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大中華世界的話題

1586チバQ:2010/05/20(木) 12:09:02
http://mainichi.jp/select/world/news/20100520ddm003030071000c.html?link_id=RAH05
クローズアップ2010:武力行使に深まる憎悪 タクシン派の一部、百貨店や銀行襲撃
 【バンコク西尾英之】タイのバンコクで続いていたタクシン元首相派「反独裁民主戦線」(UDD)の都心部占拠は19日、軍の強制排除でようやく終結した。しかし、一部のタクシン派が暴徒化し、首都は大混乱に陥っている。タクシン派は実力行使に踏み切ったアピシット政権への憎しみを深め、タイはさらに収拾のつかない泥沼にはまり込む恐れがある。

 「私があなたたちを決して見捨てないということは分かっていると思うが、今はこれ以上の犠牲者が出るのを避ける時だ」

 19日午後、占拠地域中心部のステージに立ったUDD幹部は、デモ参加者に「集会終結」を宣言した。投降に追い込まれたことで「敗北感」も漂う。

 だが、その直後から周辺では爆発や銃撃音が響き、収拾のつかない状態となった。デモ集会終結に納得できないタクシン派の一部が暴徒化し、占拠地域内やその周辺でデパートや銀行などへの襲撃、放火を繰り返した。

 13日夜から始まった衝突の死傷者が増え続け、UDDは政府に繰り返し「停戦」を求めてきた。だが政府は「占拠解除が先」として拒否。UDDは18日、上院議長の仲介を無条件で受け入れるとし、政府に最後の話し合いを求めたが、政府はこれも無視して強制排除に踏み切った。「十分な時間を与えてきたのに、UDDは占拠を終結させなかった」(政府高官)との立場から、強制排除が国民に支持されるとの思惑があるとみられる。

 一度は「11月14日総選挙実施」を約束し、UDDに歩み寄りの姿勢を見せたアピシット首相が、ここにきて強硬手段に出た背景には、タクシン派が勝利する可能性が強い総選挙の早期実施を回避するため、あえて「対話」ではなく「力」による解決を目指した可能性もある。

 だが、死者25人を出した前回4月10日の強制排除と同様に流血の事態となり、バンコクでも「軍が市民に銃を向けてよいのか」との批判的な声が急速に広がっている。米国や国連など国際社会も「暴力の自制」を求めてきただけに、アピシット政権の信用失墜は避けられない見通しだ。

 政府はUDDの都心部占拠を排除したことで一応の「勝利」を収めた形だが、国内の治安を完全に回復するめどは立っていない。タクシン氏の「全土にテロ行為が広がる」との不気味な予言が現実のものとなる恐れがある。

 ◇資産没収判決が端緒
 UDDがバンコク市内で大規模デモを開始したのは3月14日。タクシン氏が首相在任中に不正蓄財したとして一族の資産没収を命じた2月の最高裁判決がきっかけだった。UDDは政府に下院即時解散などを要求、4月3日には都心部を占拠した。政府は同月10日、UDDの強制排除に乗り出し、双方の衝突で日本人カメラマン含め25人が死亡、800人以上が負傷した。

 アピシット首相は5月3日、事態収拾に向けた和解案を提示し「11月14日総選挙実施」など歩み寄りの姿勢を見せ、UDD側も受け入れを決めた。しかし、UDD強硬派が反発し占拠は解除されず、政府は和解案を撤回。軍は13日以降、UDDの占拠地域を包囲し、双方の衝突で多数の死傷者が連日出ていた。


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