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大中華世界的話題

1192チバQ:2009/10/31(土) 11:55:56
■資源確保へ、中東重視

 タリバーン政権が崩壊した01年末以降、国際的復興計画の中で鉄道建設が再び浮上した。中国の計画とは別にウズベキスタン国境から北部マザリシャリフへ75キロの延伸計画を進めるアジア開発銀行アフガン事務所のクレイグ・ステファンセン所長は「アフガンは貿易のハブになる可能性がある。ただ中国案のように大規模な鉄道を実現するのは容易ではない」。まず、険しい山岳地形や治安の悪さが障害になる。膨大な建設費負担の問題もある。

 「新生アフガンに注がれた援助総額を上回るほどの投資が必要で、銅山の利益だけでまかなえるかどうか。ただ、中国はアラビア海へ通じるルートの確保を重視している。50年、100年の単位で国益を考えているのだろう」とステファンセン氏は指摘する。

 中東やアフリカからの資源確保を目指す中国は、すでにインド洋沿岸のミャンマーと、雲南省へ至る石油パイプラインの建設で合意した。また中国はパキスタン・グワダルに港湾を建設しており、アフガン鉄道と結べばもう一つの生命線となりうる。

 欧米では、蜜月関係にあったカルザイ政権が腐敗にまみれるにつれ、距離を置く動きが表面化してきた。カブール大学法学部のワディル・サフィ教授はこう語った。「欧米の穴を埋めるように、政権は別の方を向き始めている。アフガンは興亡する大国と距離を保ちつつ生き残りを図るしかない」(アイナク=武石英史郎)

     ◇

 〈アフガニスタンと中国〉 パミール高原で76キロの短い国境を接する。1955年に国交樹立。01年末のカルザイ政権発足後、国際復興支援で中国の影は薄かったが、アイナク鉱山への投資で最大の投資国となった。両国間の貿易総額は1億5400万ドル(08年、中国統計)。パキスタン、イラン経由の貿易も多く、カブールの市場は中国製品が席巻している。

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 存在感を高めた中国が周辺地域に様々な変化をもたらしている。現場から報告する。


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