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大中華世界的話題

1008千葉9区:2009/05/31(日) 17:43:02
 翌日は、前日の悪天候とは打って変わり晴天。まず、華川ダムのそばにある「ヤマメ生態復元体験館」を訪れた。体験館と言っても建物があるわけでなく、ヤマメがきれいな水槽の中で飼われており、ヤマメ手づかみ体験などができる。

 清流にしか棲まないヤマメは、韓国では「山川魚(サンチョノ)」と呼ばれている。自然環境の美しさをアピールしている華川では、ヤマメの養殖にも力をいれているようだ。

 華川は韓国の北の端にあるので冬場はかなり冷え込み、川や湖はカチカチに凍る。“町おこし”の一環で、毎年冬には「華川ヤマメ氷祭り」が開かれ、人口約2万3000人の町が観光客でにぎわっている。

 ちなみに華川ダムは水力発電のために、日本統治時代の1939年に着工し、1944年に完工したコンクリート製のダムだ。韓国では「日本帝国が大陸侵略するためのエネルギー源として建設された」と紹介されている。

 現在も大切に使われているという。現地のガイドさんは「ダムが造られてから65年もたつのに、コンクリートにもとくに問題が生じていない。当時の日本の技術はたいしたものだ」と称賛していた。

 次に韓国最古の人造湖「破虜湖(パロホ)」へ向かった。こちらも終戦前の1944年に造られた。統治時代は日本人が「大鳳湖」と呼んでいたが、日本が敗戦した後は、李承晩大統領(当時)が名前を変えたという。

 遊覧船に乗り、1時間半ほどかけて湖を抜け、北漢江を上流にさかのぼった。終着点には「平和のダム」や「世界平和の鐘公園」があった。公園のほうはまだ整備中で、数日後に控えたオープニングを前に、急ピッチで最後の仕上げ作業が行われていた。

 最後の目的地「アンドン鉄橋」には、20分ほどトレッキングをしながら向かった。北漢川沿いをさらに上流へ行くと鉄橋が現れる。6キロほど先の北朝鮮側にもつながる北漢江。ここは、韓国では天然記念物と同時に絶滅危機種として指定されているカワウソの生息地でもある。

 日本にも以前ニホンカワウソが生息していたが、開発による環境の変化で激減。1979年に絶滅したとされる。カワウソの生態に詳しい華川郡政策企画団長の金俊成氏によると、韓国に生息するユーラシアカワウソはニホンカワウソに近い種類とされ、韓国内のカワウソを使ってニホンカワウソを復元して日本側に送るという話もあるという。

 こうしたカワウソの保護や研究をアジア一帯をカバーして行う「(仮称)韓国カワウソ研究センター」を華川に開設する計画もあるという。また、こうした生態系を観察するエコロジカル観光ツアーも開発される予定だ。


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