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2007年参院選スレ

1とはずがたり:2004/07/15(木) 21:12
現時点で

民緑 52(比例19・選挙区33)
自民 49(比例14・選挙区35)
公明 11(比例8・選挙区3)
共産  4(比例4)
社民  2(比例2)
無所  3(秋田・新潟・沖縄)

今選挙区の定数是正がないとすると

北道 民自   岩手 民
宮城 民自   福島 自民
茨城 自民   栃木 自民
群馬 自民   埼玉 自民公
東京 民民自公 千葉 民自
神奈 自民民(今回公明は自民へ・松に遠慮する事はない)
新潟 民自   富山 自
石川 自    福井 自
長野 民自   静岡 民自
愛知 自民民(神奈川に同じ)
岐阜 自民   三重 民
京都 民自   大阪 民公自
兵庫 民自   和歌 自
鳥取 自    島根 自
広島 自民   福岡 民自
鹿児 自

で決まりであろう。民25自27公3。

残りの選挙区は,青森・秋田・山形・山梨・滋賀・奈良・岡山・山口・徳島・香川・愛媛・高知・佐賀・長崎・大分・熊本・宮崎・沖縄の18選挙区。

比例は
民主 19〜21
自民 15〜13
公明 7〜8
共産 4〜5
社民 2

といったところか。民主20自民14公明8共産4社民2として結局

民主 20+25+52=97議席を固めた
自民 49+26+14=89議席は固い
公明 11+3+8=22は確定的
共産 4+4=8程度か
社民 2+2=4は死守したい
無諸 3+0(いずれも野党系無所属)

は3年後の参院選後は既に確定し居てるといって良い。自公で111民共社無で112。

従って上記の残り18選挙区が決戦場となる。風向きや定数是正でまだ大きく情勢が変わることも十分予想できるがここは残る18選挙区を今から取りに行きたい。

4368とはずがたり:2008/10/19(日) 03:48:44
宮崎では長峯?
>九州・山口で特定候補を推すのは大分と宮崎だけだ。
>(長崎県本部は)参院選の選挙運動はしないと決めた。
>鹿児島県本部は2月の役員会に民主新顔を招いた。引き合わせたのは郵政解散で落選した元衆院議員(松下か)。自民関係者に配慮して表向きは自主投票としたが、幹部は「自民を応援する義理はない」と言い切る。
>佐賀は一部の局長OBらが自民の選挙区候補を支える。郵政解散で自民県連が造反組2人を推薦したからだ。県本部の幹部は「自民は許せないが県連には義理がある」。

かつての主役 無力感 郵政票、組織弱体化に悩む
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/miyazaki/SEB200707150015.html
2007年07月15日

 かつて抜群の集票力を誇った郵政関係者が存在感を失っている。05年夏の「郵政解散」で多くは長年連れ添った自民を離れ、民営化反対を唱えた国民新党へ心を移したが、10月に迫る民営・分社化を前に無力感も漂う。 

 「ご恩は生涯忘れない」。大分市で6月21日にあった大分選挙区(改選数1)の国民新党現職、後藤博子氏の事務所開きで、「大樹全国会議」の県本部幹部が熱弁をふるった。

 大樹はかつて「自民党最強の職域支部」と呼ばれた。特定郵便局長のOBらが加わり、郵政解散をきっかけに多くが国民新党を支える全国会議に移った。同会議九州地方本部(熊本市)は比例区で、同党新顔で元自民衆院議員の自見庄三郎氏を推す。郵政解散で民営化に反対した「恩義」に報いるためだ。

 しかし、選挙区での態度はまちまち。九州・山口で特定候補を推すのは大分と宮崎だけだ。

 長崎県本部の幹部は「もう力もないし、活動しても現状は変わらない。悲しいだけです」。参院選の選挙運動はしないと決めた。組織はいま、詳しい人数がわからないほど弱体化している。

 一方、鹿児島県本部は2月の役員会に民主新顔を招いた。引き合わせたのは郵政解散で落選した元衆院議員。自民関係者に配慮して表向きは自主投票としたが、幹部は「自民を応援する義理はない」と言い切る。

 逆に、佐賀は一部の局長OBらが自民の選挙区候補を支える。郵政解散で自民県連が造反組2人を推薦したからだ。県本部の幹部は「自民は許せないが県連には義理がある」。

 郵政公社は3月までに、全国1048局で集配をやめた。効率化の旗のもと、過疎地が狙い撃ちされた。

 大分県北部の豊後高田市にある田染(たしぶ)郵便局は昨年10月、無集配局になった。地域の600戸には12キロ離れた豊後高田郵便局が手紙を届ける。緒形雅之元局長は「不在時の再配達の対応が鈍っていないか」との疑念が消えない。

 「市場原理が最良という幻想に日本中が踊らされた」。福岡県内の元特定局長(69)は、そんな言葉で2年前の郵政解散を振り返った。参院選では知人に国民新党の候補への支持を呼びかけるが、あきらめもある。「民営化は止められない。でも自民党には入れたくない」

4369とはずがたり:2008/10/19(日) 03:54:26

医師・歯科医師・建設業者 組織的集票に陰り
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/ibaraki/TKY200707250111.html
2007年07月25日

 かつては「組織選挙」と言われた参院選。だがいま、組織候補を擁立する政治団体と特定政党との結びつきは、県内でも弱まりつつある。従来は自民候補を単独推薦してきた「県医師連盟」は今回、比例区で本部決定に反して国民新党公認の自見庄三郎氏を推薦した。一方、自民の支持団体「日本歯科医師連盟」の県内組織で誕生した「県民主党歯科医師支部」にも目立った動きはみられない。自民の集票マシーンと言われた「県建設業協会」の集票力にも陰りがみられる。

 「茨城は自見先生を公式に推薦している全国で唯一の県。どうか茨城で一番票が出たと言えるよう頑張っていきたい」

 7月19日夜。水戸市で開かれた自見氏の個人演説会で、県医連副委員長の小松満医師が、力を込めた。

 県医連が、参院選比例代表に日本医師会の政治団体の日医連が推薦する自民現職の武見敬三・厚生労働副大臣に加え、郵政反対組で自民を離党し、前回総選挙で落選した自見氏の推薦を決めたのは今年1月末。県医連内では一時、自見氏の単独推薦を模索する動きもあったが、日医連の反発を考慮して、同時に2人の推薦を決めた。

 県医連幹部によると、今のところ、自民の厚生族として影響力をもつ党総務会長の丹羽雄哉氏が地盤とする県南の一部地域をのぞき、自見氏への支持が広がっている。

 ある幹部は「医療費抑制で弱者切り捨ての自民よりも、同じ医師として現場の危機感を何よりも共有する候補を応援したい」と理由を話す。

 県歯科医師連盟では、昨年6月に民主党支部が発足し、8月には会員の自民党費の肩代わりをしないことを決めた。同連盟は今年3月末に会員約1300人に自民と民主の「入党のすすめ」とする文書を郵送。元参与で民主党支部長の川口浩県議によると、05年度には自民党員は約770人いたが、今年6月現在で自民党で返信がきたのは約70人という。

 一方で、民主支部も参院選での活動は、ほぼ「休業状態」という。川口氏は「弱者切り捨ての医療制度改革の影響で自民離れは進んではいるが、民主支部も組織だった集票はまだできていない」としている。

 かつて固い組織を背景に大きな集票力を誇った建設業協会。今回は、自民比例区に立候補した元国土交通事務次官の佐藤信秋氏(とは註:当選)を組織候補として支援する。県内での目標は、前回選挙で支援した候補の倍以上の1万票だ。

 しかし、現実には、同協会の支援候補の得票数は01年参院選が4500、前回04年が3500と1000票減った。

 同協会が意気込むのは業界の将来に対する危機感の裏返しとも言える。

 県単独の公共事業はピーク時の97年当初予算で625億円あったが、今は半分以下の265億円まで減少。現在、会員は約640社だが、ここ数年毎年30社ぐらいが退会する。「大部分は倒産。本当に厳しい」と同協会。業界の疲弊と会員数の減少は集票力の陰りにも直結しており、ある建設会社長は「本業が大変で、選挙どころではない」。ある幹部は「前回以上に力は入れているが、歩留まりが読めない」とこぼす。

4370とはずがたり:2008/10/22(水) 23:56:28
>>4158>>4165
石津・黒岩は実現。若林より糸川も実現。戸倉女史は3区ではなく4区。吉良の知事選転出や民主飛び出し迄考えて民主公認ちゃうかと煽った松本氏ですが社民公認すら得られずあっても無所属出馬の様子。

参院自民現職落選組
青森 山崎http://www.yamachannel.gr.jp/
秋田 金田→秋田2区自民公認
富山 野上→河合が国民に寄りかけたけど止まったからなぁ。。
石川 矢田(新人だが)http://www.yatatomiro.jp/だと自民候補の応援をするとしている。県議返り咲き狙いか
滋賀 山下→4区岩永後継に軽く取り沙汰
鳥取 常田→衆院選出馬の意向(相手されず)
岡山 片山→衆院選出馬の意向(相手されず)・岡山県知事選の声も(本人拒否)
香川 真鍋→落選後の08年5月の新宏池会結成で顧問に。次期総選挙に息子が無所属出馬
愛媛 関谷→愛媛3区出馬の動きを見せるも断念
高知 田村→衆院出馬もあるかもhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/3636とのことだったがその後聞かないね。
熊本 三浦→熊本3区無所属出馬表明,07衆補選に出馬取り沙汰も
宮崎 上杉(04年落選組)→中山のゴタゴタで棚ぼたで宮崎1区公認

4371千葉9区:2009/02/02(月) 21:53:09
古い記事を漁るシリーズpart2:07年6月
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=406916196
島根選挙区 亀井亜紀子氏出馬の舞台裏

 参院選島根選挙区(改選数1)に、亀井久興国民新党幹事長の長女・亜紀子氏(42)が、同党公認での出馬を5日、正式表明した。民主党の小沢一郎代表が、なぜ亜紀子氏に狙いを定めたのか。なぜ国民新党公認だったのか。亜紀子氏出馬表明までの舞台裏を追った。

 狙い定め「外堀」埋めた小沢氏

 民主党の候補者選びは、県連主導で進んだ。だが、複数の候補に断られ、擁立作業は難航。県連の鈍い動きに対し、参院選を「政治の歴史の転換点」と位置付ける小沢代表は、今年2月ごろから、自ら擁立に動いた。

 野党共闘を視野に久興氏とも協議。それぞれ数人に打診したが断られた小沢代表の脳裏に、いつ亜紀子氏の名前が浮上したのか。

 久興氏が予測するのが、当時県内で流れていたうわさだ。昨年10月に久興氏と台湾を訪れた亜紀子氏が、李登輝前総統との懇談で「政治への意欲」を語ったとされる。

 うわさを聞きつけ、亜紀子氏に狙いを定めた小沢代表は一気に動いた。5月初めには、亀井幹事長に「亜紀子氏擁立」を打診。同17日に島根入りし、亜紀子氏を口説き落とす仕掛けづくりを図った。

 民主、社民両党県連に具体名を挙げないまま「野党統一候補」の擁立方針を伝え、協力を要請。さらに、自ら要求した女性県議、市議らとの会談で「女性候補がいい」との要望を引き出した。

 国民新党公認 父と歩んだ党に愛着

 1週間後の同24日、小沢代表は都内のホテルで、亀井親子とひそかに会い、亜紀子氏に出馬を強く要請。「急な話で正直、大変迷った」と振り返った亜紀子氏だが、既に公示まで1カ月余りに迫り、要請を断ることは島根の野党勢力の不戦敗を意味した。

 「政治家は一代で終わりと言ってきた。こういうことになるとは。わたしにも、本人にも、苦渋の決断だった」と久興氏。出馬に向けて、「外堀」は小沢代表の手で埋められていたのだ。

 要請から6日後の30日。「有権者に非自民の選択肢を示すため、誰かがやらなければいけない」。亜紀子氏は、ついに正式に要請を受け入れた。

 ただ、小沢氏の唯一の誤算は、亜紀子氏本人が「国民新党公認」にこだわったことだった。

 「秘書として父が自民時代、郵政民営化法案否決に努力して、郵政解散後、新党を立ち上げた時、ずっと現場に立ち会っていた。愛着がある」

 「無所属の統一候補の方が参加しやすいかもしれない」と小沢代表は悔やんだが、親子が二人三脚で歩み、つくり上げてきた党への愛着としての「国民新党公認」を覆すことは、できなかった。

('07/06/06 無断転載禁止)

4372千葉9区:2009/02/03(火) 22:08:11
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/feature/0010/fe_010_070703_01.htm
首都乱戦 身内も敵に【東京】
東京選挙区予想の顔ぶれ(改選定数5)
保坂 三蔵 68 自現 2
丸川 珠代 36 自新  
鈴木 寛 43 民現 1
大河原 雅子 54 民新  
山口 那津男 54 公現 1
田村 智子 41 共新  
杉浦 ひとみ 50 社新  
黒川 紀章 73 諸新  
鈴木 信行 41 諸新  
又吉 光雄 63 諸新  
和合 秀典 65 諸新  
川田 龍平 31 無新  
東条 由布子 68 無新  
(並びは参院勢力順)

定数5すでに18人 2人擁立 すみ分け困難

◆ほころび
 自民党現職の保坂三蔵は、2日朝、東京のJR錦糸町駅前で街頭演説を行い、遊説車の上から「自民党は男所帯で、女性が少ない。女性の視点からの政策立案が必要だ」と訴えた。

 もう1人の自民党候補、丸川珠代へのエールだった。同じ場所にいた丸川は、保坂の演説中、通勤客に「おはようございます」と頭を下げ、握手を求めて回っていた。

 丸川もマイクを握ると、「年金だけで安心して暮らせる社会を」と訴えたが、保坂や衆院議員が並ぶ遊説車の上には最後まで上がらず、路上から演説した。「有権者と同じ視線で」と丸川が自ら望んだものだったが、保坂陣営からは「新人だから当然」と冷ややかな声が聞かれた。丸川の演説に保坂への言及はなく、2人が肩を並べて訴える場面も見られなかった。

 東京選挙区の定数が1増えて5となったことを受け、自民党は9年ぶりに複数候補の擁立を決めた。「1人では守りの選挙になる。攻めるには、2人擁立が不可欠」との判断からだ。

 丸川の選対本部長、同党の平沢勝栄衆院議員は「組織による集会などの地上戦は保坂、駅頭や街頭で訴える空中戦は丸川ですみ分ける」と戦術を語る。

 しかし、年金記録漏れ問題による逆風で、その戦術にほころびも見える。

 6月18日午後、自民党本部4階に約30人の東京選出の国会議員が集められた。谷津義男選挙対策総局長が、党独自の世論調査の結果を説明しながら、「どちらの候補も苦しい。集会には2人とも呼んでほしい」と要請した。

 しかし、その場にいた松島みどり衆院議員(東京14区選出)は同日夜、地元墨田区での自らの集会に保坂だけを呼び、「私は保坂一筋だ」と宣言した。

 逆風に危機感を募らす保坂陣営は、組織のほか、国会議員、都議、区議のピラミッドをがっちり固め、「おこぼれだけでも」という丸川陣営の淡い期待も認めない。都議6期の経歴をもつ保坂は、都連や都議との結びつきは強い。丸川を支援する都選出衆院議員には中傷ビラがまかれるなど、都連内はピリピリしたムードが漂う。

◆奪い合い
 すみ分けが難しいのは、民主党も同じだ。

 連合傘下の多くの労組が現職の鈴木寛、新人の大河原雅子が東京・生活者ネットワークと一部労組という「すみ分け」だが、両陣営では「無党派層の多い東京で票割りは不可能。実際には奪い合いだ」との本音が漏れる。

 都議を3期10年、東京・生活者ネットワーク代表も務めた大河原は2日午前、小金井市内で街頭演説を行った。表に「生活が第一」、裏に「年金改革」と書かれたたすきをかけた大河原は、「生活感のない安倍政権をストップしよう」と訴えた。

 6月15日夜、新宿で開かれた政治資金パーティーでは、会場入り口で勝手連の女性らが手作りクッキーを販売した。これも女性をターゲットにした無党派対策の一環だ。

 現職の鈴木は同22日夜、上野水上音楽堂で開いた総決起大会で、オリジナル曲を歌いながら、コンサートのようにステージ上を跳びはねた。プロ野球・東京ヤクルトスワローズの古田敦也監督ら著名人も招き、無党派層の関心を引き寄せる選挙戦術を展開する。

 首都決戦は、「身内も敵」の大混戦の様相だ。(敬称略)

(2007年7月3日 読売新聞)

4373千葉9区:2009/02/03(火) 22:10:19
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/feature/0010/fe_010_070704_01.htm
「松岡系」「非松岡系」分裂【熊本】
熊本選挙区予想の顔ぶれ(改選定数1)
三浦 一水 53 自現〈2〉 (公)
松野 信夫 56 民新 (国)
橋田 芳昭 51 共新
(並びは参院勢力順。カッコ内は推薦政党)

◆使い分け
 久間防衛相発言で被爆地・長崎が揺れる中、海をはさんで隣の熊本でも、自民党は自殺した松岡利勝・前農相の影を引きずりながら難しい選挙を迫られている。

 「熊本の農林水産業を守る。松岡先生が亡くなった穴は私が埋める」

 3選を目指す自民党の三浦一水は、叫ぶように訴えた。6月29日、自分の出身地である山鹿市での総決起大会で、三浦は、松岡の“後継”をアピールした。

 山鹿市を含む衆院熊本3区は、県内最大の農業地帯で、松岡の地盤だった。農水族のドン、松岡の影響は選挙区内の農道など公共事業の隅々にまで行き渡っていた。同じ農水族の三浦は、「松岡」の名を持ち出し、主要産業である農林業関連の票を固めにかかっている。

 だが、翌30日夜の熊本市での総決起集会では、訴えは一変した。三浦は「年金記録問題と社保庁改革 緊急報告」と題したA4判4枚を支持者に配布し、「私の報告を見てほしい。年金問題は、安倍首相がきちんと態勢を組んでやっている」と演説の大半を年金問題の説明に費やした。松岡の名は一度も口にしなかった。

 高額な光熱水費など「政治とカネ」で渦中の人となり、スキャンダルが絶えなかった松岡の話を、地元の3区以外で持ち出すのは「選挙対策上、得策ではない」(陣営)からだ。

◆不協和音
 松岡の死去に伴って参院選と同じ29日に行われる衆院熊本3区補選が、松岡系と非松岡系の保守分裂選挙となることも、事情を複雑にしている。

 自民系無所属として補選に出馬する予定の前衆院議員の坂本哲志と、県議の荒木義行の2人は、6月23日午前、それぞれ事務所開きをした。両陣営は「たまたま同じ日になった」と説明するが、3区の自民党支持者からは「どっちに付くか、という踏み絵だ」とため息が漏れた。三浦は両陣営に祝電を打ち、いずれの会合にも出席しなかった。

 坂本は過去2回の衆院選で松岡と1勝1敗の激戦を繰り広げた。松岡の死後、直ちに補選出馬に意欲を示し、参院選では三浦支持を明言した。一方、松岡系は荒木を擁立し、自民党に公認を求めた。党執行部は「荒木を公認すれば、坂本陣営が反発し、民主候補の支持に回りかねない」と見て、苦渋の「公認見送り」を決めた。

 三浦陣営の幹部は「荒木、坂本のどちらでも、当選すれば自民党になる。両方に支援をお願いすればよい」と言うが、話はそう単純ではない。

 三浦の支持母体、県農政連が同15日、荒木の推薦を決めると、坂本の支持者から「三浦は荒木寄りだ」と反発が一気に広がった。

 以後、坂本の集会で三浦のパンフが受付に置かれただけで、「なぜ、三浦氏に手を貸すのか」と坂本事務所に抗議が寄せられるなど、不協和音も表面化している。

◆取り込み作戦
 民主党は、衆院補選の保守分裂につけ込み、「漁夫の利」を狙っている。参院選には前衆院議員の松野信夫、衆院3区補選には新人・後藤英友を擁立した。

 松野は3日、熊本市内で街頭演説し、「参院選の争点は、年金問題と税金の問題だ。二つの『金(きん)』だ」と訴えた。

 県連代表の鎌田聡(県議)は、「3年前の参院選で、民主党に『年金』の風が吹いたときも、熊本では敗れた。しかし、今はその時以上の風を感じる」と手応えを語る。鎌田らは、厚い熊本の保守地盤に風穴を開けるため、坂本支持者を民主党に取り込む作戦を練っている。(敬称略)

 
(2007年7月3日 読売新聞)

4374千葉9区:2009/02/03(火) 22:11:35
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/feature/0010/fe_010_070707_01.htm
前哨・知事選や「民・国共闘」【群馬】
熊本選挙区予想の顔ぶれ(改選定数1)
山本 一太 49 自現〈2〉
酒井 宏明 41 共新
福田 晃治 42 国新 (民)
(並びは参院勢力順。カッコ内は推薦政党)

自民 「風」の変化を警戒/国民 新勢力結集なるか

◆微妙な距離
 自民党候補同士が顔をそろえた。

 群馬県知事選が告示された5日朝、自民党公認として出馬した大沢正明の前橋市での出陣式に、参院選群馬選挙区の同党公認の現職、山本一太が駆けつけた。山本は「大沢候補は休みもなく、群馬県中を駆け回った。並大抵の精神力ではできない」と大沢を持ち上げた。

 だが、山本は自らのブログで、「他の候補の応援は終了。(6日以降は)自らの選挙にすべての精力を注ぐ」と強調。知事選とは一線を画す考えを示した。

 当初、参院選と知事選は22日に同日選の予定だったが、国会の会期延長に伴い、参院選が1週間ずれ込み、29日となった。これに山本陣営は懸念を隠さない。「1週間前に結果が判明する知事選で、仮に自民党候補が負ければ、今、優位と言われている参院選の流れが変わりかねない」ためだ。

◆逆風から台風
 「逆風が吹き始めた。大変な台風、爆弾低気圧になるかもしれない」

 山本は6月24日、前橋市内で開いた後援会の会合で、危機感をあらわにした。

 山本は自他共に認める熱心な「安倍応援団」。だが、年金記録漏れ問題などで逆風が強まる中、安倍首相との近さは、選挙では「もろ刃の剣」でもある。

 山本の対抗策は、「草の根選挙」と「政治家仲間」だ。テレビ番組への出演で知名度を高めた山本だが、最近は県内各地で小規模の集会を重ね、草の根の支持拡大に努める。その一方、片山さつき、佐藤ゆかり、高市早苗ら知名度の高い政治家を次々と招き、選挙戦の盛り上げを図っている。

◆共闘の象徴
 参院選で民主党が国民新党の候補を推薦したのは、群馬と島根の2選挙区のみ。群馬は「民・国共闘」の象徴区だ。だが、「非自民・非共産」勢力の結集は順調に進んでいるとは言い難い。

