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合成樹脂スレッド

31荷主研究者:2004/08/16(月) 01:39

【東ソー:ペースト塩ビ、顆粒化設備を建設】2004年6月23日 化学工業日報 3面
東ソー ペースト塩ビ 顆粒化設備を建設 南陽で年末めど 輸送、作業性 改善へ

東ソーは、ペースト塩ビの顆粒化設備を建設する。現状の粉状樹脂の粒径を大型化し顆粒状とするもので、ローリー輸送の実現など物流と作業性改善の両面で需要化がメリットを享受できる。南陽事業所(山口県周南市)で年末完成の予定で工事を進める。特殊塩ビ樹脂の一種であるペースト塩ビのサービス対応を強化することで、コア事業と位置付けるビニル・チェーンの拡大につなげていく戦略だ。

東ソーは、汎用塩ビ樹脂についてはグループ企業の大洋塩ビや海外拠点で事業を推進している一方、ペースト塩ビに関しては自社で直接事業化している。南陽に年2万8千トン能力の設備を保有。ビニル・チェーンの一翼を担うとともに、特殊樹脂として高付加価値化展開も志向している。

そのペースト塩ビ業界では、壁紙などの大口需要家を中心として、物流や作業性の改善に対する要求が高まっている。東ソーでは、これまで粉状だった樹脂を顆粒型とすることで、こうした問題に対応することにした。粒径を大きくすることで、従来の紙袋やフレキシブルコンテナからローリーでの輸送への転換を実現。ユーザーのサイロへの空気での直接圧送なども図れることから、工程やコストの削減が期待できる。さらには、工程自動化によって粉飛散の問題を解消し、現場環境や作業性の改善にもつながる。

南陽に顆粒化設備を新たに設置する予定で、今年中にも顆粒での出荷を始める。ロットの大きさや受け入れサイロの問題などから当面は一部の需要家への出荷にとどまるが、同社では先行き全需要の半分程度は顆粒になるとみている。このため顆粒化能力は、年2万8千トンの樹脂生産能力のうち半分程度に対応できるものとする。

国内のペースト塩ビメーカーは、東ソーのほか、鐘淵化学工業、新第一塩ビ、ヴイテックの4社。このうち東ソーは、鐘淵化学、新第一塩ビに続く三番手で、上位2社はすでに顆粒化対応を図っている。これに続いて顆粒での供給を図り、先行メーカーを追撃していく考え。


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