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近現代史綜合スレ

865名無しさん:2016/07/31(日) 15:08:10
>>864

―『疾風の勇人』を描くにあたっては、どのような資料を読んだんですか?

大和田 宮澤喜一(大蔵官僚、大蔵大臣などを経て総理大臣に。タレントの宮澤エマの祖父)や大平正芳らの元秘書や番記者の書いた本ですね。辞任後、すぐに亡くなったので池田本人が書いた回顧録は出版されていないんですが、周辺者が書いた本が意外と残っていて。

―漫画の中の池田勇人像はその資料から作り上げたんですね。

大和田 資料を読んだらなんとなく人物像は浮かんで、そのまま描いた感じですね。キャラ作りに苦労をしたわけでも、僕なりの付け加えもほとんどしていません。顔つきをイケメンにしたくらいです。

―実際のお写真よりシュッとして、若い印象はありますね(笑)。

大田和 やっぱり今時はイケメンにしないといけませんから(笑)。そういう意味で影響を受けたのは、渡辺謙さんがドラマで演じた吉田茂です。ムチャクチャ、イケメンだったじゃないですか。似顔絵的なことを考えていたんですが、ドラマを見てこれでいいんだと。他にもスティーブン・スピルバーグ監督の映画『リンカーン』のダニエル・デイ=ルイスも実物よりイケメンでしょ?

―確かにそうですね!

大田和 他にも登場人物のほとんどは当時50歳くらいだけど、スーツをシングルで描くことで若々しい雰囲気を出す工夫をしていますね。

―ストーリーでは独自の解釈を盛り込んだり、推理的なことは入れているんですか?

大和田 オリジナリティは意外と入れてないんです。誇張はしていますけど、基本は〝池田勇人を中心として戦後史をなぞる〟展開をしています。史実通りになぞるだけでも、意外と知らない人が多いというか。

知らないから、戦後史はまだ陰謀論や〝実は○○だった〟などエンターテインメントの創作をしていいところまで到達していないというのはありますね。例えば、戦国時代であれば〝家康が影武者だった〟幕末であれば〝実は沖田総司が女だった〟などエンターテインメントとして成立しますよね。


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