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大中華世界的話題

1341チバQ:2010/03/10(水) 22:44:30
 現在北京で開催中の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で、重慶からの代表団が6日に公開会合を実施した際にも、薄書記が民衆にアピールする様子が垣間見られた。

 報道関係者からの質問の大半は友好的なものだったが、組織犯罪の取り締まりについて、一部の司法アナリストから、法の原則に基づく権力行使というよりは毛沢東主義的な政治運動だと批判されたことに関して、断固弁護する姿勢を示した。薄書記は、裁判では「証人が100人を超えることもあった」とし、「欧州や米国の裁判所でも、これほどの証人は要求されない」と述べた。

 一部の観測筋は、組織犯罪撲滅キャンペーンは、薄書記にとってライバルの汪書記に一気に差をつける絶好の機会になったと指摘する。逮捕者の多くは、汪書記が重慶市党委書記を務めていた時代の参謀だ。

 一方、汪書記は、民衆からの「思想解放」への要求に応えることで、薄書記に対抗しようとしている。汪書記はことあるごとに、自分にその権利があれば、イデオロギー的自由をもっと認めるとする旨の発言を行っている。

 このほか、張高麗・天津市党委書記のような、スタンドプレーを嫌う昔かたぎの指導者もいる。張書記は、中国の次期指導者候補に関する本の中で、「不言実行」をよしとするタイプと記述されている。また、近年の中国の経済成長ブームからやや取り残されつつあった天津市の経済を、見事に好転させた功績でも認められている。

 12年の人事交代に向けて、不気味な動きを見せているのが江沢民・前国家主席だ。江氏は、国家主席を退任してからも、自らの影響力が弱体化するのを何とか阻止しようと躍起になっている。

 胡錦濤氏が江氏の後任として02年に共産党書記長に就任し、続く03年に国家主席に就任した際、江氏は、中国軍事最高機関の中央軍事委員会で1年間主席の座にとどまり続け、その後も影響力を維持し続けている。

 さらに江氏は、退任した指導者は現行政務に公にはかかわらないとする過去15年にわたる慣習を破り、04年の退任後の出来事について記した回顧禄を出版した。

 その中で江氏は、04年に軍事委を退任したいきさつを振り返り、かなり時間をかけて「熟慮した」結果だとしている。だが、共産党の内規によると、当時の江氏の年齢からして退任以外に選択肢はなかった。

 一部の観測筋は、これは、軍事委主席の座にしがみつかずに、さっさと退くようにとの胡氏に対する暗黙のメッセージだとみている。

 シンガポール国立大学のファン・ジン客員教授は、江氏のこうした行動について「干渉しようとすればするほど、自らの功績に傷をつけている」とし、「権力移行の制度的仕組みを妨害する行為だ」と述べる。

記者: Ian Johnson


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