 ―心に花が咲くのだと〜、教えてくれたお母さ〜ん

 6月23日午後、東武線太田駅前のロータリーに、国民新党代表代行・亀井静香が歌う演歌を響かせながら、同党の遊説車が到着した。気温31度の中、同党の新人、福田晃治は「国民新党がキャスチングボートを握り、群馬の声を国政に伝えます」と訴えた。

 この発言に、応援に駆けつけた民主党第3区総支部代表、柿沼正明の顔が一瞬曇った。「場合によっては自民党と組む気か」との疑念がよぎったからだ。

 民主党県連は、不正経理問題が相次いで発覚した影響で、労組系、保守系の二つのグループに事実上、分裂。保守系からは「推薦候補が敗れたら、民主党の恥」との声が聞かれるが、労組系の角田義一・前参院副議長は2日、「(福田支援は)同志と相談して」と消極的な姿勢を示した。

 連合群馬幹部は、「国民新党はもともと、自民党の中核にいた人たち。本当に連携できるのかという疑問は捨てきれない」と指摘する。(敬称略)

(2007年7月7日 読売新聞)

4375千葉9区:2009/02/03(火) 22:12:45
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/feature/0010/fe_010_070708_01.htm
逆風に揺れる自民王国【愛媛】
愛媛選挙区予想の顔ぶれ(改選定数1)
関谷 勝嗣 69 自現〈2〉 (公)
田中 克彦 40 共新 (国)
友近 聡朗 32 無新 〈民〉〈社〉〈国〉
(並びは参院勢力順。カッコ内は推薦政党)

関谷 「悪夢」再来の不安/友近 32歳「清新」が売り

◆89年の悪夢
 自民党王国。候補は閣僚経験も豊富なベテラン。それでも、年金不信の逆風を免れない。

 「私、11回目の選挙でございますが、初めて、自民党本部から重点選挙区に指名されました。落選の可能性がある、という所だ。お願いしますというより、お助けください」

 4日夜、松山市の公民館。自民党の関谷勝嗣は200人の聴衆に語りかけた。「年金記録漏れには、責任を持って対処をする。ご安心を」と強調し、会場の入り口で、陣営は政府の対応策を説明したビラを配った。

 自民党が愛媛選挙区で、議席を獲得できなかったのは過去に1度しかない。消費税導入、リクルート事件などの逆風を受けた89年選挙だ。自民党はこの悪夢の再来におびえる。

 「89年ほどの異常事態ではない。しかし、ひょっとしたら、年金問題はもっと根は深いのかもしれない」

 古参の自民党県議の実感だ。愛媛は、高齢化が進んでおり、年金問題により敏感なのではないか、との懸念は深い。

 自民党県連は「この選挙は組織固めの選挙だ」と割り切っている。34人の県議と19人の松山市議は、それぞれ関谷の支援集会を開くことにしている。これまでは、県議選の13選挙区ごとに集会を開いていたが、よりきめ細かな集票が必要との判断だ。

 懸念もある。2002年度末に70市町村あったが、合併により20市町へと3分の1以下に減り、これまで自民王国を支えてきた市町村議が激減した。

 特定郵便局長OBや家族で作る「大樹」の「関谷離れ」も進んでいる。関谷が郵政民営化関連法案に賛成票を投じたためだ。

 関谷は01年の前回参院選で約41万票を獲得し、次点に23万8000票余りの差を付けた。しかし、関谷自身、「今回は、勝っても負けても何千票の差」と危機感を募らせている。

◆愛媛維新
 関谷に挑む友近聡朗は、元Jリーガー、32歳の若さ。清新さが売り物だ。

 白のポロシャツの胸には、ローマ字で「ehime ishin」の文字。スニーカーをはき、1回5分、多い日は50回の街頭演説をこなす。民主党幹部は、「『あの友近が選挙に出てるんだ』と無党派層に認知してもらうのが狙いだ」と語る。

 農林水産業が盛んで、自民党の支持基盤が厚い南予地域にも切り込みを図る。友近は南予のサッカーの名門、南宇和高校出身であり、その経歴を生かす戦略だ。友近は4日、南予にある内子町の街頭で演説した。

 「衆参とも自民党が国会議員を独占している県は少ない。その一つが愛媛だ。キリンビールがあればアサヒビールもある。トヨタも日産もある。競争のある政治システムを作っていきましょう」

 しかし、自民党の締め付けはきつい。友近陣営の関係者は「自民党は農林水産業や建設業などの業界団体を通じて、働きかけを強めている。友近支持の運動をしようとしても、自民党側からすぐ横やりが入る」と語る。陣営は公示後、民主党の小沢代表の南予入りを要請し、テコ入れを図る構えだ。(敬称略)

 
(2007年7月8日 読売新聞)

4376千葉9区:2009/02/03(火) 22:15:07
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/feature/0010/fe_010_070713_01.htm
原爆発言 余波続く地元【長崎】
長崎選挙区予想の顔ぶれ(改選定数1)
小嶺 忠敏 62 自新 (公)
渕瀬 栄子 51 共新
大久保潔重 41 民新 (国)
(届け出順。カッコ内は推薦政党)

自民候補「後見人」 久間氏の姿なし
 12日朝、長崎県庁前で開かれた自民党新人、小嶺忠敏の出陣式。そこには、前防衛相、久間章生(衆院長崎2区)の姿はなかった。原爆投下を「しょうがない」とした自らの発言が、被爆地・長崎の県民感情を害したことを踏まえ、「私が行けば票が減る」と出席を自粛したのだ。

 それでも、「久間ショック」はなお尾を引いていた。県連会長の衆院議員、谷川弥一(長崎3区)は出陣式で、「何回も選挙を経験しているが、これほど次から次に大波が打ち寄せる選挙は初めてだ」と渋い表情で語った。年金記録漏れ問題や久間の発言、農相の赤城徳彦の事務所費問題などを念頭に置いた発言だ。

 続く衆院議員の冨岡勉(比例九州)は、「暴風雨の最後に、天井からバケツでザバーっとかぶせてくれた某防衛相もいた」と、久間を痛烈に皮肉った。

 小嶺はこの間ずっと硬い表情だった。自らのあいさつでは久間発言には触れず、「いろんな風当たりがあるが、やはり政権与党、自民党がしっかりしなければならない」と力を込めた。

 県立国見高を全国高校サッカーの名門に育て上げ、抜群の知名度を持つ小嶺を参院選に引っ張り出したのは久間だった。それだけに、小嶺陣営は、「後見役」とも言える久間の発言の直撃を受けている。

 発言翌日の1日、小嶺の後援会には抗議の電話が殺到した。自民党県連幹部は、「被爆者や戦争を知る高齢層は自民党支持者が多い。その世代の票がどれだけ逃げたか、想像もつかない」と頭を抱える。

 ただ、逆風の中、支持団体・業界に危機意識が伝わり、陣営内の空気は引き締まってきた。選対本部長の衆院議員、北村誠吾(長崎4区)も「比例候補と連携を強め、支持団体を徹底的に固める」と、小嶺の知名度頼みだった戦術を改め、組織型選挙で支持拡大を図る構えだ。

 対する民主党新人の大久保潔重は12日、長崎市の大型商業施設前で開かれた自らの出陣式で、久間発言に言及した。

 「県選出議員の原爆投下に関する問題発言は、断じて許せない。多くの皆さんが原爆の被害に遭われ、今も苦しみの中で核兵器廃絶、恒久平和の活動をしており、その努力を踏みにじる発言だ」

 民主党県連は発言翌日の1日に防衛相の罷免を求める声明を出すなど、素早い対応を見せた。しかし、その後は、「批判ばかりでは揚げ足取りと思われ、票に結びつかない。言い過ぎると逆効果な面もある」(民主党県連幹事長・川越孝洋)と抑え気味にしている。大久保が出陣式で、あえて名指しを避けたのもそのためだ。

 陣営幹部は「久間発言が追い風になっていることは確かだ。相手候補は県内で圧倒的な知名度を持つが、ようやく背中が見えてきた」と手応えを感じている。

(2007年7月13日 読売新聞)

4377千葉9区:2009/02/03(火) 22:15:51
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/feature/0010/fe_010_070717_01.htm
民・社決裂で連合板挟み【大分】
大分選挙区立候補者(改選定数1)
後藤 博子 59 国現〈1〉  
松本 文六 64 無新 (社)
礒崎 陽輔 49 自新 (公)
山下  魁 30 共新  
矢野 大和 51 無新  
(届け出順。カッコ内は推薦政党)

与党も不安 衛藤氏出馬 公明が反発
 得意の落語は封印した。

 15日午後、台風一過で青空が広がる大分市郊外の住宅街。街頭演説に立った無所属の新人、矢野大和は、緑色の法被こそ着たものの、表情は終始真剣なままだった。

 「政権交代の時代が来た。受け皿は民主党だ。庶民の怒りの1票を私に託してください」

 演説会場には「民主党」と大書したのぼりがはためく。民主党県連代表の吉良州司は「ほかの野党に投票すれば、結果的に自公信任になる。政権交代を実現させるなら、何とぞ矢野の支援をよろしくお願いします」と力を込めた。

 しかし、矢野は民主党公認ではない。

 大分では、2000年の衆院選以来、民主、社民両党と連合大分が選挙協力する「大分方式」で野党共闘を進めてきた。だが、今回は矢野を推す民主党県連と、松本文六を推す社民党との調整が失敗。代表の小沢が全国的な選挙協力に配慮し、矢野の公認・推薦の見送りを決めた。民主党県連は矢野を独自支援とし、「大分方式」は崩壊した。

 矢野陣営はこの経過を踏まえ、小集会を150回以上重ね、矢野の個性を生かして保守層や無党派層に訴える戦術を取ってきた。しかし、共産、社民、国民新の各党は公認・推薦候補を擁立。非自民票の分散が懸念されることから、民主党色を前面に押し出す戦術に転換した。16日午後には前代表の前原誠司が大分市入りし、「民主党の全精力を挙げて大分を戦い抜く」とぶち上げた。

 一方の社民党も、独自色発揮に苦慮している。元首相の村山富市は15日夜、松本の個人演説会で「野党がまとまらなかったから、今度の選挙は厳しいという人がいる。それは違う。憲法9条を改正するかしないか聞いてみればいい。革新は松本さん一人だ」と訴えた。

 民主、社民両党の板挟みとなった連合大分の苦悩は深い。松本を「推薦」、矢野を「支援」と、双方への配慮を迫られた。12日の公示日も苦渋の対応だった。 同日、松本の出陣式には、連合大分会長の嶋崎龍生の姿があった。「十二分に勝てる選挙だ。連合大分も引き続き全力で支えていく」

 同じころ、10キロほど離れた会場で開かれた矢野の出陣式には、連合大分副会長の開田恵三がいた。開田は「訳の分からない対応と思われるかもしれない。連合大分としては、矢野、松本両候補の健闘を心からお願いしたい」とあいさつした。

 一方、自民党も、公明党との協力関係に不安を残している。大分市に地盤を持つ前衆院議員、衛藤晟一の比例選出馬に、公明党が反発。推薦決定は公示直前にずれ込んだ。

 自民党公認の礒崎(いそざき)陽輔は15日、日出町での街頭演説の冒頭で「自民党公認、公明党推薦の礒崎です」と公明党の推薦を強調。「こんな時に野党が増えると株価が下がる。円安になる。ここまで景気を良くしたのに、また元のもくあみの不景気になる」と与党候補であることを前面に押し出した。

 自民党は公明党に対し、県内から比例票で3万票を協力することで合意している。公明党の支持母体である創価学会の県関係者は最近、自民党側にこう繰り返している。

 「やるべきことはこちらでやります。自民党にも、約束したことを実際にやってほしい」(敬称略)

(2007年7月17日 読売新聞)

4378千葉9区:2009/02/03(火) 22:17:39
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/feature/0010/fe_010_070721_01.htm
組織力低下 連合の苦悩【比例選】
パート出身や若い世代擁護

 台風一過の16日。埼玉県越谷市の市民会館で、自治労の組織内候補、相原久美子(60)を支援する集会が開かれた。約120人の出席者のうち、越谷市の職員労組組合員は4分の1程度。残りは、非常勤職員や市の委託業者で作る労組、社会福祉協議会などからの参加だ。

 「公共サービスって、公務員だけでやれるもんだとは思ってないです。ゴミの収集は民間に委託され、高齢者施設にも民間があります」

 白いジャケットに身を包んだ相原はこう語りかけた。さらに、「私は(札幌市の)非常勤職員と言われるパート出身だから、(正規と非正規の)均等待遇を実現したい」と続けた。

 会場からは、「パートの代表を国会へ」「頑張って」との声が上がった。

 連合の中核である自治労の組合員は2002年度に100万人を切り、06年度は92万人にまで落ち込んだ。組織再建のため、03年に採択した「21世紀宣言」には、地方公務員の枠にとどまらず、地域の公共サービスを担うすべての労働者の結集を目指す方針が盛り込まれている。

 この方針に沿い、相原の選挙戦は、従来の正規職員の支持固めを超えたすそ野拡大を試みている。自治労はこれまで、参院比例選には本部の三役経験者らを擁立してきた。非常勤出身の相原の擁立は、“自己改革”の象徴ともいえる。

 公務員バッシングを和らげる狙いもある。

 自治労幹部は「自民党は公務員と民間を対立するものと位置付け、公務員たたきをしている。官と民の垣根を低くすることが大切だ」と話す。

 自治労は、民主支持か社民支持かの路線対立も依然として抱える。山形をはじめ東北などの県では、参院比例選で社民党の又市幹事長(63)を推すところも少なくない。

 「安倍内閣は、夕張市の破たんも、社会保険庁の問題も、責任を労働組合になすりつける。トヨタ自動車で欠陥車が出たら、労組の責任を問うのか」

 又市は17日、山形市での集会で労組を擁護した。出席者の中心は自治労の組合員だった。自治労山形県本部の幹部はこう語る。

 「民主党は保守系の国会議員が多い。その上、山形では基盤は弱く、今後、どうなるかわからない。うちはまだまだ社民支持だ」

 一方の民間労組も、組織改革を迫られている点では、自治労と同様だ。

 NTT労組などで作る情報労連は、参院比例選に新人の吉川沙織(30)を擁立した。吉川は04年、民主党の公募に合格。その後、情報労連の特別中央執行委員などを経て、組織内候補となった。

 情報労連幹部は「若い組合員の政治離れが進んでおり、『なぜ労組が選挙運動するのか』と疑問を持っている。同じ世代の候補なら一体感を持てるはず」と吉川擁立の狙いを語る。

 吉川は18日、金沢市で開かれた情報労連の講演会で「30歳前後の世代がフリーターや非正規雇用という働き方を余儀なくされている。若い世代の代表として格差の是正に取り組みたい」と訴えた。

 04年参院選で、連合は組織内候補8人を擁立し、全員当選させた。だが、8人の個人名投票の合計は約173万票で、当時の組合員数(約675万人)の3割にも満たなかった。今回は7人の組織内候補を立て、全員当選を目指す。集票力低下に歯止めをかけられるか。連合にとって、参院選は自分との戦いでもある。(敬称略)

(2007年7月21日 読売新聞)

4379千葉9区:2009/02/03(火) 22:18:32
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/feature/0010/fe_010_070722_01.htm
造反への恩か実利か【大樹】
郵政民営化控え自民接近も
 参院比例選に国民新党公認の新人として出馬した津島恭一は18日、東京都荒川区で個人演説会を開き、お決まりの文句を大きな声で発した。

 「私は郵政民営化法案に反対しました」

 津島は、自民党衆院議員だった2005年、郵政民営化関連法案に反対票を投じた「造反組」だ。参院議員へのくら替えに「勝算あり」とふんだのは、特定郵便局長OB約11万人で組織する「大樹全国会議」(大樹)の支援を見込んでのことだ。実際、津島の演説会には多くの大樹関係者が集まっていた。

 大樹はかつて、「100万票を持つ自民党最強の職域組織」と言われた。しかし05年の郵政解散を機に自民党からの大量脱党が進み、同党に残るのは数千人にまで減少した。

 自民党とたもとを分かって初の参院選に臨む大樹には二つの方針がある。

 一つは、選挙区で、郵政民営化法案に反対した「造反組」議員を支援すること。自民党の元防災相の鴻池祥肇(兵庫)、田村公平(高知)、民主党の川上義博・前衆院議員(鳥取)らで、大樹幹部は「我々の訴えに理解を示してくれた恩と義理は忘れない」と強調する。

 もう一つは、「郵政民営化見直し」を掲げる唯一の政党、国民新党候補への比例選での支援だ。西日本で自見庄三郎、近畿、中部、北陸で青山丘、東日本と北海道で津島を応援する。いずれも「造反組」の前衆院議員だ。

 しかし、10月には日本郵政公社が解散し、持ち株会社の「日本郵政」、子会社の「ゆうちょ銀行」「かんぽ生命保険」などが発足して郵政民営化が現実のものとなる。14日には、民営化に向けた業務リハーサルが、全国約5500の郵便局でスタートし、現役の郵便局職員からは、「選挙どころではない」との悲鳴が上がっている。

 岡山県のある特定郵便局長は、土日も郵便局に出勤してパソコン端末と「格闘」する日々が続く。「民営化で導入する新しいシステムに早く慣れる必要があるが、平日は業務でパソコンを使うので、休みにしかできない」とこぼす。研修に追われる職員も少なくない。現役の特定郵便局長約1万9000人で組織する全国特定郵便局長会は、「静観」の立場だ。

 OBの大樹関係者の間でも、「郵政解散で我々は国民の目の敵にされた。もう選挙活動はこりごり」という、えん戦ムードも漂う。

 また、与党である自民党との融和に向けた動きも表面化している。

 大樹全国会議岡山県本部長の川崎辰雄は、比例選で自見を支援する一方、岡山選挙区では自民党現職の片山虎之助を応援する。片山は「造反組」ではないが、川崎は「片山さんは郵政問題に詳しく、与党幹部で頼りがいもある」と支援の理由を語る。

 大樹は、「郵政民営化に反対した候補がいない選挙区は、地方で判断する。地方の決定に中央は一切関与しない」(幹部)と、選挙区対応は地方組織に判断を委ねている。

 郵政造反組や国民新党への義理と、政権とのパイプの再構築。10月の民営化という現実の前に、大樹は、ジレンマを抱えながら参院選を戦う。(敬称略)

 大樹 特定郵便局長のOBらでつくる政治団体。公務員で選挙活動の制約を受ける現役の郵便局長にかわって、選挙運動を主導し、全国に約1万9000ある特定郵便局に大きな影響力を持つ。自民党を離党した会員の一部は、郵政民営化見直しを掲げる長谷川憲正参院議員(国民新党)の後援会組織「憲友会」に移っている。

(2007年7月22日 読売新聞)

4380千葉9区:2009/02/03(火) 22:19:31
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/feature/0010/fe_010_070724_01.htm
「自民王国」民主が大攻勢【鹿児島】
鹿児島選挙区立候補者(改選定数1)
加治屋義人 69 自現〈1〉 (公)
山口 陽規 54 共新  
皆吉 稲生 57 民新 (国)
(届け出順。カッコ内は推薦政党)

 「自民王国」の鹿児島に、民主党が幹部を次々に投入し、激しい攻勢をかけている。

 民主党の小沢代表は21日、奄美市の外れにある「阿麻弥姑(あまみこ)神社」を訪れた。この日の奄美大島には夏空が広がり、気温も30度を超えた。地元特産の「大島つむぎ」のネクタイを締めた小沢は流れる汗をぬぐおうともせず、民主党新人、皆吉稲生の応援演説に力を込めた。

 「自民党候補は強いが、ようやく一線に並ぼうとしている。皆さんの力をお借りすれば当選できる」

 小沢の鹿児島入りは4月以降、実に5回目だ。

 同県では、衆院の5選挙区と参院選挙区の計七つのイスのすべてを自民党が独占している。小沢はこの鹿児島での勝利を与野党逆転の「必要条件」と見て、保守層の切り崩しに様々な手を打っている。郵政民営化に反対し、自民党を離れた前衆院議員、松下忠洋との「共闘」もその一つだ。

 松下は2005年の衆院選に鹿児島3区(薩摩川内、枕崎、南さつま市など)から無所属で出馬し、7万票近い票を獲得したが、落選した。「安倍政権は格差問題に鈍感だ。『格差を縮めよう』という主張は正しい」と、皆吉の支援を買って出ている。3区を中心に訴えて回る松下に、特定郵便局長OBらも同調する。

 衆院鹿児島5区(鹿屋、垂水市など)では、地元在住の民主党比例選候補で、「さくらパパ」のニックネームで知られる横峯良郎と連携している。特に保守地盤が厚く、前回衆院選では民主党が候補者擁立もできなかった同選挙区で、横峯の知名度を生かして票に結びつける作戦だ。

 また、京セラの県内3工場の労働組合(組合員約6000人)は01年参院選では自民を支援したが、今回は皆吉推薦に転じた。小沢と同社の稲盛和夫名誉会長とのパイプを頼みに、民主党県連が支援を要請したのが実った。

 こうした民主党の攻勢に、2期目を目指す自民党現職、加治屋義人の陣営は危機感を強めている。安倍首相を始め、菅総務相、伊吹文部科学相、小池防衛相らを公示後に次々投入し、テコ入れに懸命だ。

 安倍首相は19日、鹿児島市内のJR鹿児島中央駅前での街頭演説で、「大変厳しい状況だが、負けるわけにはいかない」と声を張り上げた。農村票を意識して「強い農政づくりをきっちり進める」と宣言し、加治屋の名を5回も連呼した。

 「今『安倍さん辞めろ』なんて声があるが、とんでもない。社会保険庁の民営化なんて私は考えつかなかった。教育基本法改正も私の内閣ではできなかった」

 23日に鹿児島に入った小泉前首相は、安倍政権の実績を強調する一方、党と同県の「深いつながり」を思い起こさせるかのように、サツマイモが大好物であることや鹿児島が父親の出身地であることを披露した。

 5人の衆院議員もそれぞれの地元に張り付き、支持を訴えている。県連は19日、鹿児島市で緊急会議を開き、県議や市町村議に「動きが鈍い」とハッパをかけた。自民党は「王国」の総力を挙げて追い込みに入っている。(敬称略)

  
(2007年7月24日 読売新聞)

4381千葉9区:2009/02/03(火) 22:20:30
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/feature/0010/fe_010_070727_01.htm
綿貫氏苦渋の「反自民」【富山】
富山選挙区立候補者(改選定数1)
野上浩太郎 40 自現〈1〉 (公)
泉野 和之 50 共新  
森田 高 40 無新 (民)(社)(国)
(届け出順。カッコ内は推薦政党)

