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大中華世界的話題

2016チバQ:2010/12/05(日) 12:31:28
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総統選へ民国始動 台湾
2010年12月5日 00:15 カテゴリー:アジア・世界

 台湾5直轄市長選(11月27日投開票)が終わり、台湾政界は2012年春の総統選に向けて動きだした。今回の選挙で5市のうち3市を制した与党・国民党は、主席を兼務する馬英九総統が再選を目指して党内固めを急ぐ方針。一方、総得票数で国民党を上回った野党・民進党も蔡英文主席を軸に総統選候補者の人選を進めるとみられ、今後の政局が注目される。

■候補は主席軸に

 「国民党との実力は接近している」。今月2日、民進党本部で日本メディアと会見した蔡主席は自信を見せた。

 民進党は陳水扁前総統の総統府機密事件を発端に、前回08年の総統選で大敗。以後、蔡主席を中心に党勢回復を目指してきた。

 同党は今回、これまでの台湾出身者(本省人)の「台湾人意識」に訴える戦術ではなく、生活密着の施策を打ち出したことが奏功。5市長選で約377万票の得票総数を獲得し、国民党を約40万票上回った。昨年12月の県・市長選の得票数を合わせると、民進党は完全に国民党をしのいだ。

 党勢回復を陣頭指揮し、総統候補者レースで頭一つ抜け出た感が強い蔡主席。一方、党内には台中市長選で現職に約4万票差まで善戦した蘇嘉全氏を推す声も出始めた。蔡主席は「総統選に向けて住民に分かりやすい施策を訴えていく」と述べるにとどめ、候補者に関する言及を避けた。

■得票数に危機感

 国民党は市長選の数の上では勝ったが、馬総統をはじめ党幹部の表情は厳しい。金溥聡秘書長(幹事長)は、市長選の結果を受けた11月27日夜の記者会見で「(得票総数が下回ったことは)国民党への住民の『警告』だ」と危機感をあらわにした。この結果が総統選に反映されれば、馬総統再選は難しくなるからだ。

 選挙戦で馬総統は、中国との自由貿易協定(FTA)に当たる「経済協力枠組み協定(ECFA)」の締結に加え、欧州連合(EU)による台湾住民への査証(ビザ)免除といった外交面での成果を強調。投票率の低下を危惧し、国民党支持者に投票を呼び掛ける異例のパレードをした。

 対中政策で一定の支持を得た形の馬総統だが、選挙後の支持率は約40%(台湾メディア)。総統就任時の半分に落ち込んでいる。ある国民党関係者は「今回負けた高雄、台南市との関係を強化しないと(次期総統選に)勝てない」と指摘する。

■中国が援護射撃

 台湾の行方に影響力を持つ中国も、馬政権を“援護射撃”している。ECFA発効を来年1月に控え、中国の地方政府団が台湾を続々と訪問、農産物を買い付けている。中国は今後も経済的な協力を通じて馬政権を支え、政治的な統合を働き掛けるとみられる。

 その一方、中国は昨春「関係発展のために、民進党の訪問を歓迎する」と表明し、民進党にも門戸を開いた。蔡主席も経済・文化面で中国政策を研究するシンクタンクの設立を明言。「政治的な話がないことを条件」に中国との関係強化に前向きな姿勢を見せる。

 中国との融和を模索する両党が今後どのような中国政策を打ち出すかが、次期総統選の鍵となりそうだ。

=2010/12/05付 西日本新聞朝刊=


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