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食品産業総合スレッド

737荷主研究者:2010/01/24(日) 18:37:23

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002650287.shtml
2010/01/18 17:22 神戸新聞
原料の廃棄物回収苦戦 リサイクル飼料の製造会社 

エコフィードの製造工場。手前は完成したエコフィード=加西市網引町、エコフィード循環事業協同組合

 食品残さを加工した家畜用リサイクル飼料「エコフィード」の製造業者が、原料となる食品廃棄物の回収に苦戦している。回収は有料だが、より安い自治体の焼却処理施設に集まっているのが主な要因。業者は回収料で製造コストを賄っているため安くできないのが実情で、“官民の価格差”がエコフィードの普及を阻んでいるかっこうだ。(井垣和子)

 農林水産省によると、日本の食品産業から出る食品廃棄物は年間約1100万トン。再生利用されているのは約670万トンで、うち35%がエコフィードに利用されている。

 兵庫県内ではエコフィードの製造施設は2008年度で18カ所あり、06年度より7カ所増えたが、リサイクルは進んでいないとみられる。

 加西市にあるエコフィード循環事業協同組合の施設では、稼働率が1割ほど。金澤孝理事長は「食品残さが集まらない。不況で、経費のかかるリサイクル処理を選ぶ事業者が増えない」と話す。

 リサイクル肥料製造会社のハリマ産業エコテック(姫路市)でもエコフィードを製造しているが、本格的な設備増強は見送っている。輸入飼料との価格競争で販売価格も引き上げにくく、現状では採算性が厳しいからだ。営業課長の志水英行さんは「採算を合わせるには、自治体の焼却処理料の数倍をもらわないと無理」と頭を抱える。

 全国の36社が集まる全国食品リサイクル登録再生利用事業者事務連絡会の高橋巧一常任理事は「エコフィードの製造施設は投資も大きいため、8割の事業が赤字に陥っている」と話す。

 エコフィードに詳しい東京農業大学国際食料情報学部の牛久保明邦教授は「食品リサイクルを推進するには、リサイクル業者や食品業者への経済的支援が必要だ」と指摘している。


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