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大中華世界的話題

1100千葉9区:2009/07/12(日) 12:34:14
http://mainichi.jp/select/world/news/20090712ddm002030105000c.html
中国:新疆・ウイグル族暴動1週間 厳戒下のウイグル族居住区、遠い「民族融和」
 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR 国際>

 中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区ウルムチで5日に発生した大規模暴動から12日で1週間。当局は「民族融和」のアピールに躍起だが、ウイグル族と漢族との溝は深まり、双方の怒りや不安がくすぶり続ける。民族対立で浮かび上がった経済格差や差別といった課題の具体的な解決策もないままで、真の融和に向けた道筋は見えていない。【ウルムチ鈴木玲子、北京・浦松丈二】

 ◇密告奨励、出稼ぎ者脱出
 「お水はいかがですか」。漢族の男性がウイグル族母子に水を差し出す。ウルムチ市南部のバスターミナルで、交通当局の職員ら約50人が紙コップに入れた飲み水を乗客に配っていた。自治区幹部が視察する中、「民族融和」が演出された。

 だが、ウイグル族居住区では「融和」とはほど遠い緊張感が漂っていた。「新疆社会の安定を維持しよう」。閑散とした通りを街宣車が巡回し、後ろに銃を構えた兵士を乗せた数台の軍トラックが続く。

 別の居住区では、漢族の暴徒による7日の襲撃で、あちこちの家の窓ガラスが割られていた。路地裏を進むと十数人のウイグル族の男性に取り囲まれた。日本人記者であることを説明すると、わずかに笑みが浮かんだ。男性が「襲撃のことは詳しく話せない。誰に聞かれているか分からないからだ」とささやく。居住区では密告が奨励され、人目がある場所では口を濁す。

 近くの旅館には、襲撃で負傷した、地方からの出稼ぎウイグル族数人が泊まっていた。女主人のアマングリさん(36)は「みな怖がって帰った」と話す。通常約30人の宿泊客は5人ほどに減った。

 自治区当局は11日、暴動による死者の民族別内訳を初めて公表した。死者184人のうち漢族が137人と74%を占め、ウイグル族は46人、回族が1人という。民族別の内訳は新華社が英語版で伝えただけで、他の中国メディアは報じていない。内訳が明らかになることで民族対立がさらに激化するのを避けるための措置とみられる。暴動を見たというウイグル族の男性(25)は「ウイグル族の死者がこんなに少ないはずがない」と憤った。

 一方、漢族にもウイグル族への不満は消えない。若い漢族のタクシー運転手に、行き先をバスターミナルと伝えると顔をしかめた。10日に同僚が駅に着いた途端、外にいた若いウイグル族の男性に石を投げつけられた。「ウイグル族は乗せたくない」とおびえた。

 ◇少数民族、漢族支配に不満拡大
 「新疆の各民族、幹部、大衆は呼吸を合わせ、命運を共にし、心を連ねる良い伝統を発揚していこう」。中国共産党の最高指導組織である政治局常務委員会は、ウルムチの暴動を受けた8日の会議で民族融和のスローガンをこう掲げた。

 暴動対応を決める会議で「民族融和」が強調された背景には、発生直後に自治区当局が暴動の残忍性をあまりに強調したため、漢族の被害感情があおられ、大規模な報復デモを招いたとの反省があるようだ。しかし、民族対立の温床となってきた格差、差別を是正する具体的な道筋は示されなかった。

 中国では、漢族が人口の約92%を占める。一方、ウイグル族など55の少数民族は合計しても約8%に過ぎない。省レベルの民族自治区は五つある。ただ、「自治」といってもトップの党委員会書記は中央から漢族が送り込まれ、漢族中心の統治が行われてきた。

 「漢族支配」への不満はウイグル族やチベット族などに根強く、分離・独立運動の動きが指摘されてきた。


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