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大中華世界的話題

1608チバQ:2010/05/24(月) 12:22:09
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100523-OYT1T00508.htm
首都バンコク覆う喪失感…騒乱去ったタイ
 タイの首都バンコクは、タクシン元首相派勢力「反独裁民主戦線」(UDD)による中心商業地区の占拠が終わり、表面上、落ち着きを取り戻しつつある。


 だが、2か月余に及んだ混乱は多くの犠牲を生んだ。タイ社会は今、深い喪失感に包まれている。

 治安部隊とUDDデモ隊の衝突などで、市民を含む90人以上が命を落とした。最貧地区の一つ、東北部ウボンラチャタニ県で農業を営むテプサソン一家は、長男インプレンさん(34)を失った。

 バンコクに出稼ぎに出ていたインプレンさんは抗議活動に加わり、衝突が激化した5月14日、胸を撃たれて即死した。家族10人にとって、月3000バーツ(約8300円)の仕送りは貴重だった。妹のセンチャンさん(31)は、本紙に電話で「どうやって生活していけばよいか分からない」と声を震わせた。

 強制排除から一夜明けた20日。政府が設けた臨時バス乗り場は、帰郷するUDD支持者が長い列を作っていた。幼い娘2人と夫の4人で2か月ぶりにチェンマイへ帰る女性(40)は、「生活が良くなると信じて参加したのに、何も変えられなかった。兵隊にはかなわない」と肩を落とした。家族6人で数百キロ・メートル離れた東北部へトラックで帰る50代の男性は、「また参加するかどうか、今は考えていない」と語った。

 放火で焼け落ちた商業施設は、補償や再建のメドが立っていない。占拠地区に接した若者街「サイアム・スクエア」でブティックを営むラックさん(38)は、「300万バーツ(約830万円)が灰になった。保険はかけていない」とぼう然としていた。服飾店を経営するティーラムドさん(38)は「4月上旬に占拠が始まった時は、すぐ撤収すると思った。多くの人が仕事を失った」と怒りを込めた。

 炎上した巨大商業施設「セントラル・ワールド」は、市民にとっても、首都の繁栄を象徴する存在だった。運転手のサンヤさん(55)は、「焼け跡を見て涙が出そうになった。国民が二つに割れたタイの将来は暗い」とため息をついた。(バンコク 深沢淳一、酒井圭吾)

(2010年5月23日19時32分 読売新聞)


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