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近現代史綜合スレ

1076荷主研究者:2017/07/02(日) 11:35:58

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201706/CK2017061702000147.html
2017年6月17日 東京新聞
陸軍板橋火薬製造所跡 近代産業遺産「高い価値」

現存する国内最古の射撃場跡。燃焼実験室(奥の建物)から弾道管が延びる=板橋区で

 16日に国の文化審議会が史跡に指定するよう答申した陸軍板橋火薬製造所跡(板橋区加賀1)には、現存する国内最古の火薬研究所と射撃場の跡があり、近代の産業遺産として価値が認められた。区は製造所跡を、史跡公園として整備。東京五輪・パラリンピックがある2020年に一部オープンし、23年に全面開業する。 (増井のぞみ)

 特に貴重とされる射撃場は一八七七(明治十)年にできた。小銃などの弾の速さを計測する弾道管が火薬の燃焼実験室から延び、五十メートルあったうち三十メートルが今も残る。現在は区立加賀公園として使われている場所の築山には、射撃場から弾を撃ち込んだレンガ積みの標的がある。

 また、敷地の一部は戦後の一時期、理化学研究所(理研)板橋分所として使われた。共にノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹や朝永(ともなが)振一郎が研究室を構えた、一部レンガ造りの物理試験室が建つ。

 史跡公園は面積約一万三千平方メートル。区は本年度中に、跡地を所有者から購入。二〇二〇年、旧理研分所に湯川や朝永の研究室を再現し、区の産業史を学べる博物館を開館する。二三年には射撃場を復元するなどする。

レンガの壁が残る旧理化学研究所板橋分所の物理試験室

 いたばし観光ボランティアの辺見美代治さん(72)は「地元の小学生の郷土学習にも役立てられる」と期待する。区教育委員会の吉田政博学芸員は「火薬製造所跡は軍事研究の先駆けとなった場所で、欧米の最先端の技術を導入した日本の近代工業発祥の地。東京五輪に向け、国内外から多くの人が訪れる場所にしたい」と意気込んだ。

<陸軍板橋火薬製造所跡> 明治政府が国内で初めて建設した火薬工場。加賀藩前田家下屋敷跡に1876年に開所し、1945年8月の終戦まで稼働した。明治から昭和にかけての火薬の研究、実験、製造、貯蔵など一連の工程を示す遺構がそろっている。1903年に設けられた火薬研究所は日本初の近代的な理工学系研究所とされる。


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