立場と支援者の板挟み
 国民新党代表、綿貫民輔がようやく重い腰を上げた。

 24日、参院選公示後初めて地元・富山県入りし、南砺市で期日前投票を済ませ、小矢部市のJR石動駅前で街頭演説に立った。

 綿貫は「森田候補は、公約に郵政民営化反対と格差反対を掲げた。私たちと言うことは同じだ」と述べ、国民新党が推薦する無所属新人、森田高に1票を投じたことを明らかにした。ただ、「(政治の)流れを変えるには、富山も変えてもらわねばならない。私はもう自民党には投票できない。心を察するだけでなく、よろしくお願いしたい」と語り、森田への支持呼びかけが「苦渋の決断」であることをにじませた。

 自民党現職、野上浩太郎に、民主、社民、国民新の3党が推薦する森田が挑む富山では、重鎮、綿貫の動向が大きなカギを握る。だが、綿貫はなかなか態度を鮮明にできずにいた。

 郵政造反組として自民党を離れた綿貫だが、後援会や系列の地方議員には、自民党員が多い。綿貫の森田支援は即、自らの支援者の「分裂」を意味する。

 このため、昨年末から森田への国民新党推薦を求めてきた民主党代表の小沢に対し、綿貫は首を縦に振れずにいた。綿貫は「自分のことを自分で決められなくなっている」と周囲に苦悩を漏らすこともあった。

 国民新党が森田推薦を決めたのは公示直前の11日。傘下の県議からはその直前まで、「推薦をやめてくれ」との電話があったが、党代表代行の亀井静香、幹事長の亀井久興がそれぞれの地元で自民党と激しく争う中、「党代表としてしめしがつかない」と考えての「一大決心」だった。

 森田陣営の選対本部長、村井宗明(民主党衆院議員)は、「これで(民主、社民、国民新の)3本の矢がそろった」と、綿貫「参戦」に歓喜の声をあげた。

 対する野上陣営。すでに5月には、綿貫の森田支援も想定し、綿貫の地盤を含む県西部担当の選対総括責任者に、05年の衆院選で綿貫陣営の選対本部長を務めた上田信雅(自民党県議)をあてた。側近を巻き込み、綿貫の動きを封じ込めるための布石だった。

 野上陣営幹部は、綿貫の動向について、「推薦を決めても、綿貫後援会はフル回転できない」と強調する。

 ただ、陣営内にはピリピリしたムードも漂う。12日の出陣式では、県選出の自民党参院議員、河合常則が、「心を鬼にして、野上さんの勝利に頑張りたい」と厳しい表情で訴えた。自民党の大先輩だった綿貫を敵と見なす、事実上の決別宣言と周囲は受け止めた。

 富山のほか、石川、福井を含めた北陸3県は、もともと自民党の牙城(がじょう)だが、今回は予断を許さない激戦区ばかり。自民、民主両党とも「北陸決戦」と呼び、終盤選挙の焦点に位置づける。

 25日には、安倍首相、小沢が共に富山入り。安倍は魚津市に1500人を集め、「野上さんは参議院のホープだ。ここでつぶしてはならない」とかすれ声を振り絞った。小沢は富山市で街頭演説後、記者団に、「富山では綿貫さんの影響力が大変大きい。国民新党も『日本の政治はおかしい、力を合わせ、変えていこう』との立場だ」と強調し、綿貫との連携に自信を見せた。(敬称略)

 
(2007年7月27日 読売新聞)

4382千葉9区:2009/02/03(火) 22:23:31
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/feature/0011/fe_011_070714_01.htm
農業票の奪い合い 過熱


遊説先で農業関係の要望を聞く候補者(13日)  今回の参院選で注目を集めているのが、「農政対決」だ。

 改選定数が2から1に減った栃木選挙区。自民、民主両党の現職が、生き残りをかけてそれぞれの農業政策を訴えている。

 再選を目指す民主党の谷博之氏は13日午前、小山市のJR小山駅前に立った。県内有数の都市ながら、首都圏に豊富な農作物を送り込む農業の町でもある。

 「面積による農家切り捨てが行われている。民主党はどのような規模であっても、農家の所得を戸別に補償する政策をみなさんに約束する。与党の農業政策は、大きな農家だけを残す選別の農業政策だ」

 谷氏が声を張り上げると、数人の聴衆が足を止めて街宣車を振り返った。

 谷氏が批判したのは、政府が推進する「品目横断的経営安定対策」だ。コメや麦など主要5品目に関する国の補助金を、原則として4ヘクタール以上の農地を持つ農家や法人に限定して拠出している。

 谷氏陣営は「4ヘクタール以上の農地を持つ農家なんて、県内には1割もいない。小規模農家の切り捨てだ」と批判する。

 谷氏の攻勢に、自民党の国井正幸氏は警戒感を隠さない。農水副大臣の国井氏は、政府側の代表でもあり、農家の立場に立った着実な農政の推進を訴える。

 13日午後、国井氏は日光市のJAかみつが小林支店前に立ち、民主党の戸別所得補償制度に反論した。農家の規模にかかわらず、生産費と市場価格の差額を農家に直接支払う制度だ。

 「栃木のコシヒカリが今、1万5700円だ。例えば、作り過ぎて5000円になった。その場合は1万円くれると言うんだ。余っているものをなお作るために、税金を使うことが許されるんですか」

 「農政対決」の切り札として自民党が期待するのが、比例選に出馬する山田俊男氏だ。昨年8月までJA全中専務理事。これまで農水官僚OBを支援してきた全国農協中央会の政治団体「全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)」が、初めて擁立した身内の候補だ。

 山田氏は13日、富山県滑川市のJAアルプスなめりかわ支店前で遊説し、「農業を軽んじるような政策には断固反対していきたい」と訴えた。同県魚津市でも、「農業生産があって、地域があって、皆さんの生活があって、その基本に緑がある。この緑を徹底して守るぞという気概だ」と声を張り上げた。

 
(2007年7月14日 読売新聞)

4383千葉9区:2009/02/03(火) 22:24:38
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/feature/0011/fe_011_070715_01.htm
激しい「身内の争い」


東京選挙区では雨の中、候補者が懸命に支持を訴えた(14日)  5議席を20人が争う大混戦の東京選挙区。改選定数が1増となり、自民党は、現職と新人が共倒れした1998年以来9年ぶりに、候補2人を擁立した。

 新人の丸川珠代氏は14日夕、激しい雨の中、JR上野駅前でマイクを握り、「私に力を貸してください」と声を張り上げた。

 この場所からわずか約300メートル離れたビル内には、もう1人の公認候補で現職の保坂三蔵氏の選挙事務所がある。陣営幹部は「地元の有権者は、誰を応援すべきかわかってくれるはず」と不快感を隠さなかった。

 党都連は当初、保坂氏が組織票、丸川氏が浮動票を得てともに当選という青写真を描いていた。しかし、予想以上の与党への逆風に、丸川氏陣営の選対会議では今、「空いているところ(組織)はないのか」との声が飛び、都内の衆院議員には、選挙はがきの郵送を依頼する。保坂氏陣営は、「衆院議員の支持者名簿は、保坂を支援する都議の名簿と重複し、支持者が混乱する」と反発するが、丸川氏陣営は、「(自民支持の)業界団体も、若い層は民主などに投票しかねない。こちらは保坂さんに行かない組織票を拾うだけ」と悪びれた様子はない。

 「保坂さんはトップを走っている。私は(最下位当選の)5位でいい」と集会で絶叫する丸川氏に、保坂氏は警戒心を崩さない。

 「私にとっては褒め殺しだ」

     ◇

 改選定数2の北海道選挙区では、民主党は現職の小川勝也氏を公認し、新人の多原香里氏を推薦した。12日の公示日は本来なら、そろい踏みで第一声を上げても不自然ではない。しかし、2人が第一声で互いの名前を口にすることは、結局なかった。

 両者間に横たわる距離感。民主党北海道の選対幹部は「切磋琢磨(せっさたくま)こそ、2議席独占の原動力になる。緊張感は織り込み済みだ」と微妙な言い回しだ。

 多原氏は新党大地副代表。圧倒的な集票力を誇る党代表の鈴木宗男氏の秘蔵っ子で、“女ムネオ”を自任する。多原氏について、小川氏は5月の事務所開きで「心中は穏やかでない」と胸中を明かす場面もあった。

 鈴木氏は「コップの中でけんかをしてはだめ。与野党逆転にこそ、今度の参院選の意義がある」と強調する。鈴木氏は、多原氏が当選した場合、民主の会派に入ることも明言し、必勝を期している。

 
(2007年7月15日 読売新聞)

4384千葉9区:2009/02/03(火) 22:25:54
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/feature/0011/fe_011_070719_01.htm
「背水の陣」幹事長対決


(左)げきを飛ばす自民党の中川幹事長(甲府市内で)(右)支持を訴える民主党の鳩山幹事長(長崎市で)=いずれも18日 自民党の中川幹事長は18日夕、甲府市にある同党候補の選挙事務所に、堀内光雄・元通産相ら山梨県選出国会議員、県議らを緊急招集した。

 「きょうは耳に痛いことも話さなくてはならない」

 中川氏が、切り出した一言に、緊張感が走った。「保守王国」といわれる山梨だが、読売新聞社の参院選情勢調査では、自民党支持層を固め切れていない。中川氏は「山梨で1議席失うことになれば、(参院での)過半数割れに直結する。危機感をもって、全力で取り組んでほしい」とハッパをかけた。

 「政治生命をかけてやる」と明言して臨んだ参院選だけに、背水の陣とも呼べる状況だが、周囲には「これが底値だ」と、自分自身に言い聞かせるように語る。

 年金記録漏れ問題では、ビラやコマーシャルの作成で陣頭指揮を執った。「改革実行力 自民党」のキャッチフレーズも、「改革政策を実行する力があるのは与党・自民党であることをアピールするべきだ」と、自ら発案した。ただ、党内では「細かいことまで、何にでも口出ししすぎる」とやゆする声もある。

 中川氏が好んで披露する話がある。12年に一度、統一地方選と参院選が重なる「亥年(いどし)」の自民党幹事長が自分で5代目という話だ。

 福田赳夫、田中角栄、二階堂進、森喜朗の歴代幹事長で、統一地方選と参院選の両方の選挙に勝ったのは岸政権の福田幹事長だけ。「岸信介・元首相の孫の安倍政権でダブル勝利の再来を」。名だたる政治家に連なることで、自らを鼓舞しているようにも見える。

 一方、民主党の鳩山幹事長も中川氏と同様に幹事長の職をかけて「天下分け目の戦い」に挑んでいる。

 18日は、激戦区が集中する九州を巡った。

 「民主党など、どうなっても構わない」

 長崎県大村市での街頭演説では、逆説的な表現で聴衆の耳目を集め、「民主党よりも国民の暮らしが大事だ。しかし、生活を守らない政治が続いている」と政権批判につなげた。

 読売新聞の情勢調査で自民党を抜き参院第1党をうかがう勢いだが、宮崎市での記者会見では「相手は自民、公明党の連合軍。もっと必死にならないと勝負にならない」と党内を引き締めた。

 この2日間、新潟県中越沖地震の被災地を回り日焼けした顔は精悍(せいかん)さを増し、その表情からは、強い手応えを感じている様子がうかがえた。

 
(2007年7月19日 読売新聞)

4385千葉9区:2009/02/03(火) 22:26:38
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/feature/0011/fe_011_070720_01.htm
くら替え30人 列島奔走


声をからし、支持を呼びかける「くら替え」候補(19日午前) 今回の参院選候補者のうち、国政復帰を目指す衆院議員経験者は、千葉選挙区で出馬するため衆院議員を辞した民主党の長浜博行氏を含めて30人に上る。「くら替え」候補が各地を奔走している。

 「選挙区は『岡崎トミ子』、比例は『今野東』とお書きください」。19日朝、宮城県石巻市のJR石巻駅前。元衆院議員の民主党比例選候補、今野東氏は、声をからして通勤客に訴えた。

 岡崎トミ子氏は、宮城選挙区で3選を目指す民主党公認候補で、地元民放の元アナウンサー。2001年の参院選ではトップ当選した。一方の今野氏は2000年、衆院宮城1区で初当選。05年4月、陣営幹部らによる公職選挙法違反事件に連座し、当選無効の判決を受けて辞職。法律の規定で、宮城1区からは5年間立候補できない。

 陣営では、今野氏が民主党の比例選候補35人の中から当選するには、「少なくとも20万票の個人名票が必要」と読んでいる。

 頼りはやはり地元宮城だ。今野氏は各地の集会で、「(岡崎氏は)姉のような存在」と再三強調。岡崎氏も「今野さんと一緒に、この国を変えるために頑張ります」と呼応する。選挙期間中、17回の個人演説会を二人三脚でこなす予定だ。

 「国政に復帰させてもらって、(JR中央線のスピードアップなど)皆さんとの約束を実現したい」

 自民党比例選候補、米田建三氏は18日、山梨県韮崎市のJR韮崎駅前でこう訴えた。

 1993年以来、衆院神奈川4区や衆院比例選南関東ブロックで3回の当選を重ねた。しかし、山梨1区から立候補した03年の衆院選で落選。大学教授の傍ら、国政復帰の機会をうかがっていた。今回は、初当選が同期の安倍首相から出馬を打診され、「国政で活躍することが何より大切」と、くら替えを決意した。

 18日の遊説では、衆院議員時代の同期の横内正明・山梨県知事との関係も強調。「知事とともに山梨の改革も進める」と連呼した。

 米田氏にとって最後の衆院選を戦った山梨は、当然「重点地区」の一つだ。

 しかし、自民党県連幹部の中には、山梨選挙区で公明党と連携を強めていることに配慮して、比例選では公明党に投票するよう呼びかける向きもある。米田氏は「深刻な問題だ」と危機感を隠さない。「ゆかりの地」だからといって必ずしも安心できないのが現実だ。19日は群馬県に入り、懸命に支持を訴えた。

(2007年7月20日 読売新聞)

4386千葉9区:2009/02/03(火) 22:27:30
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/feature/0011/fe_011_070721_01.htm
カギ握る 知事の影響力


通勤客に握手を求める滋賀選挙区の候補者(20日、滋賀県近江八幡市で) 「政策より、いかに知事になびくかで当落が決まりそうな情勢だ」

 滋賀県の自民党関係者の間では、そんな自嘲(じちょう)気味の声が漏れ始めている。

 1議席を争う参院選滋賀選挙区。昨年7月に新幹線新駅建設の是非を争点とした知事選が行われ、「もったいない」と建設に反対した嘉田由紀子知事が約22万票を集めて当選した。組織を持たない嘉田氏が、自公民推薦の現職を破った衝撃は大きかった。

 「琵琶湖の環境を守れるのは山下しかいません」

 20日午後、県東部の農村地帯で自民党現職の山下英利氏の選挙カーから訴えが響いた。党環境部会長の山下氏は、環境社会学者出身の知事を意識し、「琵琶湖の水質保全に取り組む」という訴えを欠かさない。

 だが、自民党は知事選後は新駅問題で知事と対立し、今年4月の県議選で惨敗した後、ようやく知事との融和姿勢に転換したばかり。知事との「距離」では民主党に後れをとっている。

 知事選後、嘉田与党に転じた民主党にとって嘉田人気は頼みの綱だ。県議出身の新人、徳永久志氏は無党派層を狙ってベッドタウンを回り、「知事の就任以来、ともに汗を流してきたのは私」と協調関係を訴える。

 知事本人は、どの候補も応援しない「中立」の立場を表明しているが、「嘉田票」がどう転ぶのかが選挙戦のカギを握っている。

 埼玉県知事選を8月26日に控えた上田清司知事も政党との“等距離外交”に腐心している。

 上田氏は元民主党衆院議員だが、2003年の知事選では「県民党」を掲げて無所属で当選した。今回の参院選では、埼玉選挙区(改選定数3)での応援演説は、自民党候補と公明党候補が2回ずつ、民主党候補2人が1回ずつ、とバランスをとる。「応援演説は集まった支持者のためのもの。(応援相手を持ち上げる)『ご当地ソング』に徹します」と割り切っている。

 一方、民主党の小沢代表のおひざ元、岩手県の達増(たっそ)拓也知事は、自他共に認める“小沢チルドレン”だけに、「行政の長としては公正中立の立場だが、政治家としては自由にやる」と、民主党への肩入れを鮮明にする。自身の知事転身によって実施される衆院岩手1区補選もある。達増氏は補選が告示された17日、自らが後継指名した民主党新人の事務所に顔を出し、「政権交代に向けた大きな流れを岩手から作っていかなければ」と活を入れた。

(2007年7月21日 読売新聞)

4387千葉9区:2009/02/03(火) 22:28:43
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/feature/0011/fe_011_070722_01.htm
住み分け狙う「民主王国」


2議席を目指し、支持を訴えるスタッフ(21日、名古屋市内で) 「政治を子どもや若者が信じられるようにしたい。一緒に変えましょう」

 21日午後、名古屋市緑区のショッピングセンター前で、民主党新人の谷岡郁子氏は買い物客に呼び掛けた。ビラを配るスタッフのほとんどが20歳代で、タンバリンや鈴も使って盛り上げる。

 谷岡氏は、アテネ五輪・金メダリストの女子レスリング部員が注目を集めた中京女子大の学長。選対本部長の赤松広隆・党副代表は、「本人のキャラクターもあり、無党派層や他党の支持者にも幅広く受け入れられている」と、自信を見せる。

 愛知県は、民主党が2000年、03年の衆院選で名古屋市内の5議席を独占し、04年参院選でも改選定数3議席の内2議席を取った「民主王国」だ。

 今回も現職の大塚耕平氏に加えて谷岡氏を擁立し、自民の鈴木政二、公明の山本保の現職両氏を脅かしている。無党派層の取り込みが期待できる谷岡氏と“住み分け”を図るため、大塚氏は組織を固める選挙に徹する。

 民主王国を支える大きな力が連合愛知(約50万人)で、組織の8割を大塚氏に割り当てた。

 連合愛知の大きな武器が、選挙管理委員会が希望者に交付する「投票済証」だ。これを各職場単位で回収し、上部組織に数字が報告される。トヨタのある職場では、職場委員会の終了後に、代表の委員が投票を呼び掛けている。組合員の一人が「提出しなくても罰則がないとはいえ、若い組合員が職場の先輩に言われれば、当然プレッシャーがかかる」と打ち明けるように、投票済証の威力は絶大だ。

 過去3回の参院選を民主または民主系候補が制してきた三重県。民主党は今回も1人区の戦いを制して王国への地盤を築くことを狙っている。

 「この5区でも勝たせていただきたい」

 伊勢市で21日夜開かれた民主党現職高橋千秋氏の個人演説会には、県選出の民主党国会議員、連合三重幹部、民主系県議らが顔をそろえ、こう口々に訴えた。

 同市は県南部、農山漁村を中心とする衆院三重5区の大票田で、自民の支持基盤の強い地域だ。県内でも5区だけは、地盤とする民主党国会議員がいない民主党にとっての「空白区」だ。高橋氏の陣営は今回、5区内の地方議員をフル稼働させ、自民支持層の切り崩しに重点を置く。

 「切り込むだけの基礎体力は付けてきた」と陣営幹部は自信をのぞかせる。

(2007年7月22日 読売新聞)

4388千葉9区:2009/02/03(火) 22:29:43
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/feature/0011/fe_011_070724_01.htm
郵政民営化の微妙な影


電話作戦を行う「大樹」の関係者(23日、愛媛県宇和島市で) 「腰の曲がったおばあちゃんに言われました。『郵便局がなくなって、私の年金、どこで下ろしたらいいんじゃろ』と……」

 23日午後、愛媛県東温市。民主、社民、国民新党推薦の無所属新人、友近聡朗氏は街頭演説で、郵政民営化に年金不祥事を絡めたエピソードを披露した。

 2年前の衆院選の焦点だった郵政民営化は、今も、参院選愛媛選挙区の戦いに微妙な影を落としている。

 元郵政相で自民党現職の関谷勝嗣氏は2年前、郵政民営化法案に賛成し、長年の支持基盤だった特定郵便局長OBらの組織「大樹」と絶縁した。その間隙(かんげき)を突いて、友近氏が大樹に浸透している。大樹の会員約3400人の大半は自民党を離れており、友近氏支援に回る見通しだ。

 自民党県議は「大樹は皆、地域の顔役。侮れない相手だ」と警戒する。関谷氏は05年の法案採決では、なかなか態度を決められなかった。参院選の演説では郵政問題に全く触れない。23日も松山市で記者の質問に「もうその話(郵政問題)はいい。私は党是に従っただけ。後悔はない」と語った。

 福井選挙区では、2年前の衆院選で自民党を離党した「造反組」の松宮勲氏が、民主党新人の若泉征三氏を全面支援している。

 衆院福井1区に無所属で出馬して落選した松宮氏は21日、若泉氏が福井市で開いた演説会で、小沢代表の似顔絵入りのTシャツを着た陣営幹部とともに「ガンバロー」を三唱した。松宮氏は、大樹関係者や自分の支援者を若泉氏に引き合わせ、公示後も街頭で応援弁士を務めている。

 次期衆院選の福井2、3区の民主党候補は未定で、松宮氏のいずれかからの出馬も予想される。松宮氏は応援演説で「拡大した地域格差、貧富の差を取り戻すには、政権交代が必要だ」と訴えている。

 一方、徳島選挙区は、自民党現職の北岡秀二氏の支援に、05年衆院選の徳島2区で対決した「造反組」の山口俊一氏と「刺客」の七条明氏がそろって駆けずり回っている。

 山口氏は無所属で当選し、昨年暮れに復党した。七条氏は重複立候補した比例選で復活当選した。自民党関係者は「次期衆院選の公認争いがある。二人とも必死だ」と見る。山口氏は23日、「もめるのはお互いにとって損」と徳島県西部を精力的に回った。「今は団結して勝たねばならない」と語る七条氏も、同県板野町の事務所から知人に電話で北岡氏支持を呼びかけた。

 
(2007年7月24日 読売新聞)

4389千葉9区:2009/02/03(火) 22:30:27
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/feature/0011/fe_011_070725_01.htm
「タレント候補」命運は


都内で支持を訴える候補をカメラ付き携帯で撮影する聴衆(24日) 参院選で毎回注目を集める“タレント候補”。今回も、メディアで名前の売れた候補が、それぞれのスタイルで選挙を戦っている。

 24日夕、東京・JR目黒駅西口にテンガロンハットをかぶった男が現れた。女子プロゴルファー・横峯さくらさんの父で、民主党比例候補の横峯良郎氏だ。

 「あっ、パパだ」。若い女性や女子高生らが次々と駆け寄り、握手や写真撮影を求めた。演説に立った横峯氏は、年金記録漏れ問題に絡めて「今の政権はマスコミが騒ぐから何とかしようと言っているだけ。政権が代わらないとやりたい放題やる」と安倍政権を批判した。その一方、さくらさんが2週連続でプレーオフの末に敗れたことに触れ、「選挙どころではなくヒヤヒヤ」と聴衆を沸かせた。

