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大中華世界的話題

1668チバQ:2010/06/20(日) 10:49:05
■側近の死のナゾ 

 不可解なのは、同会議の直前の6月2日、張成沢氏と長年、ライバル関係にあった李済剛・党組織指導部第一副部長が交通事故で死亡したことだ。4月、はやはり組織指導部第一副部長だった李容哲氏も心臓マヒで急死している。

 組織指導部という部署は朝鮮労働党の心臓部だ。党だけでなく軍や政府の人事、監視、粛清をつかさどっているからだ。

 部長は金正日総書記とされ(未発表)、この配下にある第一副部長は4人。死亡した2人のほかは張成沢氏(公安担当)とキム・ギョンオク氏(地方党組織担当)であった。特に李済剛氏は張氏と不仲で、2004年、張氏を一時、失脚させたのは李氏ともされてきた。李氏は3男ジョンウン氏の母、高英姫夫人(故人)に近く、後継問題にも深くかかわっていたとされる。

 張氏の大抜擢の直前に起きた党組織指導部の幹部2人の相次ぐ死亡。情報関係者の間では「権力闘争との関連」が取りざたされているが、証拠はない。

■時代を逆行する統治システム

 今回の人事では首相も交代し、新首相に崔永林・朝鮮労働党平壌市委員会責任書記が就任した。崔氏は81歳という高齢で、故金日成主席の側近エリートだ。

 80〜90年代に政務院(内閣)副総理や国家計画委員会委員長を務めた人物であるため、国家計画経済の立て直しや統制化が予測されている。

 国家経済の破綻で90年代後半に配給制度が崩壊した北朝鮮では、すでに10年来、住民経済としての市場が全国に数千と点在、住民らは生き延びてきた。しかし新首相人事には、時計の針を逆回りにしようとの社会主義化の意図が伺える。

 副総理も3人が解任され6人が新任となったが、黄海南道、平安南道など地方の党責任者や経済閣僚が昇進しており、こうした布陣からみえるのは、党中心の社会主義化、地方支配の強化の方向性だ。

 「昨年の貨幣改革以降の動きは、今回の人事も含めていずれも社会統制を第一義の目的にしているようだ。世襲に向けた国家の社会主義体制化だが、時代に逆行している」(北朝鮮専門家)

 南北関係や国連に向けた緊張醸成も、国内引き締めの一環とみられる。


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