした結果、9月の選挙で当選した人はゼロだった。

 住宅の強制立ち退き問題をテーマに小説を出した四川省の作家、李承鵬氏や上海の作家、夏商氏ら著名人も微博上で立候補の意向を表明していたが、当局からの圧力で立候補を断念している。夏氏は微博で「(共産党)体制は当選も落選も操ることができると分かった。皆さんに偽りの民主という真相を知ってほしい」と吐露した。

 民生面でも問題が相次ぐ。中国指導部は孫文が構想した中国全土の鉄道網建設を経済発展の象徴として、高速鉄道や大都市での地下鉄整備を急いできた。しかし、7月には浙江省温州市での高速鉄道事故で40人が犠牲となり、9月には上海の地下鉄で追突事故が発生した。安全より経済建設のスピードを優先する発展モデルに対する国民の不満。これが約3億人が利用する微博で増幅され、既存メディアもそうした声を無視できない状況に当局は警戒感を強めている。鉄道事故の取材にかかわる中国紙記者によると、上海の地下鉄事故直後に上司から「過度な独自報道をひかえるよう当局から指示された」と聞かされたという。

 9日の演説で胡錦濤主席は「辛亥革命の先駆者たちの夢は既に実現されたか、実現されつつあり、中華民族の偉大な復興には明るい前途が広がっている」と述べた。だが、民権を強化する政治体制改革や民生保障の拡充について踏み込んだ内容はみられないまま、演説は20分で終了した。


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