 12日の公示日に鹿児島市で第一声をあげた後、各地を回る横峯氏。

 「(名前は)さくらパパではない。横峯良郎です」

 比例選で無効票を出さないよう、演説で念を押すこともしばしばだ。

 長崎選挙区の自民党新人、小嶺忠敏氏は、長崎県立島原商業と同国見高校のサッカー部を率いて全国優勝17回の実績を持つ。24日は長崎市郊外の長与町、時津町などを回り、教育改革などを訴えた。

 だが、久間章生・前防衛相(衆院長崎2区)の原爆投下をめぐる「しょうがない」発言は大きな誤算。街頭演説で硬い表情を崩さないことも多い。「父は沖縄で戦死した。戦争は大嫌いだ」と強調し、火の粉を払うのに躍起だ。23日、安倍首相を迎えた長崎市内での演説会で、思わずこう漏らした。「正直言って、この選挙でこんなに苦戦するとは思わなかった」

 元テレビ朝日アナウンサーで東京選挙区の自民党新人、丸川珠代氏は24日、東京・巣鴨の「地蔵通り商店街」を訪れた。白のツーピースに赤い靴、胸に赤いバラをつけ、「メディアの中で何か言うだけじゃなく、現実と向き合って答えを出す仕事をしたい」と訴えた。

 青島幸男氏、横山ノック氏、野坂昭如氏……。これまで多くの著名人が集票力を生かして参院議員に当選した。反面、大橋巨泉氏らのように途中で辞職した例もあり、“タレント議員”の評価は分かれる。

 今回の参院選には、弁護士の丸山和也氏(自民比例)、元プロ野球選手の長崎慶一氏(民主比例)らも参戦している。過去と比べると「小粒」とも評される今回の“タレント候補”。果たしてその命運は――。

(2007年7月25日 読売新聞)

4390千葉9区:2009/02/03(火) 22:31:09
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/feature/0011/fe_011_070726_01.htm
「2人区」それぞれの事情


足元に火種を抱えたまま、支持を訴える候補者も多い(25日) 1議席を激しく奪い合う「1人区」をよそに、「2人区」では、様々な構図と思惑が入り乱れる。

 岐阜選挙区はその一つだ。自民、公明が推薦する無所属の藤井孝男氏と、3選を目指す民主党現職の平田健二氏が熾烈(しれつ)にトップを争う。いずれも足元に火種を抱える。

 25日、岐阜県垂井町。元運輸相で自民党総裁選への出馬経験もある藤井氏は「2年間浪人した。政治への信頼を取り戻すため、国政に復帰させていただきたい」と訴えた。

 “浪人生活”の発端は、郵政民営化問題だ。藤井氏は民営化に反対して離党した造反組で、2005年の衆院選(岐阜4区)で党県連会長の金子一義氏に敗れた。その後、民営化賛成に転向。今回は無所属だが、自民党は「実質的な公認候補」として支援する。

 ただ、郵政問題のしこりはなお残る。藤井陣営幹部は「(金子氏と)激しい選挙を戦い、すんなり応援できない人も少なくない」と打ち明ける。また、郵政対決後、野田聖子、佐藤ゆかり両氏が次期衆院選の党公認争いを続ける岐阜1区(岐阜市)の票がスムーズにまとまるかも課題だ。

 一方の平田氏も懸念を抱える。参院選の候補者選考を巡り、昨夏、民主党県第2総支部代表代行らは不満を表明、離党届を出す内紛に発展した。その元代表代行が、周囲の説得で衆院岐阜2区の選対本部長に就いたのは、公示間近の今年6月下旬。「自民党ほど深刻ではないが……」と傷口を不安がる陣営関係者もいる。

 京都選挙区では、自民党新人の西田昌司氏、民主党現職の松井孝治氏に加え、共産党新人の成宮真理子氏らが激しく争う。松井氏は年金問題の追い風に乗る。

 25日午後、京都市の繁華街。成宮氏の応援演説でマイクを握った共産党の市田忠義書記局長は、「残る1議席を自民党候補と横一線で激しく争っている。革新の伝統が脈打つ京都で、自民党に負けられない」と声を張り上げた。

 自民の苦戦ぶりを前に、共産は京都を3年ぶりの議席奪還のチャンスと位置づける。これに、自民、民主の双方が警戒感を強める。

 「民主と共産に議席を取られると、京都の皆さんの声を国政に届ける人間がいなくなる」。西田氏は25日午後、京都府京田辺市で危機感を訴えた。松井氏も同日、京都市内に年金記録漏れ問題を追及してきた衆院議員、長妻昭氏を応援弁士に迎え、「国民本位の政治を築きたい」と力を込めた。

(2007年7月26日 読売新聞)

4391千葉9区:2009/02/03(火) 22:32:28
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/feature/0011/fe_011_070727_01.htm
大物走る 焦点の1人区


多くの支持者らに囲まれる安倍首相(26日、松山市で)  自民党現職と民主党などが推薦する新人が接戦を繰り広げる1人区、愛媛。梅雨が明け、夏空が広がる26日、安倍首相と民主党の鳩山幹事長が現地入りして支持を訴えた。

 首相は昼前、松山市中心部で街宣車に立った。

 「しっかりと経済を成長させもっともっと景気を良くして地域に元気のある街を作っていくのか。それとも政治が混乱した90年代に、あの経済の低迷時代に戻ってしまうのか。それを決める選挙戦であります」

 宇野内閣の1989年参院選、橋本内閣の98年参院選、自民党は惨敗し、首相が退陣に追い込まれた。絶叫調の訴えには敗北への危機感がにじんだ。

 首相は演説に先立ち、約50分にわたって商店街をゆっくりと練り歩き、買い物客らと握手を繰り返した。 自民党の中川幹事長はこの日、瀬戸内海を挟んだ対岸、中国地方の1人区のテコ入れのため、鳥取、岡山両県を回った。岡山では「『理由なき逆風』の中で大激戦になっている。安倍政権のための戦いではない。日本の未来のための戦いだ」と声を張り上げた。

 しかし、与党への逆風が収まる気配は見えない。読売新聞社が実施した終盤情勢調査によれば、参院で与野党逆転が実現する可能性がいっそう強まっている。

 民主党の鳩山幹事長はこの日午前、愛媛県東部の西条市の街頭に立ち、「30度を超える暑さの中、日本の政治を変えたいという思いで集まっていただいた皆さんにお礼を申し上げます」と切り出した。

 「消えた年金問題を首相は去年から知っていたが、何もしなかった。支持率が下がったのを見て『これはいけない』と対応策を出した。自分の保身のために消えた年金問題を扱っているだけではないか」

 鳩山氏は年金問題で演説を締めくくると、この後、高知、徳島、香川と、1人区ばかりの四国4県を駆け足で回った。

 民主党は選挙戦の最終盤、1人区に幹部を相次いで投入する。27日には菅代表代行が愛媛県に入り、鳩山氏は富山、福井、石川県と、北陸の1人区を駆けめぐる。

 小沢代表は26日、街頭演説の前面に立った首相とは対照的に、終盤情勢の分析に専念した。

 焦点はやはり1人区。残る2日間、岡山、鳥取、島根各県で最後の訴えをするため、小沢氏は26日夕、東京駅から新幹線に乗り込んだ。注目の岡山では、田中真紀子・元外相とそろい踏みの予定だ。

(2007年7月27日 読売新聞)

4392千葉9区:2009/02/03(火) 22:33:38
読売新聞 参院選2007
激戦ルポ

>>4348
平沼票の行方は…【岡山】
>>4372
首都乱戦 身内も敵に【東京】
>>4373
「松岡系」「非松岡系」分裂【熊本】
>>4374
前哨・知事選や「民・国共闘」【群馬】
>>4375
逆風に揺れる自民王国【愛媛】
>>4350
与党協力区【埼玉】
>>4356
候補者交代 自民危機感【佐賀】
>>4376
原爆発言 余波続く地元【長崎】
>>4377
民・社決裂で連合板挟み【大分】
>>4327
足並み乱れる自公【茨城】
>>4378
組織力低下 連合の苦悩【比例選】
>>4379
造反への恩か実利か【大樹】
>>4380
「自民王国」民主が大攻勢【鹿児島】
>>4391
綿貫氏苦渋の「反自民」【富山】
>>4349
ドンのおひざ元 募る危機感【島根】

攻防 参院選(抜粋)
>>4392
農業票の奪い合い 過熱
>>4393
激しい「身内の争い」
>>4394
「背水の陣」幹事長対決
>>4395
くら替え30人 列島奔走
>>4396
カギ握る 知事の影響力
>>4397
住み分け狙う「民主王国」
>>4398
郵政民営化の微妙な影
>>4399
「タレント候補」命運は
>>4400
「2人区」それぞれの事情
>>4401
大物走る 焦点の1人区

4394とはずがたり:2009/02/11(水) 19:57:24
>(福島)県内に9教会を持つ立正佼成会は、比例区で民主党公認で佼成会会員でもある風間直樹氏(40)を、選挙区では金子恵美氏(41)を推薦している。
>出直し知事選では「お金に対して清潔」として森氏を推薦したが、今回は、「政権交代可能な健全野党を育てることが重要」と、金子氏推薦が決まった。
>佼成会の会員は、県内で6万8000世帯とされるが、その数が、そのまま得票に結びつかない。
>04年の参院選で佼成会が推薦した民主党の比例区候補が県内で獲得したのは1万票余り。佼成会幹部は「散々な結果だった」と振り返る。
この時の風間氏の福島県下の得票はどうだったんでしょうかねぇ?

〈揺らぐ組織:6〉宗教団体 「協力」ほころびてなお
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/fukushima/TKY200707100155.html
2007年07月10日

 「学会員から、『自分のところばかり一生懸命で公明党に入れてくれない』と突き上げられている。公明との選挙協力はどうなるのか」
 自民党県連が6月16日に福島市内で開いた支部長・幹事長会議で、会津地方の支部長が問いただした。橋本克也・県連幹事長は「自民党員には自民の比例候補へ投票をお願いしたいが、党員以外については、選挙協力という形もある」と応じて比例区での公明党への投票を示唆した。

 公明党の支持母体である創価学会は、県内で10〜12万票を持つとされる。自民党には「のどから手が出るほど欲しい組織票」(自民党県議の1人)だ。だが、足元は必ずしも一枚岩ではない。会議で発言した支部長は「支持者からは『比例が公明なんておかしい』と反発される」と板挟みの苦悩をにじませる。
    ◇
 学会側も選挙協力に不信感を募らせている。
 今回の参院選で、学会は、選挙区で自民党公認の森雅子氏(42)を支持し、比例区で公明党公認の渡辺孝男氏(57)を推薦する。公明党県本部は渡辺氏に対し、県内で13万票獲得をもくろむ。04年参院選での同党の得票は約11万5000票。達成には、学会員票に加え、学会員の知人票のほか、自民党の支援も不可欠だ。

 だが、昨年11月の出直し知事選、今年4月の参院補選と、同党が推薦した自民系候補が相次いで敗れた。自民党の組織力低下を懸念する、学会の県幹部は「こちらは精いっぱい取り組んでいる。誠実に応えてほしい」と話す。

 甚野源次郎・公明党県本部代表は「13万票という目標は自民党にお伝えしてあり、自民党に協力のあり方を考えて頂くことになる」。

 自民党県連幹部は「公明党から森氏への7〜8万票に対し、こちらも渡辺氏に2万票は出さなければいけない」と話す。
    ◇
 一方、県内に9教会を持つ立正佼成会は、比例区で民主党公認で佼成会会員でもある風間直樹氏(40)を、選挙区では金子恵美氏(41)を推薦している。

 出直し知事選では「お金に対して清潔」として森氏を推薦したが、今回は、「政権交代可能な健全野党を育てることが重要」と、金子氏推薦が決まった。

 長らく自民党を支持してきた佼成会だが、99年の自自公連立以来、民主党を支持する傾向を強めている。佼成会本部外務部では「人物本位で推薦しており、一党一派に偏することはない」としているが、98年の参院選では自民党候補者50人を推薦したのに対して民主党への推薦は皆無だった。だが今回は自民3人、民主31人に逆転している。
 背景には、イラク派兵を実現し、さらに憲法改正を推し進める自民党に対する、佼成会側の反発がある。県内の教会幹部の一人は「佼成会の基本姿勢は平和主義。憲法9条は一言一句変える必要がない」と主張する。
 佼成会の会員は、県内で6万8000世帯とされるが、その数が、そのまま得票に結びつかない。
 04年の参院選で佼成会が推薦した民主党の比例区候補が県内で獲得したのは1万票余り。佼成会幹部は「散々な結果だった」と振り返る。
 ただ、今回は「年金問題や閣僚辞任で民主党に追い風が吹いている。比例区でも、前回の数字を上回ることができると思う」と手応えを語る。=おわり

4395とはずがたり:2009/02/11(水) 20:30:42
>>383

12 名前:無党派さん [2006/06/10(土) 17:43:38 ID:nG3O37l1]
選挙:参院選 石井準一県議の公認を内定−−自民県連 /千葉

 ◇来年夏の参院選で
 来年夏の参院選で、自民党県連は9日、国会議員団会議を開き、これまで立候補申請した3人のうち、石井準一県議(48)=長生郡=の公認を内定した。もう1人の公認については、党本部と調整するが浜田靖一県連会長は選考の条件について「若い方がいい」と述べた。
 また、同日、新たに前田清貴・千葉西総合病院総長(53)が浜田会長に立候補の意向を伝えた。
 前田氏は98、01年の参院選に立候補し、いずれも落選している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060610-00000124-mailo-l12

前田清貴氏は平成10年参院選香川選挙区、平成12年衆院選沖縄1区、 平成13 年参院選高知選挙区と転々としている候補。
すべて自由連合公認候補として出馬。毎日新聞は沖縄からの出馬は見落としたか?w

4397とはずがたり:2009/03/06(金) 17:03:51

安倍首相の責任論が噴出 自民党総務会、退陣要求も
http://www2.asahi.com/senkyo2007/news/TKY200707310365.html
2007年07月31日

 自民党が参院選で大敗したにもかかわらず、安倍首相が続投を決めたことをめぐり、31日午前の自民党総務会でベテラン議員を中心に首相の責任を問う発言が相次いだ。

 野田毅元自治相は「参院選で政権選択を迫ったので、その結果、道は一つしかない。決断した方がいい」と発言。石破茂元防衛庁長官も「総理は『私か、小沢代表の選択だ』と何度も訴えた。これを有権者にどう説明するのか。挙党一致は答えにならない」と首相の退陣を促した。

 深谷隆司元通産相は「選挙前の様々な問題で泥縄式の対応を国民はちゃんとみている。赤城さんは(大臣の)資格がない。即刻辞任してもらいたい」と首相の対応を批判しつつ、赤城農水相の辞任を要求した。

 一方、惨敗の原因を明確にすべきだとの意見も相次いだ。加藤紘一元幹事長は「『首相続投で挙党一致』はいいが、敗因を分析なしで進めば、自民党はずたずたになる。今回の結末は自民党の基盤の崩壊だ」と述べた。谷垣禎一・前財務相も「なぜ国民から厳しい批判を浴びたのか整理しないといけない」と執行部に求めた。

 これを受け、中川秀直幹事長は「(参院選敗北の)総括は8月中に結論を出したい」と述べた。丹羽雄哉総務会長は、総務会での意見を首相官邸にも近く伝える方針だ。


自民党が、「異例」の参院選総括委員会を設置
http://www2.asahi.com/senkyo2007/news/TKY200708010343.html
2007年08月01日

 自民党は1日の役員会で、参院選の敗因を分析する総括委員会を設けることを決めた。谷津義男選挙対策総局長が委員長に就き、2日に初会合を開く。自民党が選挙後にこの種の委員会を設けるのは「異例」(党幹部)だ。

 この日の役員会では安倍首相が「有為な人材を多数失い、党総裁として大変申し訳なく思っている」と謝罪。中川秀直幹事長は「結果を真摯(しんし)に受け止めて、党再生、党改革に全力で取り組んでいきたい。ゼロからの再出発のつもりでやらないといけない」と述べた。


参院選敗因は「危機管理能力の欠如」 自民が総括案
http://www2.asahi.com/senkyo2007/news/TKY200708220359.html
2007年08月22日

 自民党は22日、参院選敗北を受けて設置した総括委員会(委員長・谷津義男選挙対策総局長)を党本部で開き、総括案をまとめた。年金記録問題と「政治とカネ」、閣僚の不規則発言の「逆風三点セット」について、内閣と与党の「危機管理能力が欠如」していたと明記している。24日に党内手続きをしたうえで、安倍首相に提出する。

 総括案では、都市部と地方との地域間格差が広がっている中で、「成長を実感に!」というキャッチフレーズが地方の有権者の意識と大きな隔たりがあったことを指摘。「国民との乖離(かいり)が起こっているのが投票行動に映った」とも盛り込む。市町村合併による保守系議員の減少に伴い、地方組織が弱体化したことにも触れている。

 この日の会合では「危機管理能力」に関する記述について、「さらに深掘りすべきだ」との意見も出たという。また、首相の責任については「『内閣と党において危機管理能力がかなり欠如している』と記すことで訴えている」(谷津氏)としている。

4398とはずがたり:2009/03/17(火) 00:32:20
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1224913247/178-180
山口合同ガス:林義郎-芳正の親族経営、労組は前回参院選は自主投票
(ちなみにサンデン交通労組は林支持だった)

4399とはずがたり:2009/05/19(火) 00:02:41
>>3062 >>3251 >>3580

嘉田票狙い応援要請 「対話の会」県議の争奪戦
http://www.chunichi.co.jp/hold/2007/saninsen07/shiga/CK2007071102031506.html
2007年7月11日

 嘉田票をめぐって、応援県議の争奪戦が繰り広げられた。12日公示、29日投開票の参院選滋賀選挙区(改選数一)。陣営は票の上積みを狙って、自らの政党以外にも応援を求める。人気銘柄は、嘉田由紀子知事を支持する「対話の会・びわこねっと」の5人。うち1人の議員の目を通して、前哨戦の動きを追った。 =本文敬称略
 木沢成人(35)は五月下旬、ある意思を固め、JR大津駅前の喫茶店のドアをくぐった。店内を見回すと、男が待っていた。
 ある議員(=山下であろう)の秘書。一週間ほど前、初めて自宅に電話をかけてきて、議員との面談を申し込んで来た。
 参院選まで約二カ月。「選挙のことだな」。ピーンと来たが、「話だけでも聞いてほしい」と言われ、待ち合わせた。
 席に着き、しばらくすると、議員がやや息を切らしながら訪れ、前に座った。コーヒーを口に運びながら、県議に当選する前の会社員時代や環境政策の話が進む。ふと話題が途切れ、本題が切り出された。
 「党じゃなくていい。個人の後援会に入ってもらえないだろうか」
 目を見つめながら、もう一押しされた。「決意できたら、電話してほしい」
 黙り込んでいた木沢が、やっとの思いで口を開く。「いやー、ちょっと無理です」
 実は「ノー」と言うのが苦手な男なのである。
 大学生の時は、試験前に友達に頼まれて、講義ノートを貸した。温泉掘削コンサルタント会社の営業マン時代は、顧客に値下げを頼まれ、利益につながらなかったこともある。
 「揺さぶりやすそうに映るのかもしれない」。自らの性格を「優柔不断」とも分析する。
 あの議員と会う十日ほど前、参院選の立候補予定者(=徳永であろう)が自宅を訪ねて来た。
 「参院選で、対話の会はどうするの」。「個人で自由に、ということになっています」。木沢の言葉に、身を乗り出した。「応援してもらえないか」。が、木沢は首を縦に振らなかった。
 「手伝わないと、自分の時に誰も助けてくれないぞ」。周囲からはこんな声も聞こえてくる。でも動くつもりはない。
 県議選東近江市選挙区でトップとなった約九千票。「今までの政治と異なる部分に期待してくれた人が多いはず」。政党色が付くと、基盤が崩れてしまう気がしている。
 (吉岡雅幸)

4400とはずがたり:2009/05/19(火) 00:02:56
対話の会の職員が選挙区内の4区から自民党公認で出馬し,自らは対話の会を脱会した木沢。
07参院選では中立とした様だ。

近江の人 木沢まさと
http://mokuzawa.exblog.jp/5750603/
2007年 07月 06日
取材、取材の参院選

朝、晩と新聞社の取材
取材目的は、参院選での私の動向。
「対話の会・びわこねっと」所属議員5名のうち、3名は、山下氏の後援会に名前を連ね、1名は、社民党として、徳永氏支援を表明。
なので、「アンタどうするの?」という質問。
先の県議会議員選挙においては、
本当に多くの方から、党派を超えて支持を頂いたと認識しているし、無党派層が増加している現状も肌で感じた。
「どっちかはっきりせんと、自分の時応援してもらえへんで」
「国政選挙やら、他の選挙通じて、自分の選挙するもんや」
まあ、いろいろな意見を頂いたりもするけれど、
4月にああいう形で初当選させて頂いて、この7月。
「中立」
というポジションで行きます。

4401とはずがたり:2009/05/19(火) 00:03:15
>>4399-4401

自民、嘉田票に猛アタック 知事は「超政党で」
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/shiga/TKY200706290331.html
2007年06月27日

 参院選滋賀選挙区(改選数1)では、4月の県議選で大敗した自民が、県民に人気の高い嘉田由紀子知事の支持層を取り込もうと懸命だ。新幹線新駅の建設問題では、「推進」の旗を降ろして嘉田知事の凍結方針を支持、「抵抗勢力」のイメージ払拭(ふっしょく)を狙う。しかし、当の嘉田知事は特定候補の応援はしないとの立場を崩していない。

 「嘉田知事、県議選、社会保険庁、松岡前農水相。四つのアゲンストの風が吹いている」

 17日夜、滋賀県近江八幡市で開かれた自民現職の山下英利氏(54)の集会で、自民県連会長の岩永峯一衆院議員が選挙戦の厳しさを訴えた。

 昨年7月の知事選では、民主、公明とともに推した現職が、無党派層を中心に約22万票を集めた嘉田知事に敗北。その後も新幹線新駅推進の立場から知事への批判を続けたが、県議選(定数47)で、公認の当選者は16人と、選挙前の27議席から激減、過半数割れに追い込まれた。

 「知事に敵対していては参院選は戦えない」。5月の県連大会で、新駅凍結容認にかじを切り、6月2日には、安倍首相が来県して嘉田知事の案内で県内を視察、「親知事」をアピールした。安倍首相は大津市内での講演で「今日は嘉田さんと手をつないで船に乗りこみました」と強調。山下陣営はこの時、琵琶湖の船上で安倍首相、嘉田知事と並んで撮影した写真をチラシに載せた。

 滋賀選挙区には県議会で嘉田知事の政策を支持する民主が前県議の徳永久志氏(44)を、共産が県常任委員の坪田五久男氏(48)を、それぞれ擁立する。ただ、嘉田知事は県議会との関係について、政党の枠組みを超えて政策本位で連携する「超政党」を掲げ参院選でも政党とは一線を画す考えだ。

