したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

食品産業総合スレッド

703荷主研究者:2009/11/29(日) 21:59:19

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200911260009a.nwc
2009/11/26 Fuji Sankei Business i.
キリン、家庭用ハイボール缶投入 消費刺激、サントリーに「挑戦」

2010年2月に発売する「世界のハイボール」。低アルコール飲料市場の活性化を目指す=25日、東京都千代田区の東京商工会議所

 キリンビールは25日、ウイスキーなどの蒸留酒を炭酸で割った「ハイボール」の缶商品「世界のハイボール」2種類を2010年2月10日から発売すると発表した。

 ハイボールはサントリーの「角ハイボール」が火付け役となり、飲食店などを中心に人気が高まっている。キリンは家庭用での需要も見込めると判断した。実勢価格は350ミリリットル入り缶で148円前後の見込み。20〜50代の男女向けに売り込み、年間110万ケース(1ケース=250ミリリットル×24本)の販売を目指す。

 新商品は、ベース酒にくせの少ない海外の樽(たる)熟酒を使うことで、従来にない飲みやすさを実現したのが特徴。「樽熟ウイスキーソーダ」(アルコール度数7%)は、米国産のバーボンにウオツカを配合してコクを引き出した。「樽熟シェリーソーダ」(同6%)は、スペインのシェリー酒にウオツカとなどを加え、香りを高めたという。

 ハイボールは、サントリーがテレビCMを中心にウイスキーの炭酸割「角ハイボール」の販促活動を展開したことで人気が急上昇。角ハイボールの取り扱い飲食店数は6万店となり、前年から4倍になる見通し。サントリーはさらに今年10月、家庭用向けに「角ハイボール350ミリリットル缶」を発売。11月には年内の販売目標を当初計画比1・8倍の25万ケース(同)に上方修正するヒット商品となった。

                   ◇
【予報図】

 ■ビール代替、市場拡大目指す

 経営統合交渉を進めているキリンとサントリーが、「ハイボール」分野で激突するのは「互いに消費者を刺激続けないと、アルコール類の全市場が一段と縮小する」(佐藤章・キリンマーケティング部長)との危機感からだ。国内アルコール飲料の総市場は、2008年までに7年連続で縮小。少子高齢化が影響しているためで、ビール類については14年連続でマイナスとなっている。

 その中にあってハイボールなどのアルコール度数6%程度の低アルコール飲料は、飲みやすさから若者の支持を得て、唯一成長している。サントリーによると、09年の同市場は前年比5%増の1億400万ケース(1ケース=250ミリリットル×24本)と2年連続で伸びるという。10年も4%程度の成長を予測する。しかし、若者のアルコール離れが進む中で、手をこまねいていればこの市場もマイナスとなりかねない。

 このため、本来なら統合前に重複した商品の投入は避けたいところだが、キリンはサントリーにあえて“挑戦状”をつきつけ、市場の活性化を目指す。

 キリンの販売目標は、ヒットの目安と言われる200万ケースを下回る控えめな設定だ。しかし「こうした挑戦でビール類の落ち込みを一定量カバーできる」(佐藤部長)とみる。ビールに期待できないなか、新たな酒類を開拓する動きが広がりそうだ。(今井裕治)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板