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食品産業総合スレッド
608
:
荷主研究者
:2009/06/14(日) 16:49:03
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/agriculture/162875_all.html
2009年05/03 06:45 北海道新聞
ホクレン、生乳販売量過去最高に 昨年度379万トン チーズ用17%増
ホクレンの昨年度の生乳販売量が前年度比2%増の三百七十九万トンとなり、過去最高になったことが二日、分かった。チーズ向けの販売増が主要因で、生産過剰で生乳を廃棄せざるを得なかった二〇〇六年三月以降、大手乳業メーカーにチーズ増産を働きかけ、需要開拓を図ってきた成果が実った形だ。スイーツブームによる生クリームの需要増も販売増に直結した。
ホクレンは全道の酪農家が生産する生乳の約97%を集荷し、全国の乳業メーカーなどに販売している。
昨年度の販売量の内訳は、チーズ向けが前年度比17%増の四十三万トン、生クリーム向けが同9%増の九十九万トンで、ともに過去最高だった。牛乳などの飲用向けは同2%増の八十三万トン、バターや脱脂粉乳用の加工向けは同5%減の百五十三万トン。
チーズ向けの販売が大きく伸びたのは、雪印乳業と森永乳業が根室管内に、明治乳業が十勝管内に、それぞれチーズ工場を建設し、昨年度から本格生産が始まったため。生クリーム向けも、デザートやアイスクリーム用の需要開拓が実り、十五年前と比べて四倍の販売量を達成した。飲用向けも猛暑で本州の生産量が鈍った夏場を中心に、道外からの注文が伸びた。
飼料高騰による酪農家の経営難が続いたため、ホクレンは三月に生乳の平均価格を約7%値上げして一キロ八十円台としたが、三月の全販売量は前年度比1%増の計三十二万トンとなり、影響が最小限にとどまったことも、販売増の一因となった。
ホクレンは本年度も乳業大手のチーズ工場への販売をさらに増やしたい考えで、販売目標を前年度比3%増の約三百九十万トンとした。ホクレン酪農部は「牛乳や乳製品の消費拡大に向けたPRに積極的に取り組み、増産を望む酪農家の期待に応えていきたい」としている。
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