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食品産業総合スレッド

2176荷主研究者:2020/07/28(火) 22:29:28

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/433244?rct=n_hokkaido
2020年06/23 05:00 北海道新聞
明治根室工場が今月で閉鎖 60年超の歴史 練乳やクリーム製造

今月末で閉鎖される明治根室工場

 【根室】乳業大手の明治(東京)が今月末で根室工場(厚床)を閉鎖する。操業開始以来、市内を中心に近隣の酪農家から生乳を受け入れてきたが、生産設備の老朽化から60年以上の歴史に幕を下ろすことになった。「明治グループ発祥の地」の一つとされる根室からの撤退に、関係者から惜しむ声が上がる。

 根室工場は1957年に操業を開始し、練乳やクリーム、濃縮乳を製造。道東あさひ農協根室支所によると、2019年度は市内で生産された生乳約5万1千トンの約4割を受け入れた。暴風雪による幹線道路閉鎖時には一時的に全量を受け入れたこともある。

 生産設備の老朽化が閉鎖の理由。明治は18年2月、市に20年6月末で閉鎖する方針を伝えていた。従業員24人のうち正社員は配置転換で対応し、有期雇用の従業員は契約に基づき対応する。工場は撤去し、土地は売却する予定。練乳製造は7月から十勝管内芽室町の十勝工場に移される。

 同支所によると、閉鎖による離農はなく、根室工場で受け入れていた生乳はタカナシ乳業北海道工場(浜中町)に供給されるという。同支所は今春、生乳集荷用車両をこれまでの4台から5台に増やし、集荷時間に遅れが出ないようにした。増車による輸送コストの増加は「農協の経費を圧縮することで対応し、酪農家の負担を抑制する」(担当者)考えだ。

 明治と根室との関わりは古い。市によると、旧明治乳業の前身、北海道練乳会社が1921年(大正10年)に開拓使根室牧畜場(現在の明治公園)を買い上げたのが始まり。2007年には市内の社有地計467ヘクタールを野鳥保護区とする協定を日本野鳥の会(東京)と結んだ。明治は「工場は閉鎖するが、環境への取り組みを通じて根室市の発展に貢献したい」(広報担当)とする。

 根室工場は厚床地区との関わりも深かった。厚床連合町会の会長で、工場OBの岩間公博さん(76)によると、毎年9月の厚床蒼前(そうぜん)神社の祭りでは社員がみこしを担ぐなど地域行事に協力してきた。

 岩間さんが入社した63年には工場に社員が100人近くいて、地域の活気を生み出していたという。岩間さんは「寂しいの一言。退職後も工場の近くを散歩するたびに懐かしく思っていた。取り壊されてしまうと、もっと寂しくなるだろう」と話した。(村上辰徳)


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