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食品産業総合スレッド
2184
:
荷主研究者
:2020/09/05(土) 14:54:26
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/447824?rct=n_hokkaido
2020年08/06 05:00 北海道新聞
全道から原料、狙い一致 ホクレンとカルビー包括連携
ホクレンの「よくねたいも」のキタアカリを使った新商品のポテトチップス
ホクレンと菓子製造大手カルビーが締結した包括連携協定は、6月下旬にホクレン会長に就任した篠原末治氏のカラーがにじむ内容となった。十勝管内士幌町の同町農協でカルビーとの連携事業を手がけた経験もあり、5日の記者会見で「ジャガイモを作ればカルビーとの提携で安定生産できる」と強調した。(2面参照)
カルビーは2016年の台風で原料調達ができず、一部商品の販売休止に追い込まれた経験から、主産地の十勝地方に限らず全道各地から調達したい考え。一方のホクレン側は、市場価格が天候などにより左右されやすい生鮮用だけでなく、加工用を増やせば価格が安定するメリットがある。
篠原会長は士幌町農協の専務理事を務めていた16年、同農協がカルビーの菓子「じゃがりこ」の製造工場を建設し、同社に販売する事業に携わった。全国にあるカルビーの全工場を視察して計画を詰めた思い出深い仕事でもあり、全道の農家経営を支える立場となった今、自らの経験を生かして事業を軌道に乗せたいところだ。
道内の農家は高齢化や労働力不足で生産基盤が弱くなっており、農産物をつくり続けてもらうための環境づくりが急務となっている。新型コロナウイルス感染拡大で市場の先行きも見通せない中、農産物の付加価値を高め、販路を確保することで農家経営を安定させる難しいかじ取りが続きそうだ。(生田憲)
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