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大中華世界的話題

1672チバQ:2010/06/25(金) 00:14:11
 一方、台北県土城市の登山口。週末のハイキングを楽しむ登山者の中に蔡氏が現れた。「皆さんと一歩一歩足場を固めながら、台湾を前進させたい」。短いあいさつの後、ひょうひょうとした顔で山道を登る。登山者が「蔡英文だ」とささやくと「よろしくね」とニッコリ握手した。

 山の中腹にある承天禅寺に30分ほどで着くと、登山者の一人が、キュウリを手渡してきた。台湾の庶民は、水分を多く含んだキュウリをかじりながら登山することが多い。

 蔡氏も、英ロンドン大学政経学院の法学博士で元政治大教授というインテリだが、キュウリを気軽にあげたくなるような、女性ならではの親しみやすさが強みだ。蔡氏陣営は「民衆との触れ合いが一番。利益誘導の話はしない」と言い切る。

 朱氏と蔡氏のイメージは「いい人」という点で一致する。李登輝元総統や陳水扁前総統のような個性的な台湾の政治家にある「激しさ」は2人には無縁で、どちらも新しいタイプの政治家だ。

 台湾の過去の選挙では、外省人や本省人という出自や、地域、親族、職場などのしがらみが大きくものをいった。だが、2人が選挙戦を戦う台北県は、台北市のベッドタウンとしてマンションの建設ラッシュが続く新しい都市の顔も持つ。しがらみから自由な30代、40代の中産階級の住民が増えている。都市型選挙を戦うには、朱氏や蔡氏のような候補者が好まれるようだ。

 朱氏にとって今回の選挙は、12年の総統選での馬英九総統再選とその後の「ポスト馬英九」の地位をかけた戦いとなる。一方、陳前総統の汚職事件で瓦解した民進党の主席に08年に就任して以来、党勢回復に成功しつつある蔡氏にとっては、総統選での政権奪還へ向けて弾みをつけるためにも落とせない戦いとなっている。

 ◇台北市 現職(国民)VS元首相(民進)
 台湾では今年末に、高雄、台南、台中でそれぞれ県と市が合併して直轄市に移行、台北県も直轄市になる。現在も、直轄市である首都・台北市を含めた5大都市が、市の権限が大きい直轄市となる。

 台北市は国民党の現職、カク龍斌市長(57)に、陳水扁政権で行政院長(首相)を務めた民進党の実力者、蘇貞昌氏(62)が挑戦する。蘇氏は総統選への意欲もあり、3月の世論調査では、総統候補として馬英九総統を上回る支持を得た。

 台中市は、3期目を目指す国民党の胡志強市長(62)が圧倒的な人気と知名度を誇る。馬総統、新北市長選候補の朱立倫氏と共に国民党中堅の中心的存在だ。対抗するのは蘇嘉全・前民進党秘書長=幹事長(53)で、屏東県長や内政部長(内相)などを務めた安定感のある人物だ。

 民進党の固い地盤である高雄は2期目を目指す民進党の陳菊市長(60)に黄昭順立法委員(56)が挑む。台南は民進党の頼清徳立法委員(50)と国民党の郭添財・元立法委員(48)の若手対決だ。


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