 県議選で自民を過半数割れさせる原動力となった「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)も、会の目的は嘉田知事の政策実現だとして、国政に関しては、どの候補も応援しない方針。

 自民は対話の会の公認・推薦で当選した5人がつくる会派「対話の会・びわこねっと」に働きかけ、自民党員だったり、個人的につながりがあったりする3人を山下氏の陣営に引き込んだ。そのうちの一人は「県議選で自民と戦ったのに、支持者への説明も難しい」とジレンマを口にする。

4402千葉9区:2009/06/09(火) 23:49:46
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/san-in_document/11742.html
投票まで9日 【比例代表−北海道】 漂う宗教票 「自公」に反発路線転換 (2007/07/20)
 「日本は、このままでは創価学会の国になってしまう」。参院選公示日前日の十一日、札幌市中央区の本願寺札幌別院。約八十人の檀家(だんか)を前に、京都の浄土真宗本願寺派(本山・西本願寺)の幹部が強い口調で訴えた。隣には、民主党が比例代表候補として擁立した同派の僧侶藤谷光信が、けさ姿で座っていた。

 本願寺派は僧侶数約三万二千人、寺院数約一万カ所。道内での檀家も約三万六千世帯あり、仏教団体の中で一大勢力を誇る。もともと自民党との関係が深く、民主党からの立候補は初めて。国政選挙での自前候補の擁立も三十三年ぶりだ。

 自民から民主へ−。大きな方針転換の底流は、与党の一角をなす公明党の支持母体で、道内会員約十万世帯とされる創価学会への反発だ。「自衛隊のイラク派遣を容認するなど、平和を志す立場の宗教家として許せない」というライバル心がある。

 道内に九教会を置き、約七万世帯の会員を持つ立正佼成会北海道教区も、本来は自民色の強い宗教団体。それが今回は、道選挙区で民主党公認の現職小川勝也、比例代表は同党新人の風間直樹をそれぞれ推薦した。

 会員間には、憲法改正などを推し進める安倍晋三政権への違和感が強い。道教区幹部は「平和主義を基本とする立正佼成会の理念と逆だ」と、路線転換の理由を明かす。

 期せずして新たな組織票獲得の糸口をつかんだ民主党は、各宗教団体の「組織内候補」である藤谷、風間と小川をセットで支持を訴える作戦を展開する。本願寺派は、室内ポスターの掲示やリーフレットの配布に僧侶たちも協力。「葬儀会社など、お寺とかかわりが深い企業を回るきっかけもできた」(小川陣営幹部)という。

 ただ、長年続く自民党との関係は完全には断ち切れない。立正佼成会は「どの政党の下部組織でもない。推薦候補は選挙ごとに決める」と強調、今後の選挙での自民党との協力に含みを残す。本願寺派内では急激な方針転換に戸惑い、小川陣営が境内にポスターの掲示を依頼しても「仏の下では平等ですから」と、二の足を踏む寺もあった。

 年金問題一色の様相を呈する選挙戦。かすみがちな「平和」を訴え、宗教者たちの票が漂い始めている。=敬称略=

4403千葉9区:2009/06/09(火) 23:54:30
リンク先に自民党 民主党 業界団体の得票数あり
http://www.news.janjan.jp/election/0708/0708110646/1.php
07参院選を分析する(4)かわる業界団体の組織票 2007/08/14

 自民党が「非拘束名簿式」の導入で期待したのはタレント票のほかにもう1つ、業界団体による票集めでした。「非拘束名簿式」では個人名が多い候補者から順に当選となりますから、各団体は自分の代表を当選させようと、票集めに精を出すからです。ですが、ここにきて、自民党の業界団体票は悪戦苦闘しているようです。

落選続いた07自民候補

 今回の比例代表では、自民党の各業界団体の推す候補者が次々と落選しました【表11】。医師会の武見敬三氏、薬剤師団体の藤井基之氏、看護連盟の松原まなみ氏、土地改良団体の段本幸男氏、漁協の丸一芳訓氏、運輸団体の藤野公孝氏、農業団体の福島啓史郎氏などです。

 一方で、全国農政連が推した山田俊男氏は、前回の参院選に比べ3.79倍も票を伸ばして当選しました。今回、農業団体は、二人の候補者を擁立しています。これまでは統一して農水省OBを支援してきたのですが、2004年に日出英輔氏が11万票で落選したことを受けて、現職の福島氏のほかに、身内の農協から山田氏を推すことにしたからです。漁協も、長らく農水省OBを支持してきましたが、苦しい漁業の現状を国政に伝えようと40年ぶりに独自候補を立てました。

「見返り」なしで離れる建設業界

 自民党の参院選における業界団体の票の移り変わりをみてみたのが【図3】です。2001年、2004年、2007年と、着実に建設業・土地改良が票数を減らしていることがわかります。【図4】の財務省資料の公共事業予算の推移をみてみますと、2002年から公共事業予算は毎年削減され続けています。2001年に発足した小泉政権が「小さな政府」を目指して、公共事業を削減した結果です。これに比例して、これまで「見返り」を求めて自民党に票を入れていた関係業界が、少しずつ自民党から離れていったとみられます。全国区で選挙が行われていた1980年の参院選における建設団体の得票数は174万を超えていましたから、いまや87%も減少し、選挙における建設業界の組織力は衰弱したといえそうです。

「郵政解散」で崩れた組織

 また、小泉純一郎前首相が「郵政民営化」をなしたことで、郵便局OBらによる政治団体「大樹」の方針も様変わりしました。「大樹」は、かつて全国で100万票をもつといわれ、自民党の集票に大きな力をもっていました。ですが、2005年の「郵政解散」で人員が激減し、多くが自民党から離れてしまいました。郵政関係の団体が推す候補者は、2001年の高祖憲治氏、2004年の長谷川憲正氏と、ともに党内で2位、3位と、高得票数を獲得していましたが、今回は推薦者を擁立しませんでした。「大樹」の票もかなりが、自民党ではなく「郵政見直し」「夢と希望のある郵便局づくり」を掲げた国民新党に流れたようです。

自治労候補が最多記録

 一方、民主党の業界団体票はどうでしょう。今回は、自治労が支援した相原久美子氏が50万票を超えました。これは、民主党の個人名最多記録となっていた2001年の大橋巨泉氏の41万票を大きく上回る結果となりました【表12】。また、【図5】のように、情報労連、自動車総連も着実に票数を伸ばしました。ただ、団体によっては、組織固めの力に差が出ているようです。組合員数が95万人と最多となるUIゼンセンの推す川合孝典氏は17万票にとどました(それでも当選)。


 総合的にみて、まだまだ業界団体の票は強いといえるでしょう。ですが、個人を縛る力は、だんだんと弱まってきているともいえそうです。とくに、自民党と業界団体との信頼関係は深刻な問題です。「自民党をぶっ壊す」とした小泉政権のさまざまな改革は、自民党の組織をも壊してしまったのです。

(永尾理恵子)

4404とはずがたり:2009/06/10(水) 00:30:41
>>4403-4404
janjanが突然見れなくなっちゃうことは無いとは思いますが保存しときますね。

【表11】自民党 業界団体の得票数
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/politics/fig11.jpg
【図3】自民党業界団体表の推移
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/politics/070813_3.gif
【図4】公共事業関係費の推移
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/politics/070813_4.gif

【表12】民主党 業界団体の得票数
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/politics/fig12.jpg
【図5】民主党 業界団体票の推移
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/politics/070813_5.gif

4405とはずがたり:2009/08/03(月) 00:02:57

市場主義農政に募る不満 中国4県の農協「出身」新人推す
'07/7/27
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/07/News/En07072701.html

 ▽集票力は減退、組織存続へ背水の陣

 大詰めを迎えた参院選で、中国地方の農協グループが「組織の存亡」をかけた戦いを繰り広げている。比例代表はこれまで元農水省官僚を推してきたが、山口を除く四県は初めて農協出身者を推薦した。市場原理を重視する国の新農政への不満が引き金となったが、農協グループも農家数の減少でかつての巨大集票マシンの面影はない。政治の場での存在感の維持に向け、「背水の陣」を敷く。

 「農業は今、大変厳しい状況にある。農業や農協が伸びていくため、頑張り抜く」。二十四日、広島市安佐南区の広島市農協本店駐車場。元全国農協中央会(全中)専務理事の自民党新人(60)が声を張り上げていた。強い日差しの下、本店のほぼ全員と周辺支店の職員約百五十人が約三十分間、演説に聞き入った。

 ▽7割が中山間地域

 農協グループの政治運動組織である全国農政連は昨年、異例の試みに打って出た。参院選の推薦候補を定める予備選挙の実施。当時、全中専務理事だった自民新人は、農水省OBの現職参院議員(61)を大差で破った。

 全国でグループを挙げた自民新人への支援が広がる中、広島県農協グループ(広島市中区)は初めて特定候補の後援会をつくった。会員は、農協ビルの一室で農協女性部や退職者などに支援を呼び掛ける電話をかけ続ける。

 初の組織内候補を擁立した背景には、農政への不満がある。国は本年度から大規模農家などに支援を集中する新農政を本格的に始めた。しかし、条件不利地が多い中山間地域が七割以上を占める中国地方は、農地の大規模化が困難な農家や集落が多い。

 高齢化も進み、二〇〇五年の中国地方の耕作放棄地は約三万八千八百ヘクタール。五年で14・7%も増えた。呉市の農業男性(54)は「今の政治は都市部中心の政策のように感じる」と憤る。

 広島県農協中央会の岸房康行理事が、新人に託す思いを明かす。「今の農政は大規模農家だけを支援し、多くの零細な農家は置き去りになる。実情を政策に反映できるのは、それを知る農協の人間だ」。岡山、島根、鳥取の三県の農協グループも、この新人を推薦。後援会員の目標数を立てたり、支援の専従職員を配置したりしている。

 政府はさらに、自由貿易協定(FTA)など貿易自由化を加速させる。農水省の試算では、農産物の関税が撤廃され外国産が流入すると、約八兆五千億円の国内農業総産出額は42%減少する。

 ▽山口は出身者推薦

 国の今の農政に「異」を唱え始めた農協だが、集票力の衰えが目立つ。一九八〇年の参院選全国区で農協グループが推薦した自民候補は、中国地方で約七万三百票を獲得。しかし、三年前の参院選比例代表で推薦した自民候補の得票は約九千六百票にまで減り、落選した。

 その上、今回は中国五県が一枚岩ではない。山口県農協グループだけは、自民新人が予備選で破った農水省OBの自民現職を推薦する。現職が宇部市出身という地元事情からだ。自らを取り巻く環境が厳しさを増す中で、初めて組織内候補の擁立に踏み切った農協グループ。農政への影響力を、自民という枠組みの中で「身内」にかける。(河野揚)

4406とはずがたり:2009/08/05(水) 11:05:14

520 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2009/08/05(水) 03:31:16 ID:QbAOSpxY
2007年参院比例の待機リスト&比例下位のブロック予想

広野允士  ※青木愛の東京12区出馬で繰り上げ当選予定
秦知子    たぶんこのまま次点。東海or中国で登載?
斉藤勁    南関東で登載
玉置一弥  近畿で登載?
樽井良和  東京or北関東or南関東で登載?
木下厚    引退(国民新党移籍で繰り上げ要件喪失)
三輪信昭  東海で登載?
尾辻かな子 近畿で登載?
山村明嗣  東京で登載?
叶芳和    九州で登載?
山崎摩耶  北海道で登載
長崎慶一  近畿or四国で登載?
高竹和明  中国で登載?
金政玉    たぶん出ない。ちなみに、車椅子繋がりで八代英太の支援を受けていた。

4407とはずがたり:2009/08/14(金) 16:46:07
【参院選2007 岐阜ニュース】
平田さん、4つの区制す 「保守王国」陥落寸前に 衆院の小選挙区別得票数
http://www.chunichi.co.jp/hold/2007/saninsen07/gifu/CK2007073102037476.html
2007年7月31日

 無所属元職の藤井孝男さん(64)=自民、公明推薦=が、民主党前職平田健二さん(63)とのトップ争いを制した参院選岐阜選挙区。だが衆院の小選挙区別の得票数では、平田さんが藤井さんの地元の4区(高山、美濃加茂市など十五市町村)のほかはすべて勝ち、「保守王国」が陥落寸前だったことをうかがわせた。

 平田さんは民主公認候補としては過去最高の四十四万票余りを獲得した。しかし藤井さんは、二年前の衆院選で落選するまでコスタリカ方式で金子一義自民党県連会長と議席を分け合ってきた地盤の4区で、平田さんの得票を六万票上回る十四万票以上を獲得。得票を四十六万票台に乗せ、トップを確保した。

 平田さんの得票は藤井さんに対し、2、5区では数千票程度と小差だったが、1、3区では一万票以上の差がついた。1区では野田聖子、佐藤ゆかり両衆院議員の次期衆院選公認争いが続き、自民党支持者のまとまりを欠いたことも差が開いた一因とみられる。

 (坪井千隼)

4408とはずがたり:2009/08/17(月) 12:48:08
>>2974

共生新党から武藤氏出馬、正式に出馬表明
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/ibaraki/TKY200706230115.html
2007年06月23日

 元那珂町議で保険代理店経営の武藤博光氏(45)は22日、共生新党党首の黒川紀章氏(73)とともに東京都内で記者会見し、今夏の参院選に茨城選挙区(改選数2)から党公認で立候補することを正式に表明した。

 武藤氏は「黒川党首は私たちの夢や希望を必ず具体的に実現される方だ。将来に対する期待と希望を持って共生新党から出馬したいと思った」と語った。年金問題を1番の争点として戦っていきたいという。

 黒川氏は武藤氏を「地元に密着して政治をしている方」と語った。

4409名無しさん:2009/08/31(月) 16:49:13

http://www.jrcl.net/frame070827e.html
大阪で参議院選挙を闘って               かけはし2007.8.27号

服部良一選挙の敗北を闘う第三極の飛躍のバネに

 【大阪】今回の参議院選挙で大阪選挙区から社民党候補として立候補した服部良一さんは、一四万一八六七票で第六位で落選した。服部陣営は、当初からの立ち後れ(立候補決意が5月に入ってから)を克服するために全府下を駆け回ったが、いかに狭い大阪府(香川県に次ぐ第2位の狭さ)とはいえ当選を実現できなかった。
 大阪では、〇四年の参議院選(辻元清美候補・無所属)、〇五年の衆議院選挙(大阪10区・辻元清美・社民党、比例復活で当選)を担った大阪ユニオンネットワークなど左派労働組合、社民党、新社会党、無所属市民派自治体議員、市民運動などが、自民・民主の保守二大政党制の形成とその下での憲法改悪など戦争する国づくりの政治情勢に切り込む(闘う)第三極の形成・発展をめざして、今参議院選を闘うことが図られてきた。この動きは、また兵庫における原和美さん(今参議院選では、兵庫選挙区に9条ネットで立候補)の動きとも連動していると意識されていた。
 しかし、これらの動きは、大阪では、部落解放運動の評価など歴史的な対立が克服されない中で、共産党との共闘は、多くの構成員にとって、頭から排除されていた。
 共産党の拒否による全国レベルでの「護憲共同候補擁立懇談会」や「平和への結集をめざす市民の風」などによる「7・7シンポジウム」の動きの失敗、東京での川田龍平さんを拒否した社民党の杉浦ひとみさん立候補、9条ネットの形成と独立した選挙運動などを受けて、大阪選挙区での(闘う)第三極、左派労働運動、市民派議員、社民、新社、市民運動の共同候補の決定は遅れに遅れた。この遅れは、単に候補者選びの失敗や候補者にあがった人たちの決断の遅れなどが原因ではない。これは、きわめて厳しい政治情勢に切り込んでいこうとする統一戦線的政治主体の決定的弱さ、立ち後れを反映したものであった。
 そうした中で、これまで、市民運動の側からの第三極の主体として候補者選びの側にいた服部さんが、社民党比例区の山内トクシンさん(元読谷村長、元沖縄県出納長)や、衆議院議員の照屋寛徳さんの要請を受けて、これまでの活動の中心の一つである沖縄の反基地闘争の前進のために立候補を決意した。服部さんの選挙闘争にとって、山内トクシンさんの比例区での当選のための貢献も一つの課題であった。
 社民党公認候補としての服部さんの選挙闘争は、改憲反対、新しい格差の拡大と「弱者」の切り捨て反対を中心的な課題として訴え、辻元清美さん(社民党・衆議院議員)、山内トクシンさんとの強い連携のもとで行われた。9条ネットを応援する新社会党や社民党の他の比例候補を応援する地方議員たちなども、大阪選挙区においては服部さんを支援した。(闘う)第三極の候補としての位置づけの下に選挙戦は闘われた。

大衆運動と結合
した政治的極を

 選挙結果は、服部さんは十四万千八百六十七票(得票率3・67%)を獲得したが六位で落選した(梅村氏・民主党128万票、白浜氏・公明党83万票、谷川氏・自民党73万票の3人が当選)。共産党の宮本岳志氏は、五十八万票で次点だった。比例区では社民党は十五万六千票、9条ネットは一万四千票で、共産党は四十六万票、民主百三十一万票、自民八十三万票、公明七十二万票だった。山内トクシンさんは、大阪府下で三千二十六票、9条ネットの比例区で立候補した元泉南市議の小山広明さんは二百九十二票だった。
 大阪での選挙結果は、全国の結果と少し違い、民主党は勝利したが与野党の逆転はなかった。服部さん(社民)と宮本氏(共産)をプラスしても最下位当選の谷川氏(自民)の得票数には少し足りなかった。民主の躍進が、社民、共産、九条ネットなど改憲反対・護憲の勢力の落選、停滞につながった点では、全国の結果と共通していた。
 選挙結果は、護憲派勢力なるもののあり方に重大な問題を投げかけている。それはまた当然にも(闘う)第三極にも重大な課題を提起している。
 秋期国会でのテロ特措法の延長などをめぐる与野党の攻防と政局の混乱が予想されるなかで、テロ特措法延長に反対し、米軍再編と日米軍事一体化、辺野古の新基地建設、厚木の米艦載機の岩国への移駐、米陸軍第一軍団司令部の座間移転、横須賀への原子力空母の配備などに反対する闘いの強化を改憲阻止の闘いと結合して創りあげていくことが求められている。大衆運動と結合した強力な闘う第三極の形成こそ求められている。十月十四日の「戦争あかん!基地いらん!〇七関西のつどい」や十一月三日の憲法市民集会などへの共同の勢力的な取り組みが求められている。(洋)

4410名無しさん:2009/09/08(火) 22:19:43
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-05-10/2007051002_03_0.html

2007年5月10日(木)「しんぶん赤旗」

参院沖縄選挙区
糸数氏を統一候補に
共産党と社大党 政策協定と覚書

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 七月二十二日投票の参院沖縄選挙区選挙で、日本共産党沖縄県委員会と沖縄社会大衆党は九日、前参院議員の糸数慶子氏(沖縄社会大衆党副委員長)を無所属の統一候補として擁立することに合意し、三者間で政策協定と覚書を結びました。

 政策協定は、憲法改悪に反対し、普天間基地の即時閉鎖・撤去を求めることなど七項目です。沖縄戦の歴史をゆがめる教科書検定に反対し、「貧困と格差」の是正や地元産業の振興や農業、観光などと結びつけた雇用政策に力を入れ、基地建設や乱開発による環境破壊にストップをかけることなども盛り込まれています。

 覚書は、糸数氏の国会内の所属会派に関しては無所属でのぞむことを確認。「両党は、糸数慶子氏が沖縄の政治的立場や沖縄県民の主張を代弁する国会活動が実現できるよう配慮する」ことで、三者が一致しました。

 糸数氏は、社民党、民主党とも政策協定を結んでいます。選挙戦は自民党公認、公明党推薦の現職との一騎打ちになる見込みです。

4411名無しさん:2009/09/08(火) 22:22:26
>共産とは当選後も無所属・無会派を貫くとする覚書も締結した。


http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-23631-storytopic-3.html
社民・民主・共産と協定 糸数氏、19日に出馬表明2007年5月10日 7月の参院選沖縄選挙区に、野党統一候補として出馬する前参院議員の社大党副委員長・糸数慶子氏(59)と社大党は9日、社民党県連、民主党県連、共産党県委とそれぞれ参院選に向けた政策協定を締結した。協定は平和憲法堅持や県内への新基地建設反対などを打ち出している。糸数氏は19日に正式に出馬表明する。 調印式は那覇市の八汐荘で行われ、午後2時から社民、民主とそれぞれ調印。引き続き午後3時から共産と調印した。糸数氏、喜納昌春社大党委員長、新里米吉社民党県連書記長、玉城デニー民主党県連副代表、村山純共産党県委委員長代理らが参加した。
 社民、民主との協定は9項目、共産との協定は7項目。平和憲法の堅持、高校歴史教科書検定など教育への政治の不当な介入と愛国心押し付け反対、新基地建設反対、格差、貧困の是正、日豪経済連携協定反対などを盛り込んでいる。
 共産とは当選後も無所属・無会派を貫くとする覚書も締結した。
 安保問題では、社民との協定で「米国追従型の安全保障でなく、多国間の平和共存的な安全保障と国連中心の平和外交を追求する」としている。
 民主とは「米国を含めアジアにおける多国間の平和共存的な安全保障と国連中心の平和外交政策を追求する」としている。
 共産とは「安保条約から抜け出し、アジア諸国と平和・友好の関係を築く」としている。
 糸数氏は「平和憲法を守り、再編による基地負担増にノーの声を上げていく。国政の場でしっかりと平和の問題、暮らしの問題を訴えていきたい」と強調した。
 共産党は9日付で糸数氏の推薦を決定した。

4412名無しさん:2009/09/08(火) 22:23:07
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-23692-storytopic-3.html

糸数氏推薦はそうぞう次第 参院選挙区で国民新党2007年5月12日 亀井静香国民新党代表代行は11日午後、7月の参院選沖縄選挙区に野党統一候補として出馬する社大党副委員長の糸数慶子氏(59)について「支援の態勢は、そうぞうがどう支援するかを前提に考えなければいけない。前回推薦したから今回も、という短絡的なものではない」と強調。衆院で連立会派を組む政党そうぞうの対応を踏まえ判断する考えを示した。
 同日の呉屋宏氏の参院選比例代表出馬表明の席上、答えた。
 国民新党は前回知事選で糸数氏を推薦している。亀井代行は「自公候補を応援するわけではない。糸数氏に当選してほしい」と述べたが、「(知事選で)共産党があまりに前に出すぎた。基本的にイデオロギーが違う。違う政党が推薦する候補を独り占めした形で走られると何だ、となる」と共産党を批判した。

4413名無しさん:2009/09/08(火) 22:23:40
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-22646-storytopic-3.html

