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食品産業総合スレッド

763チバQ:2010/02/08(月) 22:04:01
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100208/bsc1002082108014-n1.htm
サントリー、成長戦略の見直し急務 非上場・単独でどう太刀打ち? (1/2ページ)2010.2.8 21:05

会見に応じる佐治信忠・サントリーHD社長=8日午後、東京・台場(緑川真実撮影)【拡大】
 キリンホールディングス(HD)とサントリーホールディングスの経営統合交渉打ち切りは、上場会社と非上場のオーナー会社が統合することの難しさを浮き彫りにした。統合断念により、サントリーは海外市場の開拓など将来的な成長戦略の練り直しを迫られることになる。

 「当然、(創業家に)発言力はある。サイレントマジョリティー(静かな多数派)でいてほしいか、経営のためにいざとなれば口を出すか、そういう考え方の違いはあった」

 サントリーHDの佐治信忠社長は8日夕、東京・台場の世界本部で記者団にこう語った。

 交渉で最大の焦点となったのが、新会社でサントリー創業一族の影響力をどこまで認めるかだった。

 創業一族の資産管理会社である寿不動産(大阪市北区)。賃貸マンション事業やサントリーグループ各社向けの保険代理業を営み、従業員数は10人に満たない会社だが、連結売上高1兆5千億円を超える巨大企業であるサントリーHD株の約89%を握り、持ち株会社としての機能も果たす。

 寿不動産の2008年12月期決算は売上高にあたる営業収益が約8億5200万円なのに対し、保有するサントリーHD株の配当金受け取りで、経常利益はその約4倍の約35億1700万円に上った。

 明治32年の創業以来、非上場を貫くサントリーは創業一族の鳥井、佐治両家によるオーナー会社の色彩が濃い。両家は4代連続で社長を出し、現在の佐治信忠社長は、サントリーの“中興の祖”と呼ばれ、大阪商工会議所会頭も務めた故・佐治敬三氏の長男だ。寿不動産でも、取締役8人のうち6人が創業一族が占める。

 創業者の故・鳥井信治郎氏がよく口にした「やってみなはれ」精神に代表される挑戦的な企業風土を持ち、再参入から46年目の08年12月期に初めてビール事業の黒字化を果たしたように、非上場ゆえの長期的な視点が、ある種の強みだった。

 社会貢献やメセナ(企業の芸術支援)など文化的な活動でもサントリーの評価は高い。

 一方で、連結売上高の9割以上を占める酒類・食品事業では、少子高齢化の進む国内で大きな成長は見込めない。新興国など海外に打って出るためにも、キリンとの「勝ち組連合」結成は大きな布石となるはずだった。サントリーは昨年11月に仏大手飲料メーカー、オランジーナを3千億円超で買収したが、グローバル化が進む中、欧米の強豪メーカーを相手に、従来の企業統治を維持したまま、単独でどこまで太刀打ちできるのか不透明だ。

 有沢正一・岩井証券イワイ・リサーチセンター長は「キリンもサントリーも業績好調で、別に切羽詰まっているわけではない。何かを犠牲にしてまで統合に踏み切れなかったのでは」と指摘。その上で、「(キリンとの統合断念は)サントリーが『ずっと単独路線で行きます』という宣言ではない」と、新たな再編を予測した。


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