したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

近現代史綜合スレ

423荷主研究者:2011/02/06(日) 13:28:50

http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&mode=0&classId=&blockId=9777959&newsMode=article
2011/01/23 10:12 福島民報
松川事件転覆列車の一部か、部品を発見  

 福島市松川町で昭和24年に起きた松川事件で、脱線転覆した列車の物とみられる鉄製の部品が22日までに見つかった。蒸気機関車の石炭を燃やす「火室」の一部とみられ、事件現場近くで地中に半分埋まった状態で発見された。事件発生から60年余。関係する物品は裁判の証拠品を含めて散逸し、ほとんど残っておらず、関係者は「事件を後世に伝えるための貴重な資料」と注目している。

■福大資料室公開を検討

 発見場所は列車が脱線転覆した現場の東側の線路付近で、昨年春ごろに通り掛かった人が見つけ、福島大の松川資料室に持ち込んだ。大きさは長さ約50センチ、幅約30センチ。JR関係者や蒸気機関車の元機関士に確認したところ、脱線した列車と同じタイプのC51形蒸気機関車の「火室」に使われた鉄製の部品で、灰を取り出す下ぶた部分とみられることが分かったという。

 切断された痕跡があり、事件後、横転した列車を現場から速やかに撤去するため、車両を持ち運びできる大きさに切断したとされる記録にも合致している。切断したものを運び出す際に何らかの理由で現場に残された可能性があるとみられる。

 部品の発見場所は昨年春より前には草木で覆われており、JR東日本が視界を確保するため、草木を伐採した後に見つかった。

 松川資料室の研究員で、事件に関する著書もある伊部正之福島大名誉教授は「発見の状況からみて脱線した列車の一部にほぼ間違いない。事件を後世に伝えるために意義ある資料だ」と話している。松川事件の裁判資料を保管している法政大大原社会問題研究所も「写真や文書以外に、事件を伝える物があるとは聞いたことがない」としている。

 伊部名誉教授や関係者は今後、部品の製造年など詳細な鑑定と分析を行うことや、一般公開を検討している。

 突然の発見に関係者も驚いている。県松川運動記念会の渡辺香津夫事務局長は「60年も過ぎた今になって見つかるとは…。事件が残した問題の大きさを感じさせる。大事に保存する必要がある」と強調。事件の元被告の阿部市次さん(88)=福島市在住=は「忘れてはならない事件。貴重な物が見つかって良かった」と語った。

※松川事件 昭和24年8月17日未明、福島市松川町の東北線金谷川−松川駅間で上り列車が脱線転覆し、機関士ら3人が死亡した。レール外しによる列車往来妨害事件で、当時の国鉄と東芝の労働組合員ら20人が逮捕され、福島地裁は25年に死刑5人を含め全員に有罪判決を下した。その後、全国的な支援運動が展開され、36年に仙台高裁での差し戻し審で被告全員に無罪が言い渡された。38年9月、最高裁で全員無罪が確定した。現在まで真犯人は不明。

【写真】脱線列車の一部とみられる鉄製の部品を手にする伊部名誉教授


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板