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大中華世界的話題

1269チバQ:2009/12/19(土) 20:23:39
宗主国仕込みも

 かつて世界の海に君臨した旧宗主国のポルトガル仕込みのしたたかさも、マカオは受け継いでいるようだ。中国への過度の依存に陥らぬよう、面従腹背ともとれる脱中国策を静かに実行し始めているからだ。

 マカオ旅遊局の文綺華副局長は、「週末客が中心のカジノ以外に、平日も入境者を増やす国際会議や展示会などの誘致、インドや日本など中国本土以外の観光客増と滞在日数の増加が次の10年の課題」という。

 観光客数やカジノ収入の増加を求める「量」の拡大策では中国本土への依存度は高まるばかり。20日に発足する崔政権の基本方針というが、観光に限らず経済構造を「質」から変えることで対中依存度を少しでも減らし、マカオの独力で存在意義を高めておきたいとの思いが見え隠れする。

 経済局の蘇局長は「03年の新型肺炎(SARS)流行で観光業が打撃を被った際、マカオ経済は一極集中ではだめだという教訓を得た」と話す。親中国政権のもう一つの顔といえる。

 ただ、かつてマカオは外貨の持ち込みや持ち出しなどが比較的自由で、北朝鮮が不正な取引に利用していた。99年までは平壌と結ぶ高麗航空の定期便もあった。「今も中国が仲介して北朝鮮とマカオの水面下の関係が続いている」と話す金融関係者もいる。政治的にも経済的にも利用価値がある限り、中国はマカオの手綱を緩めそうにない。




【用語解説】マカオ

 中国広東省に近接する旧ポルトガル植民地で、1999年12月の中国への返還に伴い「一国二制度」が適用される特別行政区になった。半島と島からなる面積約29平方メートルに約54万人が暮らす。カジノと観光業が中心。ポルトガル時代に建設された建物や広場が2005年にユネスコの世界遺産に登録された。

●=金へんに華


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