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大中華世界的話題

1195チバQ:2009/10/31(土) 11:58:06
http://www.asahi.com/international/weekly-asia/TKY200910240234.html
中国語、敵視から一変 タイ・インドネシア 巨竜の影(3)2009年10月31日
■王立学校で必修――タイ

 今月8日、バンコクにあるチトラダ学校で8人の中学生が、学期間の長期休暇にもかかわらず朝から中国語の補講を受けていた。中国政府公認の検定試験「漢語水平考試(HSK)」の受験準備のためだ。教師の質問に矢継ぎ早に答え、単語の復習に余念がない。

 ここはプミポン国王夫妻の住むチトラダ宮殿内、王室が運営する学校だ。国王が我が子の教育のため1955年に創立。皇太子ら国王の4人の子供が学んだ。今でこそ一般に門戸を開くが、現在も孫の一人が幼稚園に通う。

 同校の最高責任者を務める次女のシリントン王女は北京大で1カ月間語学留学をした親中派だ。チトラダ学校は04年、王女の方針で中国語を必修科目に加えた。

 現在、小学部で週1時限、中学部で週2時限が必修。高等部でも選択科目として8時限学べる。中学部のラタナ副校長(教務担当)は「将来、中国の経済や文化の影響が世界に広がるので、生徒は中国語で交流できるようにならなければならない、と王女から指示された」と明かす。

 タイでは長年、共産主義の浸透への警戒感から、中国語は「敵性語」と見なされ、語学教育が厳しく制限された。75年の国交樹立後も中国語教育は教育省の管轄ではなく、国家安全保障会議が担った。80年代から中国との関係が深まってもなお半ばタブー視されてきた中国語教育に、国の最高権威がお墨付きを与えた影響は計り知れない。

 明確な方針を示してこなかった政府も、タクシン政権下の05年、転換に踏み切った。当時のチャトゥロン副首相兼教育相が小中高での中国語教育を正式に解禁したのだ。

 「王室の取り組みに多くを学んだ」とするチャトゥロン氏自身、「何代前か分からないが祖先は中国から来た」。タイでは、チャトゥロン氏のように中国語を片言しか理解せず、帰属意識の薄い人が少なくない。「中国と商売する人が増え、中国語への関心が高まるのに、こっそり学ぶことがいつまでも続くべきではないと考えた」と振り返る。

 中国も好機を逃さない。教育省高官がバンコクを訪れ、支援協定を結んだ。毎年100人のタイ人の中国語教師の受け入れを進めるほか、教師派遣にも力を入れ始めた。

 さらに中国側は今年6月、図書・教材提供、語学演習室の設置などを通じて支援する「孔子課堂」をチトラダ学校内に開設した。シリントン王女が臨席した式典で管木・駐タイ中国大使は「王女が中国文化を愛し、すぐれた模範を示してくれた」と礼賛。王女も「世界で最も多様な文化を持つ国を知ることができる」と賛辞を送った。

 タイ国内で中国語を教える小中高校は03年時点では華人系を中心に305校にとどまっていたのが、今年は1440校まで広がっている。(バンコク=藤谷健)


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