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大中華世界的話題

1130千葉9区:2009/08/16(日) 21:46:40
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009081502000055.html
村消滅生き埋め300人超 『救助、どこから着手』 被災地ルポ
2009年8月15日 朝刊

 【小林村=栗田秀之】「これほどすさまじいなんて」−。被災状況を目の当たりにした家族は泣き崩れ、レスキュー隊は立ち尽くした。台風8号に伴う豪雨で土砂崩れが発生し、三百人以上の住民がのみ込まれた高雄県小林村への道路が災害発生以来六日ぶりに開通し、家族や救援隊が十四日、続々と村に入った。しかし「消えた村」の惨状を前に、誰もが言葉を失った。

 わずか四日間で年間平均降水量を上回った台湾南部。村では九日早朝、集落東側の山の斜面が約百ヘクタールにわたって崩れ落ち、当局の調べで三百九十八人が生き埋めになった。

 大量の土砂に埋まった集落は、わずか二棟の家屋が残るのみ。住宅のほか、役場や小学校なども跡形もない。平らになった土砂の上に巨大な流木が点々と横たわるだけだ。

 この日を待って家族やレスキュー隊、重機を積んだトラックなどが次々と村に入ったが、想像を超える被害になすすべもない。

 高雄市から駆け付けた徐仙鳳さん(53)は息子(31)が行方不明になっている。「全部埋まった。何もない。息子も姉の五人家族も、義理の兄も…」と泣き崩れ、持って来た息子の茶色いシャツを抱きしめた。

 高雄県レスキュー隊の十人は、現場に接して立ちすくんだ。林華上さん(28)は「こんなのは見たことがない」。

 施鐸訓さん(37)は、二千人以上が死亡した台湾大地震(一九九九年)と比較して「あの時は建物が壊れ、遺体のにおいもしたが、何とか被災者を救おうとわれわれも奮い立った。ここではそんな感情もわかない。完全に破壊されており、どこから手を付けたらいいか分からない」と肩を落とした。

 村のわきを流れる川は「釣りができる」(レスキュー隊員)という清流だが、台風上陸から一週間過ぎた今もどす黒く濁っていた。


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