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大中華世界的話題

1027千葉9区:2009/06/08(月) 21:56:37
http://mainichi.jp/select/world/news/20090606ddm007030037000c.html
民主化への底流:中国・天安門事件20年/中 「網民」が暴く腐敗と矛盾(1/2ページ)
 ◇政府、対応に苦慮
 「対象者がインターネットに痕跡を残せば、大抵探し出せる」。事情通という上海の若い男性は、標的の個人情報をどう暴くのか聞かれると、こう豪語した。

 中国のネットユーザー(網民)は約3億人と世界一。網民の一部が血道を上げる「人肉捜索」は、標的にした人物の個人情報をネット上で暴露することを指す。06年ごろから「モラルに欠ける」人物の「捜索」が始まり、やがて役人の腐敗を暴くようになった。格差拡大で不公平感がくすぶる中国で、人肉捜索は庶民の不満のはけ口にもなっている。

 昨年12月、江蘇省南京市江寧区の不動産管理局長が「安値で不動産を売却した開発業者を処分する」という趣旨の発言をし、庶民の反発を買った。捜索の結果、局長が1カートン1500元(約2万円)の高級たばこを吸い、スイス製高級腕時計を所有、高級外車キャデラックで通勤する生活ぶりが明らかにされた。市の調査で数十万元の収賄容疑が判明し、公職追放となった。専門サイト「人肉捜索網」の管理人は「捜索の背後にある強大な世論の声に政府は注目している」と話す。

 人肉捜索が腐敗追及に成果を上げる半面、個人情報の流出による弊害も目立つ。昨年10月には男がニセ情報を流して人肉捜索を悪用し、元交際相手の居所を突き止めて刺殺する悲劇が起きている。

 個人情報の漏えいを防ぐ動きも出ている。江蘇省徐州市は1日、条例を施行し、勝手に個人情報をネットに公開した者に最高で5000元の罰金を科すことにした。市は「人肉捜索規制のためではない」と否定するが、世論の反発は強い。捜索が禁じられれば、報道機関が伝えない不正が闇に埋もれるとの危機感が根底にある。

 20年前の天安門事件ではネットも携帯電話もなく、情報は口コミや壁新聞で伝わった。ネット社会が広がる中、政府は意に沿わない情報の削除や外国の人権サイト閲覧を規制するなどネット監視を強化する。だが、情報の完全な統制は不可能に近い。政府は民意を味方につけるよう対応を変化させ、不満の矛先が体制に向かわないように腐心する。

 「政府は政策を人民に問い、政務の公開と政策決定の民主化を進める」。今年2月、温家宝首相はネットで網民と交流を図り、ネット世論重視の姿勢を強調した。膨張を続けるネット大国。その底流に渦巻く世論のかじ取りは難しさを増している。【上海・鈴木玲子】


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