糸数氏で野党統一 7月参院選挙区2007年4月3日 社大党が7月の参院選沖縄選挙区(改選一議席)への擁立を決めた同党副委員長の前参院議員・糸数慶子氏(59)について、社民党県連、共産党県委、民主党県連の野党各党は2日までに、社大の協力要請を了承した。糸数氏が野党統一候補となることが確定した。参院選沖縄選挙区は2期目を目指す現職の西銘順志郎氏(57)との一騎打ちとなる見通しだ。
 社大党の喜納昌春委員長らは、先週から各党を相次いで訪ね、糸数氏擁立について報告するとともに、選挙区での協力を要請。社民は3月27日に要請を受け、同日三役で糸数氏推薦の方針を決めた。民主は3月29日の要請を受け、30日の常任幹事会で推薦方針を決めた。
 2日の共産との会談では、無所属無会派の堅持や基本姿勢など参院補選での一致点を踏まえることを確認。共産は政策など調整した上で、補選終了後に正式決定する。
 喜納委員長らは2日、連合沖縄に対しても協力要請した。連合沖縄は補選後に議論する方向だ。

4414名無しさん:2009/09/08(火) 22:24:47
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-21400-storytopic-3.html

島尻、狩俣氏が出馬表明 参院補欠選挙2007年2月18日 4月5日公示、同22日投開票の参院選沖縄選挙区・補欠選挙(欠員1)で、那覇市議の島尻安伊子氏(41)、前連合沖縄会長の狩俣吉正氏(56)は17日、那覇市内でそれぞれ記者会見し、正式に出馬表明した。島尻氏は「妻、母、働く女性としてこれまでの経験、台所の感覚を忘れず、子育て世代の代弁者として教育、人材育成、医療福祉問題などの解決に力を尽くす」と述べた。狩俣氏は「沖縄の経済、雇用問題は深刻で、経済自立化が見えない。働く人の労働条件も苦しく、基地問題も揺さぶられている。自ら国政の場でただしていく」と述べた。
 補選は知事選に出馬した前参院議員・糸数慶子氏の辞職に伴うもの。両氏の事実上の一騎打ちとなる。島尻氏は24日、狩俣氏は22日に事務所開きを行うほか、早期に政策発表する。
 島尻氏は無所属で立候補。自民が推薦、公明も推薦の方針。那覇市のロワジールホテルオキナワで会見した島尻氏は「仲井真弘多知事、五ノ日の会、与党議員とスクラムを組み、国、県の諸問題解決に取り組む。野党だった議席を取ることが使命だ」と強調。子育て支援策や国際交流促進などを打ち出す考え。普天間移設問題では「危険除去の1点で早期移設を目指したい」と述べた。憲法改正では「いろんな意見、考え方がある。それをきちんと考えていきたい」と改正論議を見守る姿勢を示した。当選後の会派は「白紙」とした。
 狩俣氏は無所属で出馬。社民、社大、共産、民主が推薦。那覇市のホテル日航那覇グランドキャッスルで会見した狩俣氏は「行き過ぎた規制緩和政策で格差社会が極めて深刻だ」と自公政権を批判。社会保障政策への対応や教育、県経済自立を課題に挙げた。普天間移設問題では県内移設反対、即時閉鎖・早期返還を求める姿勢を鮮明にした。また「安倍政権は憲法改正を目標にする危険な内閣だ。厳しい姿勢でただしたい」と強調した。会見の席上、社民党県連、社大党、民主党県連との政策協定に調印した。当選後も無会派の考え。

4415名無しさん:2009/09/08(火) 22:26:35
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-21134-storytopic-3.html

島尻、狩俣氏一騎打ちに 参院補選2007年2月8日 4月22日の参院選・補欠選挙(欠員1)で、社民党県連、社大党、民主党県連が出馬要請している連合沖縄会長の狩俣吉正氏(56)について、3党がブリッジ共闘を呼び掛けている共産党県委の前田政明副委員長は7日、琉球新報社の取材に対し「基本的にはまだ白紙だ。早期に本人と協議し、県民の願いに応えるブリッジ共闘を追求したい」との姿勢を強調した。その上で「独自候補を立てる方針は持っていない」との考えを示した。(瀬底正志郎)
 共産が独自候補を立てないことで、参院補選は狩俣氏と、与党陣営が擁立を決めた那覇市議の島尻安伊子氏(41)の一騎打ちが確定的となった。
 前田副委員長は、狩俣氏との協議の中では、政治姿勢や無所属無会派の堅持、新基地建設や憲法改悪反対などの考え方や、共産との共闘の意思を確認する方針。ただ「共産の立場を否定するようであれば毅然(きぜん)とした対応を取る」と述べた。狩俣氏との協議を経た上で正式に対応を決める。
 狩俣氏は同日の自治労県本(比嘉勝太委員長)の中央委員会で、推薦状を受け取った。狩俣氏は「しっかりとした取り組みをつくり、確実な勝利を果たしたい。格差社会の問題を先頭を切って訴えていく」と決意を表明した。また連合沖縄の仲村信正政治センター代表幹事が社民、社大、民主に対し連合の推薦方針を報告。週明けに狩俣氏が受諾を伝える日程などを確認した。
 一方、島尻氏擁立でまとまった自民党県連の新垣哲司幹事長らは7日夕、都内で党本部の中川秀直幹事長と二階俊博国対委員長と会談。島尻氏擁立を報告した。新垣氏によると、中川氏は「よくまとめてくれた。ありがとう」と述べたという。
 補選には那覇市の会社代表の金城宏幸氏(68)も出馬を表明している。

4416名無しさん:2009/09/08(火) 22:27:12
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-21110-storytopic-3.html

連合沖縄狩俣氏を推薦 参院補選2007年2月7日 連合沖縄は6日、三役会議を開き、4月の参院補選で会長の狩俣吉正氏(56)の擁立を認めることを確認した。7日の緊急執行委員会で狩俣氏の推薦を決定し、推薦権限を持つ連合本部に上申する。ただ、加盟組合ごとの組織対応については「構成組織の事情に配慮する」として、統一対応を求めることは見送った。旧同盟系の一部労組では自主投票となる組織も出る見通し。
 狩俣氏は社民党県連、社大党、民主党県連の野党3から出馬要請を受けている。三役会議で狩俣氏は「退路を断ってでも出馬したい」と強い決意を示し、役員に理解を求めた。所属する連合沖縄の方針が固まったことで、近く政党に要請受諾を伝える。
 三役会議では、政権交代に向けて反自公で一致した3党の決定を尊重することを確認。役員の中には、現職会長の擁立にもかかわらず、政党の決定が先行して組織内で十分な議論ができないことに不満もあり、政党に対し今後は事前の相談や調整を密にするよう申し入れることでまとまった。
 狩俣氏の参院補選擁立について、既に出身母体の自治労県本が推薦を決めている。一方、電力総連やUIゼンセン同盟などで構成する県友愛連絡会は狩俣氏が無所属・無会派の立場で出馬することに「民主基軸という連合方針に逸脱する」と反発。大浜直之県友愛連絡会事務局長は「組織内で議論することはない」と述べ、事実上、自主投票となる方向性を示した。

4417名無しさん:2009/09/08(火) 22:30:37
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-20822-storytopic-3.html

狩俣氏の擁立決定 社民、社大、民主、共闘呼び掛けへ 2007年1月28日 4月22日の参院選沖縄選挙区・補欠選挙(欠員一)で、社民党県連、社大党、民主党県連は27日、それぞれ機関会議を開き、連合沖縄会長の狩俣吉正氏(56)の擁立を確認した。3党は28日の代表者会議で狩俣氏擁立を正式決定する。社民、社大、民主は「全野党共闘をまとめていきたい」(比嘉京子社大党書記長)と、3党の正式決定を受け共産党県委、政党そうぞうに候補者と政策協定を結ぶ「ブリッジ共闘」での選挙協力を呼び掛ける方針。
 狩俣氏は琉球新報社の取材に「連合沖縄や出身の自治労県本などと相談しながら検討したい。3党が掲げる政策に異論はない」と述べた。
 人選には狩俣氏のほか県議の赤嶺昇氏(39)、基地軍隊を許さない行動する女たちの会共同代表の高里鈴代氏(66)の3人が浮上。3党が確認した(1)無所属・無会派を貫く(2)「憲法9条を守る」「普天間飛行場の閉鎖、県内移設反対」など8目の政策事項の順守(3)同日投開票の宜野湾市長選とのセット―の3条件について、赤嶺氏は民主党公認・会派入りを主張。高里氏は出馬を固辞した。狩俣氏は3党の条件に応じる姿勢を示したため3党が一本化で調整。「意欲があり条件もクリアできる。統率力もあり適任だ」(新里米吉社民党県連書記長)などとしてそれぞれ擁立を決めた。
 一方、与党陣営の候補者に決まった那覇市議の島尻安伊子氏(41)は取材に対し「決定は重く受け止めたい」と述べた。ただ自民党県議の中で「民主から出た人は推せない」と幹事会の決定に不満も上がっており、同党県連は28日昼、議員総会で対応を協議する。

4418名無しさん:2009/09/08(火) 22:31:43
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-20844-storytopic-9.html

参院補選、候補者決まる 一枚岩に不安の種2007年1月28日
上:参院補選で島尻安伊子氏の擁立を決めた自民党県連の候補者選考委幹事会=27日、那覇市の自民党県連 下:狩俣吉正氏の参院補選擁立を確認する社民党県連の執行委員会=27日、那覇市旭町の官公労会館
 4月22日の参院補選で27日、与党陣営は那覇市議の島尻安伊子氏の擁立を決めた。社民党県連、社大党、民主党県連の野党3党は狩俣吉正氏の擁立をそれぞれ決定した。決定には同日の宜野湾市長選、7月の参院本選との連携や、次期衆院選も念頭に置いた思惑も垣間見える。双方とも28日に正式決定するが、それぞれ不安材料も抱えており、3カ月を切った選挙戦に一枚岩で臨めるか課題も残る。(政経部・瀬底正志郎) 27日の自民党県連の候補者選考委幹事会。最終的に県議の国場幸之助氏と島尻氏が軸となった選考は、ある幹事が「国場氏は今後に残しておきたい」と指摘。その意見に推されるように一本化が決まった。

■7月とセット
 与党陣営の中には当初から「無所属」「女性」との思惑が広がっていた。ある関係者は「女性なら短期決戦の中、女性や無党派の支持を得られる。7月の本選とセットできる」と、7月の本選に野党陣営から出馬が取りざたされる糸数慶子氏を念頭に、女性候補擁立で本選も有利に進めたい思惑もちらつく。別の陣営幹部は「経済界、公明は無所属でなければ支援しにくい。自民党本部も無所属で了解している」と明かす。一部に、当選後には公明会派入りもうわさされるなど、衆院1区での自公の選挙協力も絡んだ決定との見方もある。
 だが、今回の決定に自民党県議団から強い不満が噴出している。県議の1人は「民主公認で通った人に決めるのはおかしい。県議や市町村議員は戦えない」と指摘。27日の幹事会でも「議論する時間を求めたが、押し切られた」と運営そのものを批判する。県内の保守系では国政選挙で初の女性候補だが、選考過程で生じたしこりをどう解消できるかが焦点だ。

■市長選への影響
 一方、野党3党は、各党が候補者と政策協定を結ぶ「ブリッジ」による全野党共闘を目指す構え。3党は「無所属、無会派を貫く」と強調。基本政策も6党が一致できた先の県知事選の基本姿勢をベースに、共闘を強く意識する。
 共産は「政策協定が締結できるかどうかが先だ」(幹部)と、政策を見ながら「ブリッジ共闘」が可能か見定める構えで、革新色が薄まれば共闘は難しいと指摘する。
 だが、同日の宜野湾市長選は革新勢力にとって落とせない選挙。野党が補選で分裂すれば「市長選への影響も大きい」(民主幹部)だけに、3党と共産の協力は可能とみる向きもある。
 労働組合の議論も週明けから本格化する。人選協議に狩俣氏を提起した社民は、県内最大労組で狩俣氏の出身でもある自治労県本から、擁立を前向きに検討する姿勢を非公式に確認。3党は行政施策や労働政策に通じた狩俣氏の実績に加え、労働界を挙げた全面支援を期待する。
 ただ狩俣氏が政党からの出馬要請を受諾するためには、連合沖縄内部の環境整備ができるかどうかが焦点になる。

4419名無しさん:2009/09/08(火) 22:32:30
http://ryukyushimpo.jp/modules/news/article.php?storyid=21400

島尻、狩俣氏が出馬表明 参院補欠選挙2007年2月18日 4月5日公示、同22日投開票の参院選沖縄選挙区・補欠選挙(欠員1)で、那覇市議の島尻安伊子氏(41)、前連合沖縄会長の狩俣吉正氏(56)は17日、那覇市内でそれぞれ記者会見し、正式に出馬表明した。島尻氏は「妻、母、働く女性としてこれまでの経験、台所の感覚を忘れず、子育て世代の代弁者として教育、人材育成、医療福祉問題などの解決に力を尽くす」と述べた。狩俣氏は「沖縄の経済、雇用問題は深刻で、経済自立化が見えない。働く人の労働条件も苦しく、基地問題も揺さぶられている。自ら国政の場でただしていく」と述べた。
 補選は知事選に出馬した前参院議員・糸数慶子氏の辞職に伴うもの。両氏の事実上の一騎打ちとなる。島尻氏は24日、狩俣氏は22日に事務所開きを行うほか、早期に政策発表する。
 島尻氏は無所属で立候補。自民が推薦、公明も推薦の方針。那覇市のロワジールホテルオキナワで会見した島尻氏は「仲井真弘多知事、五ノ日の会、与党議員とスクラムを組み、国、県の諸問題解決に取り組む。野党だった議席を取ることが使命だ」と強調。子育て支援策や国際交流促進などを打ち出す考え。普天間移設問題では「危険除去の1点で早期移設を目指したい」と述べた。憲法改正では「いろんな意見、考え方がある。それをきちんと考えていきたい」と改正論議を見守る姿勢を示した。当選後の会派は「白紙」とした。
 狩俣氏は無所属で出馬。社民、社大、共産、民主が推薦。那覇市のホテル日航那覇グランドキャッスルで会見した狩俣氏は「行き過ぎた規制緩和政策で格差社会が極めて深刻だ」と自公政権を批判。社会保障政策への対応や教育、県経済自立を課題に挙げた。普天間移設問題では県内移設反対、即時閉鎖・早期返還を求める姿勢を鮮明にした。また「安倍政権は憲法改正を目標にする危険な内閣だ。厳しい姿勢でただしたい」と強調した。会見の席上、社民党県連、社大党、民主党県連との政策協定に調印した。当選後も無会派の考え。

4420名無しさん:2009/09/08(火) 22:33:56
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-02-18/2007021801_05_0.html

2007年2月18日(日)「しんぶん赤旗」

参院沖縄補選に狩俣氏
共産党と政策合意
9条改憲・安保に反対

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 四月二十二日投票の参院沖縄選挙区補欠選挙で、日本共産党沖縄県委員会は十七日、連合沖縄前会長の狩俣吉正(かりまた・よしまさ)氏(56)と政策合意書・覚書を結び、推薦することを発表しました。

 那覇市内で記者会見した赤嶺政賢党県委員長(衆院議員)と狩俣氏は、糸数慶子前参院議員の知事選出馬に伴う同補選で、沖縄県民の声を代表する革新の議席を守り抜く意義をのべました。

 赤嶺委員長は、政策合意書と覚書の内容を詳しく説明し、狩俣氏の勝利をめざして全力をあげる決意を訴えました。

 狩俣氏は、大衆運動にかかわるなかで、県民が保革を超えて一つになったとき、沖縄の歴史が変わることを学んできたとのべ、「そのなかで共産党は欠くことのできないパートナーだと考えている」と強調しました。

 政策合意書は(1)憲法九条の改悪に反対。沖縄の現状からして日米安保条約に反対する(2)憲法二五条に保障された国民の生存権、生活と福祉を守りぬく(3)消費税の税率引き上げに反対―など七項目。覚書では、「狩俣氏は当選後、特定の政党・会派に所属せず、無所属議員としての立場を貫く。特定の政党からの立候補はしない」と明記し、日本共産党と定期的な協議を行うことなどを確認しています。

 狩俣氏は同日、沖縄社会大衆党、社民党、民主党の三党とも政策合意書を交わしました。


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 狩俣氏の略歴 一九五〇年宮古島市生まれ。県立宮古高校、琉球大学短期大学部卒業。平良市職労委員長、自治労県本部委員長、連合沖縄会長などを歴任。

4421名無しさん:2009/09/13(日) 12:27:35
古い記事ですが参考までに。

http://outlaws.air-nifty.com/news/2008/07/post_0fb7.html
2008年7月25日 (金)
【ミニ情報】川田龍平・参議院議員、「後援会」で内紛が勃発
昨年7月の参議院選挙で東京都選挙区より無所属で立候補し、68万3629票を獲得して初当選した川田龍平・参議院議員(=左写真)。ところが、ここに来て個人後援会組織の「川田龍平を応援する会」(東京都新宿区)で内紛が起きていることが分かった。

関係者によれば、同会の元事務局長(小金井市議)ら11人が「民主的運営の変質に対し、重大な決意を持って反対」などとする文書を7月18日付で会員に配布しているという。本誌が入手した同文書を見ると、「川田議員の困惑せざるをえない振る舞い」として10項目も箇条書きで暴露していた。その中には、「体調不良を理由」に午前の国会をサボり、午後には旅行していた、というものまである。

一方、川田議員も20日になって〝反撃〟の文書を会員向けに配っている。それによると、「事務局スタッフから事実でない内容が書かれた手紙をだされてしまい、みなさまにはご心配をおかけして大変申し訳ありません」、「会の会計に不明朗なところがあり、税金である立法事務費を議員の許可なく無断で使うなど不適切な使い方に疑問を持ち、明らかにしようとしたところ、会の帳簿を隠そうとしました」などと反論している。

ちなみに、この「応援する会」は川田氏の当選を期に、個人後援会であるとともに、「資金管理団体」(政治資金の出入りを管理するため政治家が指定する政治団体)に移行していた。別の関係者によれば、「今回の内紛の根は意外に深いと思いますよ。これまで明らかになっていなかった〝ドロドロとした人間関係〟が表沙汰になるかもしれませんね」という。

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4422名無しさん:2009/09/19(土) 16:08:27
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/fukushima/TKY200707080053.html

現在位置:asahi.com> 2007参院選> 地方ニュース> 福島> 記事

〈揺らぐ組織:4〉労働組合 議論避け“一丸”の二股
2007年07月08日

 福島市春日町の県文化センターで7日、民主党から比例区で立候補予定の相原久美子・自治労中央執行委員の総決起集会があった。
総決起集会で気勢をあげる自治労などの組合員たち=7日、福島市春日町の県文化センターで


 「相原さんを当選させて国会での政策転換を実現したい」。自治労県本部の丹治則雄委員長もあいさつに立った。丹治委員長は、相原氏の選対幹部でもある。

 その丹治委員長は先月17日、同市の飯坂温泉にある保養施設で、やはり自治労出身の又市征治・社民党幹事長の総決起集会で壇上に立った。こちらの集会では「与野党逆転のために、社民党を軸として参院選を戦っていかなければならない」と檄(げき)を飛ばした。

    ◇

 自治体職員の労働組合で構成される自治労は、もともと旧社会党の支持組織だった。県内の産別労組では最多となる約2万1000人(05年6月現在)の組合員を抱える。

 福島市荒町の県本部には、相原氏と又市氏それぞれのポスターが仲良く並んでいる。比例区と選挙区で民主、社民両党の合わせて4人を推薦したのは、全国でも福島県だけだという。

 自治労本部の大門正彦政治政策局長は「福島では、それぞれの労組ごとに割り切って判断しているのだろう」とする。だが、県本部の大塚成一書記長は「票の割り振りなどの戦略があるわけではない。民主か社民かなどと議論すればまとまらず大変なことになる」。

    ◇

 対応に苦慮しているのは連合福島も同じだ。

 約800の労組が加盟し、約9万人(05年6月現在)の組合員を抱える連合福島の樋口正事務局長は「それぞれの労組ごとに、民主、社民のどちらを支持しているのかと気遣っている。憲法や原発など触れられない課題もある」と一本化できない悩みを漏らす。和合正義前会長も「これで連合内部も『またさき』になる。一緒に選挙をやることに慣れていたが、社民党が選挙をやることで相当な負のエネルギーを費やすことになる」と頭を抱える。

 4月の参院補選では民主党候補が圧勝。同党の足元は「連合におんぶにだっこ状態」(同党国会議員秘書)という声さえあるほど、連合が大きな頼りだ。ただ、長期的には労組自体の先細りも避けられない。

 労組に加入する組合員数は、県内でも漸減している。94年の約18万5000人をピークに、06年には約13万8000人まで減少した。雇用者全体に占める組合員の割合(推定組織率)は、1950年には42.7%あったが、06年は17.4%と過去最低を記録した。

    ◇

 また、組合員数が増えても、組織への帰属意識が薄らいでいるケースもある。

 繊維や流通業が加盟するUIゼンセン同盟の県支部は、5年前よりも約3000人の組合員が増加したが、全体の約4割がパート労働者だという。同じくパート労働者が組合員の4割を超えるヨークベニマル労組(約2500人)の矢吹裕委員長は「パート労働者の組合員が多くなると、組織活動の浸透が難しくなる。正社員と違って、労組以外への帰属意識を持った人が増えることになる」という。

 連合福島の羽田則男会長も労組一丸となっての政治活動が難しくなったとするが、「だからこそ選挙で勝つことが求心力になる。選挙で勝って、働く人のための法整備を実現することで、組合員の連合に対する信頼を高めたい」と力を込めた。

4423名無しさん:2009/09/20(日) 10:34:01
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/san-in_document/11675.html

投票まで11日 【財界】 蜜月関係 政局不透明、距離感も (2007/07/18)
 「日本経団連は全面的に(政府与党に)協力する。これまでも、これからもだ」。経団連会長の御手洗冨士夫は十七日、年金問題の釈明のため理事会に訪れた厚生労働相・柳沢伯夫に強調した。集まった財界人約三百人からは拍手が起き、結束を誇った。

 蜜月関係が続く財界と政権。その象徴が、安倍晋三政権下での首相外遊同行の経済ミッションだ。昨年十一月のベトナム、今年四月の中東五カ国には各百人以上の財界人が集まった。既に、八月予定のアジア三カ国歴訪同行も決まった。

 財界人を引き連れた外遊は、国際舞台では知名度が低い安倍の存在感を引き立てる。一方、財界も「各企業トップの個別の訪問では会えない外国の首脳や閣僚と会談できる」とのうまみがある。

