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食品産業総合スレッド

720チバQ:2010/01/01(金) 15:14:14
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091228/biz0912281202003-n1.htm
【業界展望2010】“王者”アサヒは動くのか 最強連合誕生で正念場 (1/3ページ)
2009.12.28 12:00
 “王者アサヒビールは動くのか。キリンホールディングスとサントリーホールディングスの経営統合が正式合意へと着々と進行する中、2001年からビール類シェアトップを死守してきたアサヒの動向に注目が集まっている。キリン・サントリー連合はビール類シェアが5割を超え、売上高ではアサヒの2・5倍に上り、圧倒的な規模格差が生まれる。規模のメリットによりコスト競争力も高まる。同業との再編を否定するアサヒだが、合従連衡による規模拡大は不可避だ。


本気の経営戦略構想

 「アサヒは本気だ」。

 今年12月1日にアサヒが発表した2010年〜15年までの6年間の長期経営構想を聞いた同業他社の幹部は、こうつぶやいた。

 構想では、海外食品メーカーに対する積極的なM&A(企業の合併・買収)により、弱点だった海外事業を強化。15年12月期の連結売上高を09年年12月期に比べて約3〜7割増の2兆〜2兆5000億円に拡大し、世界の食品メーカーでトップ10入りを目指すことを打ち出した。

 「グローバルトップ10には資本・業務提携が必要だ」

 同日の記者会見でアサヒの荻田伍社長はこう宣言した。

 これまで、どちらかというと再編に消極的な発言が目立った荻原社長が明確にM&Aの積極姿勢を口にした背景には、「競争激化の中で、アサヒグループが沈没する可能性もある」(荻田社長)との強い危機感がある。


スーパードライ依存症

 アサヒは主力ブランド「スーパードライ」のヒットをテコに08年まで8年連続で国内ビール類でシェアトップを走ってきた。だが、その国内市場も高齢化や若者のビール離れなどが響いて94年をピークに市場が14年連続で縮小し、国内市場の成長には期待できない。

 しかも、アサヒは国内のスーパードライに過度に依存してきたことから連結売上高に占める海外比率は09年末で約5%にとどまる。キリンの26%、サントリーの21%に比べ大きく見劣りする。

 アサヒの09年12月期の連結売上高は約1兆5000億円超と、国内食品メーカーで3位、世界で13位に位置する。これに対し、キリン・サントリー連合の統合新会社は売上高3兆8000億円超に達し、世界5位に躍進し、アサヒは大きく引き離される。

 原料の共同調達や物流の共通化、生産の相互補完などが進めば、コスト競争力も飛躍的に高まる。広告宣伝でも巨大な資金力は大きな脅威だ。

 巨大連合に対抗するため、アサヒは国内生産体制の合理化などを加速し、3000億〜4000億円のM&A原資を生み出し、アジアなど成長市場で食品会社の買収を矢継ぎ早に進める方針だ。


止まらぬM&A攻勢

 しかし、対するキリン・サントリーは一歩も二歩も先を行く。統合を前にしても、海外でのM&A攻勢を緩めるどころか、両社が競うようにむしろ加速している。

 キリンは、今年5月末にフィリピンのビール大手サンミゲルに48%超出資したほか、10月には豪ビール大手ライオンネイサンの完全子会社化に踏み切った。

 サントリーも今年2月にニュージーランド飲料大手のフルコアを傘下に収めたの続き、今年11月には過去最大の3000億円超を投じて仏飲料大手のオランジーナを買収している。

 統合をにらんだ合理化も急ピッチだ。キリンは、ビール類を生産する栃木工場(栃木県高根沢町)と北陸工場(石川県白山市)の2工場を来年内に閉鎖するを決めた。

 両社は「世界の食品会社との厳しい競争の中で勝ち残るには、国内での圧倒的なシェアとコスト競争力、海外で競争できるだけの企業規模が必要」(サントリーの佐治信忠社長)との意識を共有している。

 キリン・サントリーの最強連合が国内でさらに強固な収益基盤を築き、海外市場でM&Aを通じて積極的な攻勢に出る中、アサヒがグローバル競争に勝ち残っていくには、躊躇している時間はない。


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