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食品産業総合スレッド

1497荷主研究者:2015/05/16(土) 18:35:53

http://www.sankeibiz.jp/econome/news/150502/ecd1505021708001-n1.htm
2015.5.2 17:08 Fuji Sankei Business i.
止まらない“缶コーヒー離れ” JT、ネスレが事業撤退に踏み切った理由

「コーヒー戦争」激化! 生き残る会社、沈没する会社

 ■日本コカ・コーラがセブンPB商品発売

 コンビニエンスストア大手に一気に広がったいれたてコーヒーの販売を引き金に、繰り広げられる「コーヒー戦争」が、「第二幕」に突入した。コンビニによる攻勢の煽りで苦戦する缶コーヒー市場をめぐっては、事業撤退が相次ぐ。日本たばこ産業(JT)が今年9月末をめどに、缶コーヒー「ルーツ」を含む清涼飲料事業から撤退し、ネスレ日本も缶コーヒー事業を3月に打ち切った。

 一方、最大手で「ジョージア」ブランドを展開する日本コカ・コーラグループは、セブン&アイ・ホールディングスと共同企画した缶コーヒーを4月21日、全国のセブンイレブン、イトーヨーカドーなどで発売した。

 商品に「ジョージア」とセブン&アイのPB(プライベートブランド=自主企画)商品「セブンプレミアム」の両ブランドを併記する苦肉の策とはいえ、実質的にセブン&アイのPB商品であり、「PB商品は作らない」と豪語してきた日本コカ・コーラにとっては180度の方向転換に違いない。

 いれたてコーヒーで「缶コーヒー離れ」のきっかけを作った張本人、セブン&アイの「棚」を借りてシェア拡大を図る姿は、縮む市場を前にプライドをかなぐり捨て、名より実をとった日本コカ・コーラの割り切りがうかがえる。

 缶コーヒー市場は縮小基調にあるうえに、市場参加社も多く、優勝劣敗の構図が鮮明だ。コンビニのいれたてコーヒーは、大手5社の販売計画で14年度が13億杯と前年度から倍増が見込まれる。この勢いの差は、缶コーヒー市場で下位に位置する事業社に厳しい選択を迫る。

 ■JT、ネスレ日本が事業撤退した理由

 JTの飲料事業の撤退がそれを物語った。「売却は譲渡先との間に相乗効果があることが重要だが、残念ながら見出せなかった」(大久保憲朗副社長)と事業売却の道を閉ざされたJTは、事業撤退を選択するよりなかった。

 ネスレ日本の場合は撤退の理由が明確で、コンビニの店舗がこれだけ増えれば自動販売機の販路は細り、「缶コーヒーは数年前に重要な事業ポートフォリオから外していた」(高岡浩三社長兼CEO)と缶コーヒー事業に見切りを付けた。

 自販機の販路で提携していた大塚製薬のグループ会社が、「ワンダ」のアサヒ飲料に鞍替えしたこともあり、ネスレ日本は撤退に踏み切った。替わって、オフィスに無料で設置する専用マシンでコーヒーパックを販売する「ネスカフェ アンバサダー」に注力する。

 JT、ネスレ日本も缶コーヒー市場でのシェアは下位であり、厳しさを増す一方の競争に撤退を決断するよりなかった。半面、缶コーヒーの自販機による販路はコンビニに押されているとはいえ、存在感はまだ大きい。

 このため、飲料事業の撤退とは切り離し、継続する方向にあったJTの自販機運営事業は全国に約26万5000台を抱える魅力は捨てがたく、飲料子会社が上位に位置するビール大手三社が買収に名乗りを上げた。

 一方、レギュラー・即席コーヒーの分野も風雲急を告げる。味の素は、米企業との合弁会社で、「ブレンディ」ブランドで認知度の高い味の素ゼネラルフーズ(AGF)を4月中に完全子会社とし、即席コーヒートップのネスレ日本を追撃する。

 家庭用、オフィス向けに入り込んだコーヒー抽出マシンも、UCC上島珈琲が新たに家庭用、ネスレ日本が外食産業向けの新型機をそれぞれ投入する。

 コーヒーチェーン店に加え、コンビニ、ファストフードチェーンによる“領空侵犯”も受け、缶コーヒー、即席コーヒーの市場はそれぞれジリ貧なだけに、「コーヒー戦争」の第二幕を迎え、各社はあの手この手で生き残り策を模索し出した。

 (経済ジャーナリスト 水月仁史=文)(PRESIDENT Online)


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