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近現代史綜合スレ

1069とはずがたり:2017/01/31(火) 19:10:41
<ナチス医学>20万人以上障害者が安楽死、調査へ
毎日新聞社 2017年1月31日 13時49分 (2017年1月31日 18時12分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170131/Mainichi_20170131k0000e030250000c.html

 ◇ドイツの研究機関、「負の歴史」に向き合う

 ナチス政権下で20万人以上の障害者が強制的に安楽死させられた事件を巡り、ドイツを代表する研究機関・マックスプランク研究所が近く、犠牲者の生涯や脳などの人体標本の行方について、外部研究者による委員会を設けて実態調査を始めることが分かった。同研究所は犠牲者の人体標本を使って医学研究を進めた経緯があり、戦争犯罪に加担した「負の歴史」に向き合う取り組みだ。【千葉紀和】

 ナチス政権はホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の前に、「民族衛生」を名目に障害者をガス室などで殺害した。「T4作戦」と呼ばれ、殺された人々の脳などは、マックスプランク研究所の前身のカイザー・ウィルヘルム協会に送られ、医学研究に利用された。

 こうした標本の存在はかつて問題化し、同研究所は1990年に約10万点を国内の墓地に埋葬。ドイツ精神医学会は2010年に障害者安楽死に関与したことを認めて謝罪した。しかし、一昨年に安楽死の犠牲者とみられる組織標本が同研究所にまだ残っていることが判明。また、脳標本の一部は他機関の医学者らに研究材料として提供されたとみられ、標本の行方の全容は分かっていない。

 このため、米国やオーストリアの歴史家ら4人を中心に3年間で、同研究所に残る資料や散在した標本の状況を調査。非倫理的に集められた標本がどう取り扱われたかを探るほか、犠牲者の特定も試みるという。同研究所のハインツ・ベッスレ名誉教授は「犠牲者は忘れられるべきでなく、彼らの人生を再構築することで人間としての尊厳を回復したい」と話す。

 戦時中は日本の医学者も731部隊などに参加し、中国などで細菌や毒物を使う非倫理的な人体実験を試み、戦後にその成果や関連研究で医学論文を書いたことが判明している。「戦争と医の倫理」の検証を進める会世話人の吉中丈志・京都民医連中央病院院長は「日本も調査を進めるべきだ」と指摘する。

 ◇T4作戦

 優生思想に基づく独ナチス政権の障害者安楽死政策。知的障害者や精神障害者のほか、遺伝性の視覚障害者らの一部も対象となった。公式には1939?41年に実施され、犠牲者は約7万人だが、実際はその後も続き、少なくとも20万人が殺害されたとされる。名称は作戦本部があったベルリンのティーアガルテン通り4番地に由来する。


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