 御手洗にとって最大の関心事は、締約国間の関税を撤廃する自由貿易協定(FTA)や経済連携協定(EPA)の早期締結だ。自動車や薄型テレビ輸出のライバル・韓国は今年四月に米国とFTAに合意し、欧州連合(EU)との交渉も本格化。経済ミッションは「このままでは取り残される」という御手洗の危機感の裏返しといえる。

 一方、EPAが農業自由化につながると、農業団体や道などは激しく反対。「ここで安倍さんが大敗して政局になっては一層停滞する」。経団連は、自民党の新人候補支援を、大手企業に水面下で要請するなどテコ入れに躍起だ。

 だが、一部に冷めた空気もある。経団連は過去三回の参院選で自民党から財界人を統一候補として当選させたが、今回は擁立を見送った。「期待した集票力がなかった」(関係者)のが理由だが「政局が不透明な中、政権に取り込まれるのは避けた方がいい」との声も。

 統一候補の一人だった伊藤忠商事出身の近藤剛は結局、日本道路公団の最後の総裁に引っ張り出され、談合事件の対応に奔走した。今や国民の批判の矢面に立つ社会保険庁長官・村瀬清司も損保ジャパン出身だ。相次ぐ官の“尻ぬぐい”に、ある財界人は「(一部労働者を残業代の支払い対象から外す)ホワイトカラー・エグゼンプションや法人税減税論議でも、財界が悪役にされた」と不快感を示す。

 「財界と政府与党は車の両輪」と称する御手洗にとって、政権との距離感を推し量る難しい局面といえそうだ。=敬称略=

4424名無しさん:2009/09/20(日) 14:37:38
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/feature/0010/fe_010_070721_01.htm
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/feature/0010/img/fe_010_070721_01.gif

組織力低下 連合の苦悩【比例選】
パート出身や若い世代擁護

 台風一過の16日。埼玉県越谷市の市民会館で、自治労の組織内候補、相原久美子(60)を支援する集会が開かれた。約120人の出席者のうち、越谷市の職員労組組合員は4分の1程度。残りは、非常勤職員や市の委託業者で作る労組、社会福祉協議会などからの参加だ。

 「公共サービスって、公務員だけでやれるもんだとは思ってないです。ゴミの収集は民間に委託され、高齢者施設にも民間があります」

 白いジャケットに身を包んだ相原はこう語りかけた。さらに、「私は(札幌市の)非常勤職員と言われるパート出身だから、(正規と非正規の)均等待遇を実現したい」と続けた。

 会場からは、「パートの代表を国会へ」「頑張って」との声が上がった。

 連合の中核である自治労の組合員は2002年度に100万人を切り、06年度は92万人にまで落ち込んだ。組織再建のため、03年に採択した「21世紀宣言」には、地方公務員の枠にとどまらず、地域の公共サービスを担うすべての労働者の結集を目指す方針が盛り込まれている。

 この方針に沿い、相原の選挙戦は、従来の正規職員の支持固めを超えたすそ野拡大を試みている。自治労はこれまで、参院比例選には本部の三役経験者らを擁立してきた。非常勤出身の相原の擁立は、“自己改革”の象徴ともいえる。

 公務員バッシングを和らげる狙いもある。

 自治労幹部は「自民党は公務員と民間を対立するものと位置付け、公務員たたきをしている。官と民の垣根を低くすることが大切だ」と話す。

 自治労は、民主支持か社民支持かの路線対立も依然として抱える。山形をはじめ東北などの県では、参院比例選で社民党の又市幹事長(63)を推すところも少なくない。

 「安倍内閣は、夕張市の破たんも、社会保険庁の問題も、責任を労働組合になすりつける。トヨタ自動車で欠陥車が出たら、労組の責任を問うのか」

 又市は17日、山形市での集会で労組を擁護した。出席者の中心は自治労の組合員だった。自治労山形県本部の幹部はこう語る。

 「民主党は保守系の国会議員が多い。その上、山形では基盤は弱く、今後、どうなるかわからない。うちはまだまだ社民支持だ」

 一方の民間労組も、組織改革を迫られている点では、自治労と同様だ。

 NTT労組などで作る情報労連は、参院比例選に新人の吉川沙織(30)を擁立した。吉川は04年、民主党の公募に合格。その後、情報労連の特別中央執行委員などを経て、組織内候補となった。

 情報労連幹部は「若い組合員の政治離れが進んでおり、『なぜ労組が選挙運動するのか』と疑問を持っている。同じ世代の候補なら一体感を持てるはず」と吉川擁立の狙いを語る。

 吉川は18日、金沢市で開かれた情報労連の講演会で「30歳前後の世代がフリーターや非正規雇用という働き方を余儀なくされている。若い世代の代表として格差の是正に取り組みたい」と訴えた。

 04年参院選で、連合は組織内候補8人を擁立し、全員当選させた。だが、8人の個人名投票の合計は約173万票で、当時の組合員数(約675万人)の3割にも満たなかった。今回は7人の組織内候補を立て、全員当選を目指す。集票力低下に歯止めをかけられるか。連合にとって、参院選は自分との戦いでもある。(敬称略)

(2007年7月21日 読売新聞)

4425名無しさん:2009/09/20(日) 15:47:47
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/kikaku/100/2.htm

決戦2007参院選 トップ





民主と社民協力 不信乗り越え「風」狙い

舟山氏支持を正式に決めた社民党県委員会。舟山氏(右)も駆けつけ、「頑張ろう」と気勢を上げた(6月1日、山形市内で)


 「自公政権を倒すという大きな目的に向かって、ともに戦っていきましょう」

 6月1日、山形市内で開かれた社民党県委員会は、参院選山形選挙区で、民主党の舟山康江(41)を支持することを正式に決めた。舟山も会場に駆けつけてこう呼びかけ、出席者からは大きな拍手が起きた。

 この決定に、民主県連会長・近藤洋介は「社民党さんには大人の対応をしてもらった」と胸をなで下ろした。民主の有力支持団体・連合山形の加盟労組は、実は民主支持と社民支持に2分される。3年前の参院選にも立候補した舟山の得票と社民候補の得票を合わせると、当選した自民・岸宏一を上回った。今回、民主にとっては、社民と選挙協力ができるか、端的に言えば社民に独自候補擁立を断念してもらえるかどうかがポイントだった。

 民主の思惑通り、社民県連は今年1月、独自候補擁立を見送り、民主候補を支持する方針を内定した。組織の維持のためにも、あくまでも独自候補を擁立すべきとの声も党内には根強かったが、それでも支持を決めたのは、4月の県議選で民主から協力を得られると社民が踏んでいたからだ。

 だが、県議選では社民の期待は裏切られた。鶴岡市区では民主が単独推薦した候補は当選したが、県連代表・田辺省二は落選。寒河江市区でも、民主が単独推薦した候補は当選したが、民主、社民がともに推薦した新人は落選した。

 6月1日の社民県委員会では、舟山が姿を見せる前、田辺が「県議選では5人当選を目指し、そのために民主と選挙協力をしたが、2勝3敗という結果を思うと、その判断がどうだったか問われてしかるべきだ」と述べ、民主への不信感を隠さなかった。

 とはいえ、関係労組が舟山の推薦を次々と決定していく中で、社民にほかに選択肢がなかったのも事実。県連幹事長・広谷五郎左ェ門は「県議選の結果をいちいち検証するのでなく、お互い反省があれば意見交換し、不信感をなくすような努力をしていきたい」と、「大人の対応」をしていることを強調する。

 6月中旬、舟山は社民支持の自治労傘下の自治体職員組合を回り始めた。民主県連関係者は「これまでいくつも選挙を戦ってきたが、自治労を回ったのは今回が初めて」、連合山形関係者も「これまでは2分されていた労組が一体となっている」と手応えを感じている。「今までは負ける選挙ばかりやってきたが、今回は勝つ選挙をする」。そんな心強い言葉を労組からもらった民主関係者もいる。長年培ってきた地盤を持っている社民の地方議員は少なくない。彼らがフル回転すれば集票を期待できる。

 薄氷を踏みながらも、描いた筋書きをたどった舟山陣営。だが、年金記録漏れ問題などによる逆風の中、自民、公明両党が徹底した組織選挙を仕掛け巻き返しを図ってきた時、対抗できるのか。「建設業者にあいさつ回りに行くと、必ず自民のポスターが張ってある。『ああ、ここにも来たんだな』と。締め付けはすごいみたい」。山形の保守地盤の厚さを知る舟山は最近、周囲にこう漏らしている。

 近藤は7月1日、山形市七日町で街頭演説に立ち、「年金を取り戻すため、安心安全の老後を取り戻すため、元気な山形県をつくるため、7月29日は投票に行こう」と叫んだ。「なるべく外に出て、1人でも多くの人に顔を見せ声を聞いてもらう」と舟山も力を込める。投票所にどれだけ多くの人の足を運ばせるかがポイントになる。(文中敬称略)

4426名無しさん:2009/09/20(日) 17:14:40
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/kikaku/097/3.htm

07参院選 53万票の余波 トップ





■共産、社民、新党日本■
■共産■ 独自路線批判票の受け皿、■社民■ 弱体化身内も固められず、■新党日本■ 田中氏支持層掘り起こし
■共 産

 参院選公示を間近に控えた7月7日夕、中野早苗(共産)は中野市で開いた集会で支持者に呼びかけた。「今回は本気で勝つつもりで頑張っている。2番手の自民候補に近づきつつある」。公示後も、中野は自ら「あと一押しです」と訴え、必死に盛り上げた。

 結果は、橋本内閣が退陣するきっかけとなった1998年の参院選で、同党が県内で獲得した過去最高の票に匹敵する約19万票。中野は「政治とカネの問題など、国民の怒りが大きかった」と与党への批判票を一定程度集めたと分析する。

 だが、民主躍進の陰に隠れた感がある。党県委員長の今井誠は「国民が与党に怒りを表したのは前進だ」と前向きに評価した上で、「民主が掲げている政策は自民と変わりない」として、護憲など独自の路線を貫く考えだ。


■社 民

 民主の一人勝ちで埋没した中川博司(社民)は開票日の夜、「自民でも民主でもない第三極として、社民党へ流れる風をきちんと受け止められなかった」と反省の言葉を口にした。

 選挙初挑戦で約9万票を獲得した点については、「新顔にしてはよくやった」と党内で評価する声も多い。

 ただ、組織の弱体化は否めない。かつて社民を支持した労組の大半は民主基軸に移った。現在、県内で社民を支えるのは全日本自治団体労働組合(自治労)の約2万8000人などわずか。

 県内の比例選で約6万2000票を獲得したが、重点候補として自治労県本部が応援した同党幹事長の又市征治の得票は、7000票に満たなかった。自治労関係者は「身内も固め切れていない」と嘆く。

 中川は憲法改正阻止といった重点政策を掲げ、「風を受ける帆を大きく張る努力をしなければならない」と話している。


■新党日本

 新党日本代表として比例選に出馬した前知事・田中康夫は公示日を含め4日間県内入りし、かつての支持層の掘り起こしに努めた。新潟県中越沖地震から2日たった7月18日には被害を受けた飯山市に入り、キノコ農家などを励ました。一部ではあるが、知事選を支えた勝手連の一部が今回も活動した。前知事与党だった県議の北山早苗も早朝から駅前でビラを配るなど支援した。

 その結果、県内で同党が得票したのは約11万、うち田中の名を書いたのは約5万。昨夏の知事選で獲得した約53万票から大きく減らしたが、北山は「長野県外で160万票も取った。長野での改革が全国で評価された」と強調する。

 7月29日午前、自宅のある軽井沢町で投票を済ませた田中は、「長野県が“後戻り”しないため、日本全体の制度を変えてほしいという期待を感じた」と自信ありげに語った。今後も県内政界に話題を振りまきそうだ。(敬称略)

      ◇

 この連載は三浦真、千歳誠祥が担当しました。

4427名無しさん:2009/09/20(日) 17:39:45
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/kikaku/094/2.htm

決戦2007参院選 トップ





(中)悲願
二大政党止めたい 共産 退潮逆手「今こそ」 社民

事務所開きで拳を振り上げる中野氏(6月5日、長野市で)

 ■共産■

 毎週火曜日の朝、長野選挙区(改選定数2)で共産党公認の中野早苗(59)はJR長野駅前に立つ。

 「今こそ確かな野党が必要です」。通勤客に呼びかけ、目が合えば駆け寄って握手を求め、「お願いします」と売り込みに励む。

 同選挙区での議席獲得は、共産党にとって悲願とも言える。「選挙区2人のうち1人は悪政と正面から戦う人を」(今井誠・党県委員会委員長)と与党批判を強める。憲法改正への反対など「野党らしさ」を前面に出し、自民・民主による二大政党制への流れを止めるのが狙いだ。

 4月の統一地方選で行われた44の都道府県議選で共産が獲得したのは100議席。前回より7減と伸び悩んだのに対し、県内では現職6人に新人1人を当選させ、“勢い”がある。6月23日に上田市で開かれた同党の演説会で、壇上には中野と並んで、トップ当選を果たした地元県議・高村京子(53)がいた。高村は「私に頂いた支援より、もっと大きな力で中野さんを押し上げていただきたい」と援護射撃する。

 また、県内81市町村のうち9割以上の議会(74市町村)で計140議席を持つ。こうしたネットワークがビラ配りや各地での集会開催などの活動を支える。

 比例選でも「県内16万5000票」を目標に掲げ、県内の重点候補となる井上哲士(49)をPR。党首討論に加われる5議席確保を目指している。

 6月5日、中野の事務所開きで、今井は「民主党は悪政と戦うほど腰が据わっているだろうか」と疑問を呈した。票の上積みを狙い、批判の矛先は野党第一党にも向けられている。




議席奪還へ支持を呼びかける中川氏(6月21日、長野市内で)

 ■社民■

 「振り返ると、私の参院選で初めて議席を失った。今でも大変申し訳ない思いがしています」

 長野市の県民文化会館で6月21日夜にあった社民党公認の中川博司(49)の集会。応援弁士に立った同党所属の長野市議・布目裕喜雄(49)は激励する前に、8年前の敗北をわびた。

 中川が額に汗を浮かべ、「構造改革、規制緩和で生活を破壊するような政治は変えなきゃ駄目だ」と力説したのとは対照的だった。

 かつて「信州社会党」の異名を取ったように、旧社会党王国だった長野県。しかし、1999年9月、議席を守り続けてきた参院議員の村沢牧が死去。10月の補選では民主党の羽田雄一郎(39)が初当選し、布目は最下位で敗れた。

 選挙を強力に支えてきた労働団体も、県内では全日本自治団体労働組合(自治労)県本部(約2万8000人)など少数を残すばかりで、大半は民主党基軸に変わった。

 03年の衆院選で山口わか子(長野2区)が落選し、県内から国会議員が消えた。山口の秘書だった中川は、党の退潮を間近で見てきた。それを逆手に取り、中川は「社民党が小さくなって日本がおかしくなった」と、各地の集会で訴える。

 中川の戦いぶりは、比例票にも影響する。中川は今年1月、3日間かけて比例選候補予定者で党幹事長の又市征治(62)とともに、県内900キロを駆けて支持を呼びかけた。

 「野放図な競争と改革。負担は国民に回される。だから今、社民党が頑張らないといけない」

 やはり、社民も「野党らしさ」を売りにしている。(敬称略)

4428名無しさん:2009/09/20(日) 18:40:56
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/kikaku/041/2.htm

激戦  2007かがわ参院選 トップ





勢力結集「非自民を」<中>
民主予定者を社民初支持   
 民主党の植松恵美子の事務所が、来県を耳にしたのは4時間ほど前。小沢一郎代表は急きょ3日、激励で中四国へとやって来た。「暑いけど、がんばっているかい」。午後4時30分、高松市内の事務所でそう言って、笑顔でスタッフを激励した。久間章生防衛相の辞任を受け記者団が囲むと、「こういう政権を是とするか非とするのか。主権者が1票1票、選挙で判断することだ」と表情を引き締めた。

 前日の2日。市内で社民党県連と県平和労組会議が開いた集会の壇上には、社民党の又市征治幹事長と並んで、ピンクの上着を着た植松が座っていた。社民党県連は今回の参院選で植松支持を決めている。又市は演説の最後、「植松さん。勝てる選挙区と読ませてもらっている。みなさんもう一歩努力を」と支援を呼びかけ、しっかり握手を交わした植松は頭を深々下げた。

 社民党は前々回2001年は無所属新人を民主党などとともに推薦したが、自民現職の真鍋賢二に遠く及ばず、前回は独自候補擁立を断念し自主投票に。県連が国政選で今回のように他党公認候補を支持するのは初めてのことだ。

      *      

 植松は04年の参院選に初めて立候補した。弟が、前年秋、衆院選に出た民主党の小川淳也と中学時代の同級生で、同選挙で選対本部長を務めた。植松も応援で事務所に出入りしていたのが、きっかけになった。温泉施設を経営する若手女性起業家。その意欲と清新さが受けて、敗れはしたものの、自民現職の山内俊夫に7022票差に迫る予想外の健闘を果たした。

 今年6月10日、高松市内で開かれた民主党県連大会。植松への支持を表明した社民党県連代表の奥田研二に、集まった民主党員とサポーター約150人から拍手がわいた。連合香川事務局長の豊永幸一は「こんな拍手は初めて。ようやく、今までと違う雰囲気になってきた」と感じた。

 決意表明に立った植松は力を込めた。「一生懸命走っているつもりですが、常に前に真鍋さんの背中があります。けれど、香川は決して保守王国なんかじゃない。香川が変わり、日本が変わり、時代が動く。それをみなさんと体験したい」

 参院選では1989年に社会党(当時)公認の喜岡淳が全国的な同党への追い風を受け、3選を目指した真鍋を破ったのが「非自民」勝利の最後。「衆参問わず何としてでも、自民党でない候補者を勝たせたい。それが共通認識だ」と奥田は言う。

 ただ、護憲の社民党と、改憲派、護憲派双方抱える民主党。支持決定にあたって社民党県連は植松と4項目を盛り込んだ協定書を交わした。社民が掲げる「憲法9条を守る」。これが協定書では「憲法9条の理念をまもり、平和な社会実現に努力する」との表現で収まった。奥田は「『理念を』といっている。細かい点まで詰めてしまうと応援できなくなる。お互い前回、今回ときて、そこはあうんの呼吸」と話す。

 植松が演説で必ず入れるフレーズがある。落選後3年で10万人と握手したというエピソードで「田んぼしよる手、子育てしよる手。いろんな手がありますが、我が子を戦争に行かせたいと思う親は一人もいませんでした」と語り、社民党への配慮がにじむ。

     *       

 6月中旬には植松事務所に労組選対の1室ができた。

 連合香川、県友愛連絡会、県退職者団体連合、県平和労組会議、県高齢者問題懇談会。民主党系、社民党系労組の5団体が今回、統一歩調を取ったことが、両党の共闘の土台となった。

 結束が固まりつつある中、「自公の連立与党に立ち向かえるのは、民主党と社民党しかない」と話す連合香川会長の小川俊は「善戦したのぉ、ようやったのぉというのはもうやめにしよう。結果を出さなくては」と語気を強める。

 民主党県連代表の小川淳也は「勢力を結集できたことは大きな前進。反自民の象徴的な戦いになる」と話す。

 共闘を結果に結びつけることができるかどうか。両党にとって、真価と存在を問われる選挙になる。

        (敬称略)

4429名無しさん:2009/09/20(日) 19:14:19
http://homepage.mac.com/volksabstimmung/id106/id547.html

『毎日新聞』新潟版 2007年7月2日


参院選:各党情勢/下 共産・社民 「年金」にかすむ「憲法」 /新潟


 ◆共産◆


 「国民の関心に重きを置くのは当然のこと。今が党が躍進するチャンスなんだから」


 社会保険庁改革関連法などが成立した6月30日、共産の新人、武田勝利氏(43)は、新潟市中央区万代での街頭演説を前に、そう話した。訴えの比重は当初の「憲法改正反対」から「年金問題批判」へ、次第に移りつつある。党勢拡大のため、死にものぐるいの選挙運動が続く。


 共産にとって、今回選挙の至上命題は、改選を迎える5議席の確保だ。党中央委員会は、現職らを比例候補として公認、新潟など各選挙区でも候補者を擁立した。だが、志位和夫委員長が同日の会見で語った第1の目標は「まず比例で650万以上の得票で五つの議席を確保すること。そして東京の現有(議席)を必ず守り抜くこと」。小日向昭一県委員長も、新潟など計10府県から支援を受ける現職、井上哲士氏(49)の再選に向け「比例で12万5000票を取る」と公言する。


 だが前回04年参院選では、共産の比例票は県内で7万8000票余り。年金問題などで与党に逆風、野党に追い風が吹いているとはいえ、かつての保革対立が崩れ、自民批判の受け皿が分散化した中、どれだけ票を上積めるか。


 武田氏は「『確かな野党』共産党を選んでほしい」と訴え続けている。自民、公明、さらに民主に対しても、所属議員が厚生労働相として年金問題に絡んできた責任があるとも追及。共産と同様に護憲を訴える社民には、改憲派を抱える民主との過去の共闘路線に疑問符を突きつける。政府批判の波に乗ろうと、独自色のアピールに懸命だ。【渡辺暢】


 ◆社民◆


 「国家が振り込め詐欺をしている。払い込めと言って、それが(給付に)結びついていない」


 6月30日、新潟市中央区で社民の福島瑞穂党首が行った街頭演説。22分に及んだ訴えの大部分は年金の記録漏れ問題だった。「護憲」が大看板にもかかわらず、憲法改正問題は最後のわずか3分間。演説後、福島党首は「年金は皆さんの関心が強いところだから」と理由を語った。


 党県連は今回の参院選で、02年の参院補選以来続けてきた民主や連合新潟との「野党共闘」関係を解消、元新潟市議の山本亜希子氏(31)を擁立した。背景には、憲法問題など政策面での相違に加え「共闘で民主が独人勝ちした」(県連幹部)ことへの苦さもある。


 共闘を始めて以来、県内では、民主が国政選挙や県議選で躍進する一方で、社民は退潮傾向が止まらない。4月の県議選では、議席を6から2に減らす大敗を喫した。


 党勢回復への期待を担うのが山本氏。党の支持基盤である自治労や高教組だけでは独自候補の当選は難しく、今回は山本氏の「若さ」を押し出しながら無党派層の取り込みを図る戦略だ。


 しかし、県連関係者には「憲法は争点になるのか」との不安もある。民主との違いを鮮明にするには「護憲」を前面に押し出さざるを得ないが、憲法は年金の影に隠れがち。それが冒頭の党首演説にも表れる。このままでは自民・民主の対決構図の中で埋没する可能性も否めない。


 国会では国民投票法の成立など、改憲へ向けた準備が着々と進む。「ここで踏みとどまれるかどうか」。県連幹部の表情は厳しい。【前谷宏】



2007/07/02 23:37

4430名無しさん:2009/09/20(日) 23:53:48
http://www.palge.com/news/h19/7/20070725kuroiwa.htm

