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大中華世界的話題

1214とはずがたり:2009/11/11(水) 08:59:24

中国が豪資源獲得へ再び触手、政治的揺さぶりも
2009.7.29 20:40
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090729/chn0907292040005-n1.htm

 【上海=河崎真澄】英オーストラリア系資源大手リオ・ティントの上海事務所幹部らを経済スパイ容疑で逮捕した中国が、鉄鉱石など地下資源の権益獲得や農薬技術をもつ企業買収に向け、改めて豪州に触手を伸ばしていることが、29日までに明らかになった。金融危機で打撃を受けた豪州には、「チャイナマネー」への依存度を高めざるを得ない事情があるものの、中国が「スパイ事件」で資源大国の豪州に、政治的な揺さぶりをかけた可能性があることへの反発が強まっており、事態は一段と複雑化している。

 中国紙、上海証券報などによると、中国アルミ大手チャイナルコの熊維平会長は23日、北京で開かれた豪中ビジネス協議の席で、リオ・ティントとの提携関係を拡大し、豪州で非鉄金属資源の開発事業を進める意向を示した。

 両社には最近、総額195億ドル(約1兆8500億円)にのぼる別の巨大提携計画が浮上したが、中国の影響力が高まることへの豪世論の反発から、リオ・ティントが6月5日、計画を撤回した。一方のチャイナルコは、リオ・ティントがその後実施した株主割当増資に応じて、9・3%の出資比率を維持した。株主の権利を行使しながら、豪州が世界最大の生産量を誇るアルミ原料、ボーキサイトなど地下資源の権益拡大に改めて照準を合わせているもようだ。

 同協議ではさらに、豪オズ・ミネラルズが持つ鉱山資産を買収した金属商社、中国五鉱集団なども、資源開発で追加投資を行うと表明した。

 また、中国国有の化学大手シノケムは、豪農薬大手ニューファームの買収交渉に入ったことを明らかにした。買収額などは明らかではないが、シドニー市場に上場している同社の株式時価総額は約24億豪ドル(約1860億円)に上る。

 経済成長を維持する中国は“資源がぶ飲み”を続けており、鉄鉱石や非鉄金属のほか石炭やウランなど地下資源が豊富な豪州を「宝の山」とみている。しかも、金融危機の影響が少なかった中国は6月末で世界一の2兆ドル超の外貨準備を抱え、海外の資源獲得や疲弊した企業買収に繰り出す大量の「チャイナマネー」が手元にある。

 豪州は今年1〜3月期の国内総生産(GDP)実質伸び率が0・4%と前期のマイナスからプラスに転じた。ただ、21日に公表されたオーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)の今月7日の金融政策決定会合の議事録は「豪州の輸出は中国の需要を反映して驚くほど強い」と指摘しており、中国経済依存型の景気回復をくっきりと映し出した。

 こうした中で起きたリオ・ティント幹部の逮捕劇については、「偶発事件であろうと仕組まれた事件であろうと、中国は豪州の資源獲得交渉で“カード”として政治利用する可能性が高い」(日系企業幹部)との指摘もある。アジア・太平洋地域における経済力のバランスが、中国に大きく傾く恐れもあるとして、域内の警戒感が広がっている。


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