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食品産業総合スレッド

93とはずがたり(3/3):2004/09/14(火) 23:30

 宅配先が関東、中部、関西地方の場合、12パック(計18リットル)が送料込みで1800円。1リットルあたり100円は、スーパーなどの他社品より割高だ。

 それでも、仕事や子育てでゆっくり買い物のできない世帯などの需要をつかんだ。売上高は、同社推定の宅配市場規模の約1割、6億円(02年)まで増えた。

 2000年問題対策を機に、オフィスからの宅配需要も高まった。国内外の11銘柄をそろえる事務用品宅配大手のアスクル(本社・東京)によると、2リットルボトル12本をまとめて届ける点が、庶務担当の女性らに好評という。

■英並み需要を予測

 清涼飲料水の02年の国内市場規模は3兆3千億円(全国清涼飲料工業会調べ)で、前年比では微減だ。品種別では、最も多いコーヒー飲料(約9千億円)は8%増だが、3位の炭酸飲料(約5300億円)が8%も減っている。これに対し、ミネラルウオーターは国産・輸入とも14%伸びて計約1100億円。10年前の約3倍に成長している。

 消費者が健康志向から甘い飲料を敬遠し、相対的に「水」需要が増すという構図だ。

 また、日本のミネラルウオーターの国民1人あたりの年間消費量が11リットルなのに対し、欧州でも比較的水道水をよく飲む英国は29リットル(グラフ右中)。国内の飲料メーカーは「需要は英国並みまで伸び、市場も10年後には2千億円規模になる」とみて、「水」に力を入れているのだ。

 様々な材料を混ぜるために工程が複雑なお茶など、他の飲料に比べ、「水、充填機、殺・除菌と包装の設備があれば作れる」(大手)ので、新規参入もしやすい。02年の銘柄数(林野庁調べ)は367で、10年前の2.6倍だ。しかも原料の水は「社有地で井戸を掘れば、電気代と管理費だけですみ、タダみたいなもの」と収益性も魅力だ。

 ただ競争激化で、店頭価格(2リットル)は、10年前の200円前後が普通だったが、現在は、その半分以下の値段で売られることもある。

 市場調査会社、矢野経済研究所の太田実研究員は「消費者にとっての『適正価格』に近づいているのではないか。各社も、従来のような利幅はないととらえており、他の飲料も含めた総合力での争いになるだろう」と分析する。

 参考情報 水質に自信のある公共水道の事業者も、ボトル入りで水を売り始めている。富山市の上下水道局はこの6月、水道水の0.5リットルボトル24本を3150円で通信販売し始めた。県外からの注文が9割で、「人気が続けば増産の可能性もある」としている。


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