したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

大中華世界的話題

1215チバQ:2009/11/12(木) 00:44:44
http://mainichi.jp/select/world/news/20091112k0000m030060000c.html
タイ:カンボジアのタクシン氏引き渡し拒否 対応に苦慮
 【バンコク西尾英之】タイ政府は11日、カンボジア政府に対し、カンボジア滞在中のタクシン・タイ元首相(60)の身柄引き渡しを正式に求めたが、即座に拒否された。タイ政府は反発を強めるが、有効な対応策を探しあぐねている状態だ。

 AFP通信によると、タイ外交官3人が11日、カンボジア外務省を訪れ、犯罪人引き渡し条約に基づく身柄引き渡しの要請文書を提出。カンボジア側はその場で拒否通告の文書をタイ側に手渡した。

 タクシン元首相は汚職罪で有罪判決を受け、08年8月に海外逃亡。フン・セン・カンボジア首相は11日、「元首相は06年の(タイ軍部による)クーデターの犠牲者だ」と擁護し、政治犯である元首相を引き渡す必要はないとの立場を改めて強調した。

 タイのアピシット首相はカンボジアとの協力関係を見直す考えを表明したが、「暴力的な手段を取るつもりはない」と強調し、国境封鎖の可能性を否定。対策は手詰まりになっている。

 タクシン元首相のカンボジア訪問は、国境のヒンズー教遺跡「プレアビヒア」付近の領有を巡る紛争で、タイへの反発を強めるフン・セン首相が、元首相の拘束や国内のタクシン支持派一掃を果たせないアピシット政権の「弱み」を巧妙に突いて、揺さぶりをかけているものだ。

 カンボジアは13世紀ごろには「クメール王国」として、現在のベトナムからタイにまで及ぶ広大な領土を誇ったが、その後衰退してタイの王朝などに領土を奪われた。カンボジアとタイの間には領土を巡る歴史的な反発があり、プレアビヒアの紛争がさらに両国民のナショナリズムに火を付けている。

 さらにタクシン元首相も、今回の訪問を利用してタイ国民に自身の健在ぶりを示し、悲願の帰国、復権へ向けた闘争を再開しつつある。国内の政敵と隣国の首脳が手を結んで揺さぶりをかけてくるという異常事態に、アピシット政権は劣勢に立たされている。

 ◇タクシン氏の「王制改革」発言、一部上院議員ら不敬罪で告発
 タイのタクシン元首相が先日、英紙「タイムズ」のインタビューに「タイ王制は改革が必要」との考えを表明した問題で、反タクシン派の一部上院議員らは10日、元首相と記者を不敬罪で警察に告発した。

 タイは世界でも数少ない、王室への不敬罪が生きている国で、最高刑は禁固15年。この問題で英有力紙を巻き込んで不敬罪がクローズアップされれば、言論や報道の自由の問題として国際社会の風当たりが強まりかねない。

 元首相は、罪に問われることを承知で政権に揺さぶりをかけた可能性が強い。ここでもアピシット政権は難しいかじ取りを迫られている。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板