「年金のさきがけ」野党逆転訴える
黒岩参議院議員候補 個人演説会に前原前代表も 29日(日)投票の参議院議員選挙に立候補している黒岩宇洋候補の個人演説会が、23日午後6時30分から、新潟県の三条市厚生福祉会館で開かれ、応援弁士に民主党前代表の前原誠司代議士をはじめ、地元選出の菊田真紀子、鷲尾英一郎両代議士、渡辺秀央参議院議員のほか、江花和郎連合新潟会長が駆けつけ、支持者800人ほどが集まり、残り一週間後に迫った投票日に向け、気勢を上げた。

 前原代議士は、新党さきがけ時代に黒岩候補の母で、元参院議員の秩子さんと活動したエピソードなどを披露。「新潟県内2議席をとらせていただく。黒岩候補は早くから年金問題に取り組んできており、年金問題のエキスパート。真面目に払っている人がバカを見る現在の年金制度は、自民党が言うように百年安心というものではない。100年持たせるには給付額を下げ、支払額を上げて、年金の支払い開始年齢をどんどん上げることだけ。年金制度を変えたい人は何党支持であっても民主党へ投票を。自民党は天下りやワタリの横行など、『官尊人卑』の体制を崩せない。我々がこれを崩す。この選挙は、黒岩候補や民主党のための選挙ではなく、野党逆転のための選挙。皆さんの年金を取り戻し、税金を確かな使い方に正す正義の戦いであり、生活を守る選挙。黒岩候補に国会で6年間、もう一暴れしてもらうため協力を」と、年金、官僚の天下り問題に焦点を置いて応援演説。

 渡辺参議院議員は「黒岩候補が前回当選した選挙は、自民党、共産党以外の力を結集したものだった。今回の選挙が、黒岩候補にとって政治家としての本当のスタートとなる。黒岩候補の政治家としての素質、大器としての成長が間違いないと推薦する。政治家渡辺秀央は、一点集中して黒岩候補を応援し、家内ともども黒岩候補に投票することを約束する」と、断言。「反小沢と言われている私が、黒岩候補にとってマイナスとなってはならないが、きょう来て頂いた前原代議士が今でも民主党代表なら、民主党が大きな勝利に向かって間違いない。参議院議員選挙は残り5日、衆議院選議員挙は残り3日が勝負といわれている。この5日間、ぜひ黒岩候補への声援を」と、呼びかけた。

 江花連合代表は「連合は、民主党よりも前から、単独で黒岩候補の推薦をしてきた。よって民主党よりも今回の選挙を死に物狂いで戦っている。安部晋三首相がやって来た実績は、不適格な閣僚の任命と、欠陥法案の強行採決の実績であり、弱い者いじめの政治。安部首相は即退陣しなければならない。みなさんの怒りと思いを黒岩候補に託して、投票箱に叩き込んでほしい」と、熱く語った。

 黒岩候補は「私は国会議員となって初登院して、1カ月ほどで年金についての勉強会を全議員に呼びかけて開催したが、集まったのは3人の議員だけ。それほど年金は信頼されていた。だが、勉強を始めると、複雑怪奇な制度で、その複雑さゆえ本来なら年金がもらえる人でも、もらえない人が出てくることを知った。これを是正しようと超党派の無年金障害者問題を考える議員連盟を、無所属の1年生議員ではあるが、八代英太前代議士にお願いして、リーダーとなってもらい設立させていただいた。この議員連で特別支給金を支払うことができる無年金障害者救済法を成立させていただいた。130億円の予算が付き、満額ではないが1人5万円を支給できた。支給後、地元の同級生からお礼の電話をもらい、政治とは生活を支えることだと実感した」と、年金問題への取組みを披露。

 今回の選挙については、「年金問題の責任は政府与党にある。今回の選挙は年金を取り戻す戦い。年金を無くした自民党と、無くなりかけた年金を見つけた民主党、年金を取り戻すのは民主党。中学生のとき、田中角栄元首相の演説を聞いて衝撃を受けた。地方に対しても手厚かった当時の自民党政治は間違ってはいないが、小泉内閣以来、自民党の政治は、高齢者、農業、田舎(地方)を見捨ててきた。自民党は新潟県を見捨てたといっても過言ではない。民主党は若い政党だが、政治は我々の世代の力で変えることができる」と、政権交代も視野に有権者の協力を仰いだ。

 その後、全員でガンバローコールを行って気勢を上げ、午後八時頃には演説会を終了した。
                                               (外山)

4431名無しさん:2009/09/20(日) 23:55:29
連合新潟会長の江花和郎のブログより

http://blog.goo.ne.jp/e-bana/e/52dbedddb39d430c81757333958f86f1

理解できない社民党の事情
2006年10月25日 | 政党・選挙社民党県連が来年の参議院選挙で独自候補を擁立するという。
連合新潟(労働組合)は6年ぶりに股裂きの選挙になる可能性も出てきた。

ちょうど5年前の今頃、民主党と社民党の政策協議・選挙協力の話がまとまって、その年末に筒井信隆さんと近藤正道さん(当時社民党県連代表)が上京して黒岩宇洋氏に参議院補欠選挙への出馬を要請した。

連合新潟は、政党間の選挙協力の話も候補者の話も全部後で聞かされて当時の「5本柱」に組み込まれ、しかも政党では具合が悪いという理由で社民党県連幹事長の山崎一三さんから頼まれて私が選対事務局長を引き受けることになった。

その時の約束で、共同の候補なので当選しても3年間は無所属を通すがその後は本人の選択に任すということになっていて、黒岩氏はその約束を守った。そして今は民主党に所属している。

社民党には黒岩氏担ぎ出しの責任の半分はあり、黒岩氏もちゃんと約束を守ったのだから、常識的には次の選挙でも黒岩氏を応援するのが筋ではないか。
担ぎ出しておいて次は対抗馬を出されたのでは、黒岩氏としては堪らないだろう。
随分と人間味のない冷たい対応だと感じた。
党には党の理屈があるのだろうが、生身の人間をもっと大事にした判断もあっていいのではないか。

民主党だからダメだというのであれば、衆議院選挙で民主党公認候補を応援してきた選挙協力は一体何だったのか。

全国的には民主党と社民党の選挙協力の話も出ているのに、本家本元の新潟県で破綻していくのは何とも情けない。

統一地方選挙への影響も心配され、これで一番喜んでいるのは自民党だろう。

4432名無しさん:2009/09/26(土) 16:20:40
http://hirosec.iza.ne.jp/blog/entry/237397/allcmt/

参院選に見る財界と政治の距離。
2007/07/19 22:45

参議院選挙まっただなかですが、経済記者からみると、過去3回の選挙とは違う点がひとつあります。これまで日本経団連が自民党比例区に擁立してきた「財界候補」が今回はいないことです。

財界候補を期待しているわけでではなく、むしろ財界候補を否定的に眺めていたので、候補不在のほうが健全だと思うのですが、候補を立てないことで改めて「財界の姿勢に無理があったのではないか」との感想を持ちました。

財界なんて興味がないかもしれませんが、政と財と微妙な関係を浮かび上がらせているので、少し書いてみたいと思います。



財界候補を送り込むことを辞めたのは、あの一件で恐らく経済界が白けてしまったからだと思います。

あの一件というのは、元伊藤忠商事常務の近藤剛氏が平成13年の参院選で当選したものの、経団連への了解を一切、得ずに当時の小泉純一郎首相の要請を受け、突然、15年11月に旧日本道路公団総裁に転身してしまったことです。

戦前に関東軍参謀を務め、戦後は伊藤忠商事会長となった瀬島龍三氏と、近藤氏の父親が軍隊で知り合いだったことから、近藤氏は伊藤忠商事に入社し、伊藤忠では政治経済研究所所長を経験し、常務まで昇格しています。

ただ、経営の中枢というわけではなく、エコノミスト的な役割が中心で、首脳陣が財界活動をする際のアドバイザー的な存在として活躍していました。

経団連が13年7月に行われた参議院議員選挙の比例区に自民党からの財界候補者を擁立する際、経営者やエコノミストらに打診したものの、だれもなり手がいなく、困り果てて、近藤氏に白羽の矢が立ちました。当時、「近藤氏?」というのが率直な感想でした。

財界から初めての候補は現在も参議院議員の加納時男氏(平成10年当選)でした。同氏は東京電力で副社長まで務め、環境問題のエキスパートです。地球温暖化防止京都会議の場に出席していた加納さんから出馬の意向を聞いたほどで、その方面では顔でもあったし、なによりも政治力のある東京電力と経団連がバックアップしたので当選できたのです。

ところが、近藤氏は知名度では劣るうえ、商社の伊藤忠商事の集票パワーは東京電力ほどありません。それでも、経団連の正副会長会社の首脳らがしゃかりきになって、炎天下の中、全国を駆け巡り、慣れない街頭演説をし、経団連職員も手弁当で選挙事務所に詰め、電話をかけまくって、なんとか当選させたのです。

ところが、そこまで苦労して獲得した議席にもかかわらず、小泉純一郎首相から、旧日本道路公団の総裁に大抜擢されるや、経団連に断わりもなく、飛びついてしまったのです。

しかも、そのとき、いずれどこかの大使に任命するからとの「密約」説が流れていたのですが、その通り、バーレーン大使に就任し、この5月にペルシャ湾のほぼ中央に位置し、聖書で言うエデンの園とも言われている島に着任してしまったのです。

4433名無しさん:2009/09/26(土) 16:20:53
>>4432

応援した企業にしてみれば、みもふたもありません。かき集めた経済界の16万票は結局、紙くずになってしまったのです。これでは、もう財界候補を止めようという気持が起きるのも無理からぬことです。



そもそも、経団連が財界候補を擁立したのは、自民党からの強い要請があったためです。

過去、経団連は自民党に対して100億円を超える政治献金を斡旋し、選挙となれば100億円とも200億円もの資金を融資してきたのです(これも経済界からの献金を迂回させて返済しているのです)。いわば二人三脚で自民党を支えてきたのです。

ところが、ゼネコン汚職による政治腐敗をきっかけに、この政治献金のあっせんを廃止。景気低迷とともに業界や企業による献金も先細ってしまったため、「カネを出せないなら、候補を立てて票を集めろ」と迫られたのです。

経済界は与党応援団になりがちです。税制や予算などで政策誘導に有利に働くからですが、そのために無理難題といえども、自民党に要求されれば無碍にできないものです。ですから政治素人を擁立して、馴れない選挙を戦うことも、やむを得なかったともいえるのです。

下野した自民党に冷たくしたところ、政権復帰したとたんに手痛いしっぺ返しを受けたこともあり、個別企業の政治献金の多くは自民党に偏っています。いま、経団連は与野党の政党評価制度を導入していますが、どうしても与党寄りの評価のように映ります。

しかし、政治と財界の距離を見直す時期にきているように思います。

言い換えれば、財界は長年の与党との馴れ合いの関係から脱却すべきではないでしょうか。どのような関係がよいのか、すぐに解答を見つけ出すのは難しいのかもしれませんが、財界と与党の距離をもう少し離して、財界と政治はもっと緊張感のある関係にすべきではないかと感じています。

4434名無しさん:2009/10/04(日) 13:59:24
http://203.139.202.230/07seiji/07yoya02.htm

8月2日付朝刊
 ▼2 敵失 弱点隠した批判風


 「郡部の反応は予想以上にいい。小泉政権から続く安倍政権の下で、不満はたまりにたまっている」

 参院選の選挙戦序盤から民主党の武内則男氏自身は、選挙カーを走らせる先々で政権批判のうねりを実感していた。問題は、その批判票をどこまで自らに引き付けられるのか―。

 メディアの世論調査がはじき出す支持率は、現職の自民党候補と「互角」から「やや優位」へ。しかし、陣営の誰もが半信半疑。票読みができない“風頼み”の戦いは投票当日まで続いた。

 【写真】国政初挑戦で自民党候補を破り、選挙戦を二人三脚で戦った広田参院議員と握手する武内氏=左(7月29日夜、高知市愛宕山の事務所)

 顔見えぬ候補
 一年前の七月。民主党県連は武内氏擁立を決めたが、主導した平野貞夫代表らには、武内氏でなければならない理由があった。

 表向き「市民統一戦線の構築」を掲げてみたものの「労組頼み」「風頼み」の体質は一年やそこらで変わらない。とすれば、二〇〇四年参院選で民主党が推薦して勝利した無所属の広田一氏を「共闘」の輪から絶対に外せない。その広田氏と厚い信頼関係を築いていたのが武内氏だった。

 ところが、武内氏が県内遊説を本格化させたのは統一地方選後の五月。高知市議として任期を全うしたいとの理由からだったが、五月時点で民主党が行った調査による知名度は「一割程度」。民主党の候補は誰か知っているかと十人に聞いて九人までが「知らない」と答える状況だった。

 「徐々に『民主の候補』として浸透する…」。陣営幹部はこう言うのが精いっぱい。同じ時期、二期十二年の活動実績がある自民党候補は「県内どこを回っても武内の支持者とぶつからん。相手の顔が見えん」と口にしている。

 県都で逆転
 転機は国会がつくり出した。民主党議員の追及で吹き始めた「年金不信」の追い風が、「顔の見えない民主党候補」への知名度と期待値を徐々に押し上げた。

 公示後。武内氏は街頭で「まじめに保険料を納めた国民を裏切った」と政府・与党を批判。格差問題でも「これ以上の地方切り捨ては許さない」と繰り返し、陣営は年金、格差を徹底的に争点化させた。全面支援を約束した広田氏もフル稼働。小沢一郎代表ら党幹部も次々とてこ入れに来援した。

 結果は、郡部での負けを高知市の勝ち分(約一万四千票)で上回る約一万二千票差の勝利。無党派層が厚い県都を制して民主党県連は国会議員不在を解消したが、一昨年の郵政解散・総選挙後の選挙違反事件で「壊滅状態」(平野代表)になった組織の再生へ道筋が見えたわけではない。

 一九九六年の結党以来、衆院選、参院選をそれぞれ四回ずつ戦いながら、立ち上げた市町村支部はなお皆無。武内氏が県連幹事長当時に目指した、連携可能な市町村議員のネットワーク化も頓挫している。

 自民へ民主へ、与党へ野党へ。振り子のように触れる民意。真の市民統一戦線が築けなければ風頼みからは抜け出せない。

4435名無しさん:2009/10/18(日) 00:33:11
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/gifu/TKY200706190364.html

〈各党に聞く:5〉社民
2007年06月18日

◆格差是正と平和に重点
市川 美彦氏 県連幹事長


 ――選挙戦を通じて何を訴えるのか。

 「格差をなくし、平和な社会を目指す。格差は健常者と障害者の間、都市と地方の間など様々な場面で広がっている。例えば障害者を見ると、障害者自立支援法が成立して福祉サービスに原則1割の負担を強いられるようになり、格差が広がってきた」

 ――岐阜選挙区(改選数2)に独自候補は擁立しない見通しだ。比例区への対応は。

 「新顔の戸田二郎氏(56)が、東海地区の重点候補。東海4県で45万票、県内で6万票以上の獲得を目指す」

 ――憲法改正の議論について、どう考えるか。

 「憲法の中身が古めかしいので変えようという議論がある。だが、今の平和憲法があったおかげで海外での武力行使に参加せず、例えばイラクに派遣した自衛隊員が殺されることはなかった」

 「憲法9条が改悪されれば、自分の子どもや孫が、いや応なく戦場に赴くことになる。『子どもや孫が徴兵されてもいいのか』と、選挙戦を通じてはっきり有権者に訴えていく」

 ――県内での活動は。

 「6月は県内を2巡して街頭演説をする。有権者への訴えは街頭が中心になる。ただ、公示後は17日間しかなく、県内をくまなく回るのはなかなか厳しいのが現状だ」

 ――県内で政治課題だと感じることは。

 「地方に権限が委譲されたが財源が十分でなく、自治体の財政力が弱い。例えば県内の約8割が森林だが、人工林が荒れてしまっている。農林業の担い手不足について対策が遅れている。小児科や産婦人科の医師が不足し、格差が生まれている。国と地方の役割分担から見直していかないといけない」

 ――社民党は党名変更以来、県内で独自候補を擁立していない。

 「選挙区に候補を立てられないのは、党の力量不足によるもの。参院選は国民に選択肢を示す非常に重要な場だが、組織の足腰が弱くて思うようにいかなかった」

 ――岐阜選挙区で、他候補への協力はするか。

 「政党間の選挙協力はしない方針。選挙区は自主投票になる」

 ――参院選の投票率は低下傾向にある。対策はあるか。

 「選挙制度が有権者に分かりにくいという問題がある。例えば、比例区は政党名だけでなく候補者名でも投票できる。衆参の比例区の仕組みを混同してしまう人もいる。選挙制度を分かりやすく知らせるのも、政治の責任だ」

4436名無しさん:2009/11/01(日) 00:03:52
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/gunma/TKY200706190674.html

自民群馬、参院比例で公明候補推薦 知事選支援の返礼か
2007年06月19日

 自民党の群馬県連は19日の県議団総会で、参院比例区に立候補する公明党の現職で、党県本部代表の加藤修一氏(59)を推薦することを決めた。7月22日投開票の同県知事選に立つ自民公認の新顔を公明が推薦したことへの、「返礼」の意味合いだ。比例区には自民からも同県関係者3氏が立候補する予定で、「票がなくなるのでは」と自民陣営を嘆かせている。

 知事選では、5選を目指す現職の小寺弘之知事に対し、前回まで推薦してきた自民が県人事案などをめぐって対立。自民は前県議会議長の大沢正明氏を擁立し、激戦が予想されている。公明は自民の強い要望を受け、今月14日に大沢氏の推薦を決めている。

 こうした中、自民側も加藤氏の推薦を決定。主導したのは党県連会長の笹川尭・衆院議員で、笹川氏は最近「衆院1〜5区を国会議員、県議のみなさんに割り当てて(加藤氏の応援を)お願いしたい」などと公言してきた。笹川氏は19日、国会内で記者団に「県連が自発的に決めた。知事選で公明党が全面的に応援してくれるからだ」と語った。

 参院比例区で3選を目指す公明の加藤氏は、前回6年前は党内では名簿最下位の当選だった。今回公明は、参院群馬選挙区(改選数1)で3選を目指す自民現職、山本一太氏の推薦はまだ決めていない。

 同県に縁がある比例区の自民陣営はあおりを受けそうだ。自民は04年参院群馬選挙区に出て落選した上野公成・前官房副長官(67)を昨年5月に、群馬1区を地盤とする尾身幸次財務相の長女朝子氏(46)を今年1月に公認。今月に入り、同県伊勢崎市に住んだことのある中山恭子首相補佐官(67)も立候補を表明し、3氏が県内の比例票を争う形になっている。

4438林家四平:2011/11/22(火) 00:45:01
今月は西岡武夫参議院議長急逝から、2007年改選の議員の繰り上げ当選と参議院議長選出がありました。

【繰り上げ当選】はたともこ

【参議院議長】平田健二

4439市川タコ蔵:2011/12/28(水) 19:22:19
さくらパパこと横峯悦郎参議院議員(民主党)が離党届を提出しました。
一身上の都合だとのことですが、あの方よく問題起こしていますね。再来年改選ですが、不出馬かと思われます。

4440三遊亭$楽:2012/01/06(金) 16:24:58
2007年改選組の大石尚子氏が亡くなりました。また繰り上げ当選ですか…。
今度は大石氏と同じ、衆議院からのくら替え組・玉置一弥氏でしたね。

4441名無しさん:2015/10/11(日) 15:57:29
http://www5c.biglobe.ne.jp/~can/gshp/syoukai/todajiro.htm
戸田二郎さん 紹介

今回は、「頑固に福祉、元気に介護」をスローガンに活躍されている「戸田二郎」さんを紹介します。

プロフィール

戸田二郎さん写真
1951 岐阜県羽島郡笠松町生まれ。生後3ヶ月でポリオを受症。
1966 障害者施設に入所。
1967 印刷会社に就職。
1976 戸田写植を創業。ほぼ同じ頃、障害当事者の団体(全国障害者解放運動連絡会議)結成に参加。以後、地元をはじめ全国的な障害者の権利確立運動に関わる。現在全障連全国副代表幹事。
1999 社民党福祉プロジェクト障害者政策小委員会委員長。社民党障害者議員連絡会事務局長。社民党岐阜県連合副代表。

http://www.asahi.com/senkyo2007/carta/C05004.html
比例区候補者 
戸田 二郎(56)
とだ じろう
社民 新 全国障害者解放運動連絡会議副代表・党岐阜県副代表・写植業▽岐阜県

4442名無しさん:2015/11/05(木) 22:29:29
http://www.tokyo-np.co.jp/hold/2007/saninsen07/all/CK2007071202031775.html
【参院選2007】
自、民は50音順 比例代表の名簿
2007年7月12日

 参院選比例代表で、各政党が公示日に中央選挙管理会に届け出る名簿の順位が十一日までに固まった。二〇〇一年参院選から非拘束名簿式が導入され、名簿順位は当落に関係なくなったものの、各党が提出した名簿の順位は投票所に掲示される名簿の順番と同じ。「名前を先頭に記載された候補が目立つので有利」との見方も。結局、自民党と民主党は五十音順、公明党、共産党、社民党は「勝たせたい有力候補」を先に並べ、対応が分かれた。
 自民、民主両党は現職、元職、新人を区別せず「あ行」から五十音順に並べた。自民党内では順位をくじ引きなどで決める案も浮上したが、公認候補の多数が五十音順を支持したため見送った。
 一方、公明、社民両党は有力候補を優先した上で、候補者ごとの重点地域に従い北から南に並べた。共産党は現職、元職、新人の順。国民新党は並べ方を決めるくじ引きを実施。新党日本は三人だが、五十音順とした。

4443名無しさん:2018/06/13(水) 19:57:57
父子は別人格とはいえそろそろ辞職もんちゃうか。

2018.6.13 12:07
保釈中に女児の体触る 強制わいせつ容疑で小川参院議員の長男逮捕 警視庁
https://www.sankei.com/affairs/news/180613/afr1806130009-n1.html

 小学生の女児の体を触るなどわいせつな行為をしたとして、警視庁捜査1課は強制わいせつ容疑で、東京都練馬区氷川台の職業不詳、小川遥資(ようすけ)被告(22)=別の強制わいせつ致傷罪などで公判中=を逮捕した。「私はやっていません」と容疑を否認している。周辺では先月、同様の被害が6件相次いでおり、同課が関連を調べている。

 小川容疑者は小川勝也参院議員の長男。昨年11月に別の女児に対する強制わいせつ容疑で、今年3月には女子中学生に対する強制わいせつ致傷容疑でそれぞれ逮捕、起訴され公判中だが、4月に保釈されていた。

 逮捕容疑は5月14日午後、帰宅途中の女児の胸をわしづかみにするなどしたとしている。付近の防犯カメラの画像などから、小川容疑者を特定したという。


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