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大中華世界的話題

1806チバQ:2010/09/27(月) 00:40:06
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000831009240002
【昇竜VS.道流 中国と北海道】


(下)不動産マネー 勢い
2010年09月24日

 道内屈指のリゾート地・ニセコ。ホテルが並ぶ倶知安町比羅夫地区のニセコグランヒラフスキー場のすぐそばにあり、休業中だった老舗(しにせ)の山田温泉ホテルが今春、7億円で中国の資産家に売却された。これを聞きつけた、ニュージーランド人の不動産業者が悔しがった。


 「持って行かれた」


 業者によると、日本の所有者と香港企業の間でまとまろうとしていた話が、突然変わった。中国の資産家は建物を撤去し、自分の別荘を建てるという。「チャイナマネー」のニセコへの流入を告げる話題だった。


 同町に本社がある「北海道トラックス・ディベロップメント」。オーストラリア人向けの不動産仲介・開発業者の「古手」だが、中国の投資家もターゲットにし始めている。今年から、4千万円以下のコンドミニアム7戸の建設・販売を開始。5戸がすでに売約済みで、そのうち4戸は上海の個人という。


 同社の大久保実専務(36)は、8月に中国・瀋陽へ商談に出かけた。富裕層のニセコへの関心に手応えを感じた一方で、「金を出すから一緒に開発をやろうという申し出の多さに驚いた」と語る。


■高台17戸完売


 北海道を訪れた中国人富裕層が別荘や土地を購入する――。こんな形での中国側の「資本流入」が道内で進んでいる。象徴的だったのが、千歳市での出来事だった。


 新千歳空港から車で15分の高台にある千歳市文京の住宅街。7月、住宅17戸が立ち並ぶ一角が出現した。1棟2800万円〜3500万円。上海を中心とする富裕層向けの別荘で、全戸完売した。


 建設・販売は「ニトリパブリック」。親会社の家具製造小売りチェーン・ニトリが中国で生産した家具を輸入しており、その取引先や関係者が購入したとみられる。


 7月中旬の引き渡しの際には、千歳市内のホテルで歓迎会が開かれた。道の高原陽二副知事(61)も出席し、「この別荘を拠点にして、何度でも来ていただければありがたい」と呼びかけた。


■投資? 憧れ?


 なぜ中国資本の流入が進むのか。不動産価格が東京や大阪に比べて割安であることや、中国の課題とされる食や水の安全の確保という「北海道の利点」だけが理由ではなさそうだ。


 カナダ人で、ニセコを中心にした不動産仲介・開発会社「タイガ」のキース・ロジャース社長(35)は「中国政府への不信と表裏一体。財産を海外に逃避させるための行動」と指摘する。


 北海道トラックスの大久保専務は「自分の別荘というより、早く転売して利回りを稼ぎたいのだと思う」と中国人のねらいについて語る。


 「中国では不動産の所有ができないため、不動産所有への強い憧(あこが)れがある」と話すのは、富裕層向けの投資仲介を手がける「RHインシグノ」(札幌市)の飯島紳社長(46)だ。


 ただ飯島社長は、北海道経済に与える好影響も期待する。「『中国が金を持っていて、自分たちの利益になるから売り払え』ではない。中国資本が北海道に入り、雇用を生むというインパクトがないといけない。地域活性化が我々の大義だ」


 だが、急激な異文化の流入は、時に摩擦を引き起こしかねない。別荘地ができた千歳市役所などには、中国人がまとまった不動産を購入したことに反発する団体の動きが水面下では起きている。


 道内では、私有林7カ所・計406ヘクタールが昨年、中国も含めた海外資本や外国人に購入されていたことも、今月上旬に判明している。


 「経済効果と国土保全、そしてナショナリズム。様々な要素がはらむ問題で、慎重に推移を見ないといけない」


 一連の動きについて、道幹部はそう指摘し、その行方を注視する。


(この連載は綱島洋一、横山蔵利、三木一哉、小西淳一、古賀大己、若松聡が担当しました)


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